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BE KOBE神戸の近現代史

慶応4年6月26日(1868)

外国人居留地の形成

日本政府は諸外国の外交代表との間で「兵庫港並びに大坂に於て外国人居留地を定むる取極」を結んだ。

それに基づいて、当初、慶応3年12月7日(1868年1月1日)の完成を目途に幕府は居留地の建設を開始した。しかし、幕末の混乱期であり予定期限内に完成できず、居留地造成工事は、慶応4年6月26日(1868)にいたってようやく完成した。

居留地の設計にあたったのはイギリス人のハートである。彼のプランに基づき、ほどよい広さと規則的な町割りにより、整然とした西欧的都市空間として整備された。当時の町割りが今でも見られ、現在の「旧居留地」の美しい景観形成へと引き継がれていることがわかる。

また、居留地が造成されると、商館等の近代的建造物が建てられていった。横浜には日本人工匠による擬洋風建築も多くみられたが、神戸では最初から外国人建築家の手によって洋風建築群が次々と生み出されていったのが特徴であった。

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