閉じる

自動翻訳(Machine-translated)

Language

閉じる

ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年7月 > 株式会社四国の右下木の会社との事業連携協定の締結

株式会社四国の右下木の会社との事業連携協定の締結

ページID:80260

ここから本文です。

記者資料提供(2025年7月8日)
環境局自然環境課

神戸市と株式会社四国の右下木の会社は、相互に連携・協力し、森林管理及び森林資源の活用、都市部における樹木の管理及び活用などにより、循環型森林資源の利用について、連携して取組みを推進することを目的に、事業連携協定の締結式を行いました。

協定締結式

協定締結日

2025年7月7日(月曜)

協定締結先

株式会社四国の右下木の会社

代表取締役 吉田基晴

協定内容

1.森林資源の管理及び循環的活用に関すること

  ア.里山等の森林資源の管理・活用に関すること
  イ.都市部(公園・街路樹等)における樹木資源の活用に関すること

2.森林資源を活用した新たな里山経済モデル・地域づくりモデルの検討に関すること
3.広葉樹林の機能の炭素吸収や生物多様性の評価方法に関すること
4.前3号にかかる知見・技術の共有、人材育成及び広報に関すること
5.その他、本協定の目的を実現するために必要なこと

具体的な取り組み

  • 市職員や里山で森林管理に携わるボランティアなどの作業者に、樵木林業の伐採方法や森林管理の技術的な支援や研修等を行う。
  • 市内産食材を市内産木材の薪や炭で調理する「食」と「エネルギー」の地産地消に関するモデル構築を行い、地域産業の活性化を目指す。
  • 広葉樹林に生息する植物や昆虫などの生物多様性や、樹木の成長による炭素吸収・固定効果の検証を行う。
  • 環境教育や食育イベント・里山ワークショップ等を通じて、神戸の森林やその恵みなどが身近なものであることを感じてもらい、環境について考える機会をつくる。

参考:樵木(こりき)林業について

樵木林業とは、徳島県南部で室町・江戸期から続く照葉樹薪炭林の循環型林業です。ウバメガシやカシなどを択伐(たくばつ)し、萌芽力を活かして15〜20年周期で森を更新する「択伐矮林更新法(たくばつわいりんこうしんほう)」を核とし、かつて京阪神の都市エネルギーを支えました。

その伝統的で、生産性と環境保全性の高さなどが評価され、2018年に日本森林学会「林業遺産」、2025年に日本農業遺産へ認定されています。
樵木林業イメージ
 

多幹化 萌芽
樵木伐採を繰り返し多幹化したウバメガシ 旺盛な萌芽を見せるウバメガシ