上沢遺跡の奈良時代の井戸の底から出土したものです。 このような銅鋺は、法隆寺や正倉院の伝世品には見られるのですが、遺跡から出土するのは、たいへん珍しいことです。 表面はロクロで挽き削って、薄く仕上げられています。