ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2023年8月 > こころのアートギャラリー企画展vol.13 十人十色展「旅に出る」開催
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記者資料提供(2023年8月4日)
福祉局政策課
しあわせの村本館・宿泊館2階のこころのアートギャラリーでは、昨年度の障がい者アート展「こころのアート展」で展示をした作者の作品をテーマに沿って4回シリーズで展示をします。
今回のテーマは、「旅に出る」です。神戸市で活動をしている新井郁海さん、黒河篤史さんと、佐用町で活動をしている髙橋孝充さんの作品を展示しています。3人のそれぞれの世界観を感じていただけます。
・個性あふれる3人の世界観を味わえる。
3作者の作品をブースに区切って、個展のように展示します。
・ゆったりと時を過ごしていただけます。
会場内には、随所にベンチを用意しています。BGMを聴きながら、それぞれの作品を鑑賞しながらゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
新井郁海さんの絵は、手をモチーフにしています。作品の中に登場する手は、ある時はチョウになり大空に羽ばたき、またある時は馬となり風を切って疾走します。水をすくい、世の中に色を与え、温かく迎え入れてくれます。一つ一つにメッセージが込められたほっこりとした表情豊かな手は、新井さん自身です。自由に変身する新井さんの手は、自由に時空を旅しているかのようです。
黒河篤史さんは、電車が大好きです。幼い頃は電車が怖かった彼が電車好きになったのは、幼稚園時代に大好きなおばあさまに連れられ乗ったのがきっかけでした。今では、お気に入りの企画電車の通過時刻をインターネットで検索し、2~3時間前から待つことも厭わない情熱の持ち主です。廃線間近の電車を追って、家族と北海道の夕張に出かけたことも。また、中学2年生から今のスタイルの貼り絵を始めた彼がこだわっているお気に入りの包装紙を集めるため、お母様はデパートへおせんべいを買いに行かれることも。作品は、小さく切った色紙を竹串を用いて器用に貼り、2週間掛けて仕上げています。
髙橋孝充さんの作品は、画用紙一杯にちりばめられたカラフルな色のおとぎ話の世界です。入所施設の図書室で選んだ絵本を基に描いています。彼の絵の最大の特徴はレイヤーです。風景の上に人物が、そしてその上に動物や植物が透過されています。静寂な中に不思議な空間を演出している作品です。最近、親指姫の描写に凝っている髙橋さんは、お茶目な笑顔が素敵な方です。おとぎ話の世界を旅しています。
総合福祉ゾーン「しあわせの村」において、障がい者の表現活動を支援するため、2011年より開催してきた「こころのアート展」の10年目を記念し、本館・宿泊館2階に「こころのアートギャラリー」を開設しました。
「こころのアートギャラリー」では、「こころのアート展」で出品された作者の作品を中心に展示しています。
いつでも障がい者アートの魅力に出会える空間です。
9月28日(木曜)から11月26日(日曜)まで
vol.14 十人十色展「いろ・じかん」 高原 良祐、外園 要展
〒651-1106 神戸市北区しあわせの村1番1号
(公財)こうべ市民福祉振興協会 運営振興課 こころのアート展 係
TEL:078-743-8190 FAX : 078-743-8180
e-mail: kokoroart2011(at)shiawasenomura.org
※(at)を@に変更してください。