ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年11月 > 北区有馬町で竹を活用した防草実験の取り組みを行っています
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記者資料提供(2025年11月12日)
経済観光局観光企画課
里山において竹林が放置されると、生物多様性の低下や有害鳥獣の生息域拡大など、さまざまなリスクにつながる可能性があります。また、空き地を放置すると雑草の繁茂や害虫の発生につながるため、定期的な除草など所有者による適切な管理が必要です。
これらの課題解決に向けた試行的な取り組みとして、このたび、北区有馬町の市有地の一部を暫定活用し、竹材による防草効果を実験することで、遊休地の管理負担軽減に向けた取り組みを開始しました。また、あわせて市有地の一部を、登山客等の休憩所や有料駐車場としての暫定活用も開始しましたのでお知らせします。
六甲山系の「魚屋道(ととやみち)」の登山口「鳥地獄・虫地獄」そば

11月中旬~12月上旬には、紅葉の景色を楽しんでいただくことができます。

西区伊川谷町、北区淡河町の竹林所有者のご協力により、不要な竹を機械によりチップ加工し、当該地へ舗装材として敷設しています。
竹チップによる舗装は防草や遮熱などの効果があることから、遊休地の管理負担軽減と竹林対策を目指す実証実験を行います。

当該地は、六甲山系の魚屋道(ととやみち)の参道に近接していることから、登山客や観光客の利便性向上を目的に簡易休憩所として開放します。休憩所内は市産竹材を活用した転落防止柵や、竹チップによる舗装、竹材を活用したベンチ、看板の設置を行います。11月から12月にかけては、休憩所から紅葉を楽しむこともできるため、誘客促進および観光振興にもつなげます。
なお、ベンチと看板に使用する竹材は、2025年大阪・関西万博の「マレーシア館」で使用された竹材を再利用することとしており、2026年1月に設置を予定しています。
竹ベンチ制作協力:構造家陶器浩一(滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科教授)
当該地南東の既設駐車場については、紅葉の季節やゴールデンウィークなどの渋滞緩和対策として、また登山客や観光客の利便性を高めるため、有料駐車場として賃貸し、暫定活用しています。

