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神戸文学館企画 「終戦80年 学徒出陣の記憶 学び舎から戦場へ」の開催について

ページID:81231

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記者資料提供(2025年9月18日)
文化スポーツ局文化交流課
 太平洋戦争中、大学などの学生・生徒が学業の志半ばで戦場へと駆り出された「学徒出陣」を振り返ります。当時、満20歳の男子には兵役の義務がありましたが、大学や旧制高等学校など高等教育機関の学生・生徒は、将来の日本を担う人材として「徴兵延期」の特権が与えられていました。しかし、開戦から2年を待たずに敗色が濃くなってきた1943(昭和18)年10月、兵力不足を補うため、優遇措置を停止しました。多くの若者がペンを捨て、兵士として戦い、命を落としました。しかし出征した総数、戦死者総数などのデータは乏しく、現在も、実態は分かっていません。
終戦80年を機に、時代の波にのみ込まれた学生・生徒、その家族、学校の姿を紹介します。今回、神戸大学、関西学院大学、兵庫県立大学、甲南学園、甲陽学院などに残された当時の画像や文書などを展示。地元神戸、兵庫の「学徒出陣」の記録から、平和の尊さを改めて実感していただきます。

会期

2025年9月20日(土曜)~12月21日(日曜)

展示内容

 大きく6つのコーナーに分けて、兵庫県、神戸市の学徒出陣を紹介します。

第1は、日本の徴兵制度の歴史です。明治以降、兵役義務と高等教育機関に学ぶ者との関係と、戦前の教育制度を簡単に説明します。

第2は、1943年11月19日に神戸市が主催した東遊園地での出陣学徒壮行会について展示します。

第3以降は、当時の様子については各校ごとに資料などで振り返ります。関西学院大学、神戸大学の前身である旧制神戸商業大学と旧制姫路高等学校、旧制甲南高等学校、旧制甲陽高等商業学校の学徒、父兄が残した資料で構成しました。

俳人山口誓子が、神戸商業大学から出征した義弟を詠んだ句や書簡。旧制姫路高等学校からは繰り上げ卒業し、わずか数カ月の大学生活の後、入隊して戦死直前まで書き続けた日記(一部)。子息が旧制甲南高等学校から出陣した旧制京都大学羽田亨総長の日記から父親の想いに迫ります。

【協力】

関西学院大学学院史編纂室、京都大学大学文書館、甲南学園史資料室、甲南大学甲南会、神戸大学大学文書史料室、神戸大学山口誓子記念館、甲陽学院校史資料室、末永航、羽田正、兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス、山本幸造(敬称略、五十音順)

開館時間・休館日

開館時間…平 日   午前10時~午後6時

    …土日祝日  午前 9時~午後 5時

休 館 日…水曜日(休日の場合はその翌日)

入館無料

所在地

〒657-0838

神戸市灘区王子町3丁目1番2号(王子動物園西隣、関西学院の元チャペル)

阪急電鉄……王子公園駅から西へ約500m

J    R……灘駅から北西へ約600m

阪神電車……岩屋駅から北西へ約850m

神戸市バス…王子動物園前から西へ約200m

連絡先

電話・ファクス 078(882)2028

Eメール kobebungakukan@river.ocn.ne.jp

担当 小阪英樹

チラシ

チラシ(PDF:352KB)