磨製石剣(ませいせっけん)
時代 | 弥生時代中期 |
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出土場所 | 頭高山遺跡 |
使用用途 | 武器・祭祀具 |
素材 | 石 |
寸法 | 残存長15.5cm、最大幅3.2cm |
この資料についての説明
磨製石剣は、金属製の短剣をまねて作られたと考えられていますが、現在は、銅剣形・有柄式(ゆうへいしき)・鉄剣形に分類されています。この磨製石剣は、銅剣形で、茎部が欠損していますが、ほぼ完全な形で残っています。茎部付近に2つの孔が開いています。頭高山遺跡では、他に破片が3点出土しています。
神戸市内から出土した磨製石剣の中で、銅剣形のものは、西神ニュータウン内第38地点遺跡・養田中の池遺跡(いずれも西区)、伯母野山遺跡(灘区)、鏑射山(北区)、垂水区出土といわれるものがあります。