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令和4年度企画展

春季企画展

          



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神戸でいちばん!
―くらべてみよう、遺構と遺物―


2022年4月26日(土曜)〜6月26日(日曜)

 神戸市には旧石器時代から近現代まで、約900個所の遺跡が存在します。昭和40年代以降多くの発掘調査が行われ、土器をはじめ、石器・木器・金属器などの遺物が出土し、竪穴建物・墓・溝・土坑などの遺構が検出されています。こうして積み上げられてきた考古資料は、神戸の歴史を語る上で欠かすことのできない貴重な資料となっています。
 今回は、その多くの出土資料の中から、大きいものや小さいもの、あるいは古いものなど、遺物と遺構に関する様々なジャンルの「神戸でいちばん!」を取り上げます。大小はなぜ生じたのか、古いことが示すものは何なのかなど、一番であることや他の資料とくらべることで、それぞれの考古資料がもつ意味について考えます。

     

秋季企画展

          



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元素でたどる考古学

2022年9月23日(金曜)〜11月27日(日曜)

  地球上のあらゆる物質は、「元素」からできています。私たち自身はもちろん、身の回りにある「モノ」や、遺跡から出土する「モノ」(考古資料)も例外ではありません。元素にはそれぞれ固有の性質があり、モノの性質を大きく左右しています。
 たとえば、遺跡に埋もれた土器や石器は、長い年月を経てもよく残ります。しかし、人や動物の骨、あるいは植物のような有機物は徐々に分解されてしまい、めったに残ることはありません。鉄や銅のような金属は腐食が進み、さびに覆われた状態で見つかります。考古資料の性質もまた、元素の種類によってさまざまなのです。
 このような元素の性質を利用して、考古資料の年代や材質、産地を知る取り組みが、日夜行われ、考古学と元素は、いまや切っても切れない関係と言えます。今回の展示では、考古学になじみ深い「元素」に焦点をあて、考古資料の「元」をたどる旅に出かけます。


冬季企画展

          



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神戸・うつりかわる町とくらし3
〜昭和ノスタルジー〜

2023年1月14日(土曜)〜3月5日(日曜)

 人々の記憶に残る歴史の時代「昭和」。60年あまりの間に世界が巻き込まれた戦争が起こり、その後、日本は戦災復興を経てかつてないほどの高度経済成長を迎えます。
 これに伴い人々の暮らしの生活様式が目まぐるしく変化を遂げ、豊かに、便利になっていきました。近年の「昭和レトロ」ブームは、こうした昭和時代の中で、わけても昭和30〜40年代の「ちょっと昔」が脚光を浴びたもので、その頃を力強く生きた人々には懐かしく、現代の利便性に富んだ生活に慣れた若い人たちには、当時の生活の知恵や工夫がむしろ新鮮で、未知の魅力に満ちたものとして人気を博した結果といえます。
 神戸市埋蔵文化財センターでは、昭和の時代をテーマにした冬季企画展『昭和のくらし・昔のくらし』を、平成18年度から毎年開催してきました。さらに令和2年からは、神戸の町の移り変わりにも目を向けた、『神戸・うつりかわる町とくらし〜昭和ノスタルジー〜』の展示に引き継がれています。
 今年度の冬季企画展『神戸・うつりかわる町とくらし3〜昭和ノスタルジー〜』では、人々の暮らしから昭和という時代を振り返り、その中で神戸の街がどのように変貌を遂げていったかを紹介します。街中を市電が走り、商店街での買い物や路地でのごっこ遊び、そんな昭和の風景が甦る、世代を超えて皆様に楽しんでいただける展示です。

     

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