馬鍬(まぐわ)
時代 | 奈良時代前半 |
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出土場所 | 小路大町遺跡 |
使用用途 | 農耕具 |
素材 | 木 |
寸法 | 48×112cm |
この資料についての説明
馬鍬は、牛や馬に引かせて水を張った田んぼの土を耕したり、ならしたりする農具です。 神戸市内では、小路大町遺跡、吉田南遺跡、玉津田中遺跡で出土しており、県内では7例、全国では21例以上確認されています。馬鍬には、荒かき用の歯の長いものと、仕上げやならし用の歯の短いものがあります。小路大町遺跡から出土した馬鍬は、歯の長さが20cmと短く、幅が広いため、仕上げ・ならし用に使われたと考えられます。