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梵鐘鋳型(ぼんしょういがた)

時代 平安時代
出土場所 白水遺跡
使用用途 鋳型
素材 粘土
寸法 復元径46cm 推定高76cm

この資料についての説明

 白水遺跡は、明石川の支流である伊川と永井谷川の合流する地点から、やや下流の右岸に位置する弥生時代から鎌倉時代の遺跡です。梵鐘の鋳型は梵鐘鋳造遺構から溶解炉壁とともに出土しました。全部で27片が出土しましが、確認できる文字としては「之」「并」「序」「七」があります。平安時代後期の11世紀前半のもので、近くに「延命寺」の地名も残っており、そのお寺用に鋳造されたものと思われます。鋳造遺構・溶解炉・鋳型などが同時に出土し、当時の鋳造技術を知るうえで貴重な資料です。

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