ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2025年4月 > 春から夏にかけて急増する害虫駆除サービスのトラブルにご注意を!
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記者資料提供(2025年4月24日)
地域協働局消費生活センター
自宅の玄関にハチの巣があったので急いでインターネットで業者を探した。サイトに「駆除費用500円~」と記載された業者を見つけ電話をすると「1時間で伺う」と言われた。自宅に来てから「周辺調査5,000円、ハチの巣駆除10,000円」と説明され、依頼した。
安全のため自宅内で待機するよう言われたので待っていると「他に5つも蜂の巣が見つかった」「忌避剤をしたほうがよい」「危険作業代が必要」などと次々に言われ、最終的に請求金額は10万円になりカードで支払った。後から調べると相場より高すぎると思うので一部でもよいから返金してほしい。(30代・男性)
グラフは神戸市消費生活センターに寄せられた、蜂やゴキブリなどの害虫やネズミなどの害獣の駆除サービスに関する月別の相談件数(2022年度~2024年度)です。
例年、春の訪れとともに4月頃から相談件数が増加し始め、8月にかけて急増していく傾向があり、春から夏にかけて注意が必要です。
また、事例のようにインターネットで検索し、「数百円~」や「数千円~」と掲載されたサイトを見て業者に駆除を依頼した結果、実際の請求金額が高額であったという相談が多く寄せられています。
右グラフのとおり数万円から数十万円の請求を受けたという事例が大半を占め、中には100万円以上の高額な請求をされたというケースもあります。
ネットの広告で「数千円~」と表示されている場合や電話で「○○円程度で駆除できる」と説明された場合でも、必ずしもその料金で依頼できるとは限りません。業者の現場確認が終わったら、作業開始前に正確な料金を確認し、納得したうえで依頼しましょう。
「数百円~」と極端に安い料金が表示されている広告もありますのが、うのみにしないように注意しましょう。
見積りだけを依頼をしたのに自宅で作業を勧められ契約した場合や、広告やホームページには安価な表示が書いてあるのに実際の請求金額に相当な開きがあるときは、クーリング・オフできる場合があります。
蜂やゴキブリなどの害虫やネズミなどの害獣は、苦手な人にとっては大変な恐怖心を引き起こしうるもので、ひとたび発生すると冷静な判断ができなくなる場合もあります。発生しやすい場所(蜂であれば家の軒下等)を定期的に点検し忌避剤をまいておくなど事前の対処を心がけましょう。
蜂などの駆除については民間の専門業者に自費で依頼する必要があります。
神戸市では、特定の業者を紹介していませんので、事業者団体である一般社団法人兵庫県ペストコントロール協会へご相談ください。
電 話:0120-76-2633(受付:平日9:00~17:00)
悪質商法や契約トラブルなど、不審な点や不安に感じることがある場合は、神戸市消費生活センターにご相談ください。
ご相談に対する助言、クーリング・オフに関する手続き方法の説明、専門機関の紹介など、解決に向けてお手伝いします。
神戸市消費生活センター
神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市立総合福祉センター5階
月曜日~金曜日 078-371-1221 または 188(消費者ホットライン)
土曜・日曜・祝日 188(消費者ホットライン)
※12月29日~1月3日は除く
月曜日~金曜日 9時~17時(来訪相談は16時30分まで※)
※お電話でご相談のあった方で来訪相談が必要となった場合のみ来訪相談の予約をお取りします。まずはお電話でご相談ください。
土曜・日曜・祝日 10時~16時(188(消費者ホットライン)への電話相談のみ)
※12月29日~1月3日は除く
土曜・日曜・祝日は、独立行政法人国民生活センター(東京)につながります。
188(消費者ホットライン)は、携帯電話会社の通話料金定額サービス等でも別途ナビダイヤル料金が発生します。