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更新日:2020年9月25日

開発行為に伴う調整池設置

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開発行為に伴う調整池設置

調整池(ちょうせいち)とは~近くに水のないプール、ありませんか?~

団地の片隅に、水のないうす汚れたプールがひっそりとある・・・なんてことに心当たりはありませんか?
一体何でしょう?元々そこにあったため池をこんな形にして保存したのでしょうか?
掃除してきれいな水をためればプールにもなるし、土で埋めれば家も建てられそうです。
一見やっかい者の、このプールを残す理由は・・・ナゼ!?

実は、このプールこそ「洪水調整池」という、皆さんの命や財産を守る施設。
ここでは、洪水調整池が必要な理由、果たしている役割などをご説明します。

(1)調整池の必要性~「むかし」と「いま」、都市化への対応~


<森や田んぼの時にはあった豊かな保水力は、都市化(宅地化)の進行とともに減少>

昔、森や田んぼが当たり前にあった頃には、降った雨はゆっくり時間をかけて流れていきました。
落ち葉が積もった土は柔らかい上、上流部の湿地や洪水跡の低地が自然の遊水池になっていたからです。

しかし、都市化(宅地化)が進むと、降った雨は側溝や雨水幹線を通してそのまま川に流れ込みます。
ゴルフ場のような芝生地も、排水に工夫されている分、田んぼや畑に比べると保水力は格段に落ちます。

当然、川の流れは速くなり、一度に流れる量も多くなり、場合によっては洪水という事態に・・・。
調整池の必要性はここにあります。

(2)調整池の役割~貯めてから、流す~

ゆったりと流れる川(釧路湿原) 石とコンクリートで固められた川
<ゆったりと流れる川(釧路湿原)と、雨を大量に早く流すために石とコンクリートで固められた川>

河川改修は、洪水を防いで人々の命と財産を守り、安全で安心して住めるまちを作るために行われてきました。
そのため、川は石やコンクリートで固められ、ふだんは水も少ない川が特に市街地では多くなりました。

しかし、考えてみましょう。
「川に一時に流れ込む水が増える」=「川はより大きくなければならない」・・・ですね?

市街地の中でそんな場所はあるでしょうか?
下に掘り下げるとしても、川には傾斜が必要なので限界があります。
その問いに対する答の一つが、調整池です。
つまり、「降った雨の一部だけを流して残りを貯め、雨がやんでからゆっくり流す」ということです。

(3)調整池いろいろ~こんなところにも調整池~

調整池には、ダム式、プール式など様々な形式があります。
共通しているのは、底に近いところに、小さな穴(オリフィス)があることです。
この穴の大きさは下流に位置する河川の流下能力に応じて決まり、時間をかけて少しずつ水を流します。


<ダム式調整池の例>


<プール式調整池の例>


<地下式調整池の例>


<一見駐車場にしか見えない調整池の例>

注目は、「これは駐車場なのでは!?」という調整池。
もちろん、駐車場としての機能もあるのですが、実は周囲に壁が囲む「浅く大きなお盆の形」をしています。
広い面積で多くの雨水を貯めることができ、浅いので水が貯まってもきけんはありません。


<参考>開発にともない、各所に設置された調整池(西神ニュータウン)

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