ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年12月 > 神戸ゆかりの美術館 特別展「文化勲章受章記念 井茂圭洞の書―神戸が生んだかな書の巨匠―」の開催
ページID:82827
ここから本文です。
記者資料提供(2025年12月26日)
神戸ゆかりの美術館
特別展「文化勲章受章記念 井茂圭洞の書」展 ―神戸が生んだかな書の巨匠― の開催
現代の「かな書」を代表する井茂圭洞氏は2023年度に文化勲章を受章されました。井茂氏がこれまで研鑽を積んで来られた「散らし書き」は、現代の美的感覚を備えた独創性豊かな「かな書」として高く評価されています。本展はその受章を記念し、書業の集大成として地元神戸の地で開催するものです。
井茂圭洞氏(本名雅吉)は、1936年神戸市に生まれました。兵庫県立兵庫高校に入学、そこで生涯の師となる深山龍洞氏と出会います。この出会いが、書家の道を開く重要な契機となりました。
「書線は心臓の鼓動の軌跡、呼吸の形象化である」―これは2024年の第11回「日展」の「作家の言葉」のなかで、井茂氏が語っている持論です。この解説文では「落筆から筆を擱くまで心のリズムを書線に封じこめ、鑑賞者に制作時の心の動きが直に的確に伝わるように努力した」と述べています。井茂氏が到達した、今までにない新しい書を造形したい、という一回性の時間芸術への鋭意がこめられた言葉だと言えるでしょう。
井茂氏はこれまで数々の受賞を重ねられ、1989年に兵庫県文化賞、1998年に神戸市文化賞を授賞されました。2003年に日本芸術院賞受賞、2012年には日本芸術院会員に就任、文化勲章受章の翌年(2024年)、その卓絶した功績に対して神戸市名誉市民の称号が贈られました。
本展は、2015年に井茂圭洞氏が制作の中で重要と認める作品を選定され神戸市立博物館に寄贈された作品を中心に、新たに選抜された作品を加え、総数約70点でその偉大な書業の足跡をたどるものです。
神戸ゆかりの美術館、神戸新聞社
神戸ファッション美術館
一東書道会、兵庫県書作家協会
神戸市立博物館
2026年4月18日(土曜)~6月14日(日曜)
10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
毎週月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日(木曜)
神戸ゆかりの美術館
〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2丁目9-1
電車:JR「住吉駅」、阪神「魚崎駅」乗り換え、六甲ライナー「アイランドセンター駅」下車南東へ徒歩3分
バス:阪急「御影駅」南側から、みなと観光バス131系統で「アジアワンセンター」下車南へ徒歩5分
※自家用車でお越しの方は近隣の有料駐車場をご利用ください。
当館と提携している駐車場はありません。最寄りの駐車場は、地下の「神戸ファッションプラザ ROKKO i PARK駐車場」です。
※( )内は20名以上の団体料金
※大学生、高校生の方は学生証などをご提示ください
子供のためのワークショップ(一東書道会・兵庫県書作家協会 協力)
日時:2026年4月19日(日曜)午前の部10時30分~12時30分、午後の部14時00分~16時00分
会場:神戸ファッション美術館 4階セミナー室1
定員:各20名(申し込み多数の場合、抽選といたします)
対象:小・中・高校生
締切:2026年3月20日(金曜・祝)
参加費:無料 ※付き添いの保護者の方は参加できません
会期中の毎週木曜日、赤ちゃんと一緒にご来館の方は全員割引料金(団体料金)でご入館いただけます。

《御酒》2019年
絹本墨書 個人蔵

《求索(きゅうさく)》 2003年
紙本墨書(第35回日展)
神戸市立博物館蔵

《木は枝をひろげています》 1995年
アネックス湊川ホスピタル蔵

《令和3年歌会始御題「実(じつ)」》
2021年 紙本墨書 神宮美術館蔵

《茅海(ちぬのうみ)》
1990年 紙本墨書(第22回日展)
神戸市立博物館蔵

《万葉歌(着物)》全体図
1966年 個人蔵

《万葉歌(着物)》部分図

《ほととぎす》 2002年 紙本墨書
神戸市立博物館蔵

《むらさき》 2019年
紙本墨書 個人蔵