ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2023年8月 > 緑のテーブル2017~神戸文化ホール開館50周年記念Ver.~神戸文化ホール開館50周年記念事業 Creating in Kobe 神戸で創る「港町讃歌」
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記者資料提供(2023年8月8日)
(公財)神戸市民文化振興財団
事業部 文化ホール事業課
担当/岡野・熊井・土山
TEL:078-351-3397
E-MAIL:kobebunkahall@kobe-bunka.jp
神戸文化ホールは1973年に開館し、2023年で50周年を迎えました。今後3年間に渡って「Creating in Kobe 神⼾で創る」をテーマに、さまざまな分野のプログラムを実施します。
初年度となる今年は「港町讃歌」と題し、舞踊分野のトップを切って、⻑⽥区出⾝の岡登志⼦振付による「緑のテーブル2017」を50 周年特別バージョンとして上演します。
本作は、ドイツ表現舞踊の泰⽃クルト・ヨースが 1932 年に発表した古典的名作「緑のテーブル」に想を得て、1990年代のドイツでヨースの弟⼦達の薫陶を受けた岡登志⼦が、「私たちの⽣きる現代」をテーマとして作り上げてきた作品です。2017年の神⼾アートビレッジセンター(現:新開地アートひろば)での初演以来、国内各地で再演を続け、神戸市内ではデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)、中央区⽂化センターでも上演し好評を得てきました。
今回は“神⼾⽂化ホール開館50周年記念 Ver.”として、公募による市⺠参加者を募り、地域で多彩な活動に取り組む方々に賛助出演を賜り、総勢50人の出演者と共に創作する、特別バージョンをご覧いただきます。岡がオリジナルとして創り出した、時を超えてたゆたう「風」というキャラクターを、神戸を拠点に日本の洋舞界を長年牽引してきた貞松融と、振付家・舞踊家として幅広く活躍する中村恩恵の二人が共同で担うこと、またそれに伴って、奇しくもヨース作品の発表と同じ1932年生まれの貞松融が、少年時代の戦争体験を踏まえて平和の尊さを体現する姿は大きな見所となるはずです。
作品を通して、時を超え伝え息づく芸術の力と平和の大切さを発信し、神⼾の⽂化の未来を展望する企画にしたいと思います。
タイトル:神戸文化ホール開館50周年記念事業 緑のテーブル2017 ~神戸文化ホール開館50周年記念Ver.~
日時:2023年10月21日(土曜)15時開演(14時30分開場)
会場:神戸文化ホール 中ホール
入場料金:一般4,000円 25歳以下2,500円 高校生以下1,000円
神戸文化ホールオンラインチケットサービス https://www.kobe-bunka.jp/hall/ticket/
神戸文化ホールプレイガイド TEL:078-351-3349(10時00分~17時00分)(定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌平日が休み)
チケットぴあ https://t.pia.jp/(Pコード:520-205)
ローソンチケット https://l-tike.com/(Lコード:53352)
未就学児入場不可
お問合せ:神戸文化ホールプレイガイド TEL:078-351-3349(10時00分~17時00分)(定休日:月曜日 ※月曜日が祝日の場合は翌平日が休み)
主催:神戸文化ホール(指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団)
企画制作:アンサンブル・ゾネ 大野一雄舞踏研究所 NPO法人ダンスアーカイヴ構想
協力:一般社団法人貞松・浜田バレエ団 壱劇屋 NPO法人ダンスボックス
時宗満福寺 NPO法人umidas耕作所 ギャラリー島田
公益財団法人神戸文化支援基金 C.A.P(NPO法人芸術と計画会議)
多文化まちづくりの会 韓国民団兵庫県本部
六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond Artist in Residence KOBE
後援:大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館 ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都
兵庫県洋舞家協会
構成・振付・演出・出演:岡登志子
美術:廣中薫
照明デザイン:吉本有輝子
照明アシスタント:岩元さやか
舞台監督:大田和司
テーブル製作:柏木準人
音響:西川文章
衣装:牧和美
ヘアメイク:KOMAKI(kasane)
手話指導:三田宏美
ゲストトレーナー:市田京美
宣伝美術:ヤング荘
プロデューサー:岡野亜紀子(神戸文化ホール)
制作:熊井一記(神戸文化ホール) 土山麻理子(神戸文化ホール)
風:貞松融(貞松・浜田バレエ団)
風:中村恩恵
死神:垣尾優
利得者:糸瀬公二(アンサンブル・ゾネ)
兵士:堤悠輔(貞松・浜田バレエ団)
難民:岡登志子(アンサンブル・ゾネ)
パルチザン:松村有実(アンサンブル・ゾネ)
パルチザン:アントニア・シュテッカー(アンサンブル・ゾネ)
政治家:善竹忠亮(大蔵流狂言方)
政治家/女たち:武藤天華(貞松・浜田バレエ団)
政治家:大門智(貞松・浜田バレエ団)
政治家:大熊隆太郎(壱劇屋)
政治家/女たち:桑野聖子(アンサンブル・ゾネ)
女たち:小林奈央(貞松・浜田バレエ団)
女たち:小澤日向花(貞松・浜田バレエ団)
女たち:河合宥
女たち:長谷川陽菜
アンダースタディ:橋本さくら(ENTERART)
音楽協力(ピアノ演奏):田村ゆう子 金岡優子
祈りの踊り連:
岩田尚登(時宗満福寺住職・踊り念仏プロジェクト“YUYAKU”)
大谷燠(NPO法人ダンスボックス理事長・新開地アートひろば館長)
桂あやめ(落語家・神戸新開地喜楽館利用促進委員)
衣笠収(NPO法人umidas耕作所)
島田誠(ギャラリー島田代表・公益財団法人神戸文化支援基金理事長)
下田展久(NPO法人芸術と計画会議)
全美玉(多文化まちづくりの会会長)
服部康子(元兵庫県人権教育研究協議会事務局長)
廣中薫(美術家・神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科准教授)
ミヒャエル・イェーレ(大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館首席領事)
李圭燮(韓国民団兵庫県本部前団長)
五十音順
祈りの踊り連:
今貂子 内山悠紀 太田悠希 片岡達美 鴨谷香 島田迪 波多野円香
島田容子 原田真二
高島明子 平野陽子
髙橋詩菜 MASAKO
舘明子 山口陽名利
河元明里 CHIAKI やましたせつこ
久々成秀司 TOTTO
坂田美優 野本有希
※五十音順
アンサンブル・ゾネ主宰。ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州立フォルクヴァンク芸術大学舞踊科卒業。1993年より神戸を拠点にドイツで習得したダンスメソッドを実践しながら、現代を生きる人間に共通する身体を通し、人間の実存を問う作品づくりを行っている。2010年より大野一雄フェスティバルに毎年参加。2014年神戸長田文化賞、2018年KOBE ART AWARD大賞、神戸市文化賞受賞。
近作に「2022空 そこはかとなく刻々に」(2022)、ピアニスト高瀬アキとの共作「キッチン」(2022)
貞松・浜田バレエ団代表。1932年生まれ。戦争の経験から「芸術は人を裏切らない」という思いで舞台芸術の世界に飛び込む。法村康之、松山樹子、マリカ・ベゾブラゾヴァに師事。
フランス、モナコ、イギリス、アメリカ、中国に研修及び短期留学。
1998年舞踊文化功労賞、2008年橘秋子賞・功労賞、2012年文化庁長官表彰、2022年第70回舞踊芸術賞受賞。
©大河内禎
ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞受賞後渡欧。モンテカルロ・バレエ団等を経て、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し世界を牽引する振付作家達の創作に携わる。振付家として精力的に活動しながら、後進の育成にも熱心に携わっている。2007年より、活動拠点を日本に移し振付家としての活動を精力的に展開。2011年芸術選奨文部科学大臣賞、2015年服部智恵子賞、2018年紫綬褒章等多数の受賞歴を持つ。
モダンダンスや大野一雄の舞踏などに強く影響を受けながら、音楽や哲学、映画やストリートカルチャーなどの現代の様々な分野の表現にも影響を受け、独自に解釈し身体化した動きに定評がある。2004年より岡登志子主宰アンサンブル・ゾネの作品にゲスト出演。2006年、塚原悠也とcontact Gonzoを立ち上げ、2009年まで活動。
FIDCDMX(メキシコ)ソロダンスコンペティションに選出(2018年)。垣尾優ソロダンス『愛のゆくえ』(2019年)『それから』(2021年)発表。
様々な踊りのバックグラウンドを持つ多彩な表現者が、「緑のテーブル2017」に連なるダンス談義を展開します。
作品の鑑賞が何倍も楽しくなる二篇のトークセッションです。
森山未來×ダニエル・プロイエット×岡登志子
俳優且つダンサーとして活躍する森山未來と、六甲ミーツ・アート2023のパフォーマンスに参加するアルゼンチン出身の舞踊家ダニエル・プロイエットが、岡登志子とともに語り合います。
日時:2023年8月24日(木曜)10時開始(9時15分受付開始・約90分)
垣尾優×善竹忠亮×岡登志子
コンテンポラリーダンスのフィールドで新たな地平を切り開く垣尾優と、大蔵 流狂言方として室町時代から受け継ぐ伝統を守り現代に再生する善竹忠亮が、岡登志子を交えて語り合います。
日時:2023年9月21日(木曜)19時開始(18時15分受付開始・約90分)
会場(両日とも):中央区文化センター多目的ルーム(神戸市中央区東町115神戸市役所西側)
参加費(両日とも):500円(税込:当日受付にてお支払いいただきます)
定員(両日とも):100名(先着順:定員になり次第締切ります)
申込先:下記予約フォームからお申し込みください。
1984年生まれ、兵庫県出身。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。「関係地から立ち上がる身体表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開。2021年3月11日に京都・清水寺で行われたパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、6月には岡田利規 作・演出「未練の幽霊と怪物」に出演。2021年東京オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。2022年4月より神戸市にArtist in Residence KOBE(AiRK)を設立、運営に関わる。また2023年度、神戸市で開催された「KOBE Re:Public Art Project」でメインキュレーターを務める。
アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレスでダンサーとして学ぶ。16歳でチリ、サンティアゴ・バレエ団に入団。その後、さまざまな国々で研鑽を積み、ノルウェー国立舞踊団の中心ダンサーとして活躍後に独立。日本で行われた世界バレエフェスティバルでは、パリ・オペラ座の芸術監督を務めたオーレリー・デュポンと共演したり、アラン・ルシアン・オーウェンカンパニー「ウィンター・ゲスト」とも活動する。2007年、ハノーファー国際振付コンクールで振付デビュー作品が第一位を受賞。キューバのバレエ団の50周年記念シーズンに提供した作品「RASA」がDance Europeの年間最優秀作品にノミネートされ、Fedora Van Cleef & Arpels Prizeを受賞。指導者としても世界中でワークショップやレッスンを行う。
1980年生まれ。神戸市出身、同市在住。善竹忠重の長男。4歳で祖父・初世善竹忠一郎に手ほどきを受け「伊呂波」にて初舞台。その後も祖父・父に師事すると共に二十四世宗家大蔵彌観右衛門をはじめ諸兄にも教えを受ける。2005年立命館大学産業社会学部卒業。2017年に狂言の現代性を追求する「花DeN工房 禅」を立ち上げ、2019年、論文「狂言師善竹彌五郎の芸と生 ―近代狂言におけるアドの太夫としてー」にて立命館大学大学院より博士(学術)の学位授与。2020年神戸市文化奨励賞受賞。現在、主に京阪神を中心に活動しつつ現代演劇や舞踊など新しい試みにも挑む。
神戸文化ホール 担当:岡野 熊井 土山
TEL:078-351-3397 9時~17時 月曜~金曜(祝日・施設点検日は除く)
MAIL:kobebunkahall@kobe-bunka.jp