玳瑁釉小碗(たいまいゆうしょうわん)
時代 | 平安時代 |
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出土場所 | 祇園遺跡 |
使用用途 | 食器 |
素材 | 粘土(陶器) |
寸法 | 径7.8cm |
この資料についての説明
祇園遺跡の庭園跡の南方で多量の瓦やお皿、中国産の白磁・青磁などとともに、この碗も出土しました。 濃い黒褐色の地釉と黄白色の飴釉を掛け合わせた釉薬が特徴で、釉薬の感じが玳瑁(たいまい)と呼ばれる亀の甲羅に似ていることから玳瑁釉とも名づけられています。現在の中国江西省の吉州窯で焼かれたものです。宋から海路で運ばれ、大輪田泊で陸揚げされたものでしょう。