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令和3年度の企画展

春季企画展

          

指定100年記念

国史跡・五色塚古墳のあゆみ

2021年4月17日(土曜)〜7月25日(日曜)

 五色塚古墳は、神戸市垂水区に所在する兵庫県下最大の前方後円墳です。大正10年(1921)3月3日、西側にある小壺古墳とともに、国史跡に指定されました。令和3年(2021)、その指定から100年をむかえるにあたり、五色塚古墳のこれまでのあゆみをふりかえる企画展を開催いたします。
 4世紀後半、淡路島を望む台地の上に築かれた五色塚古墳は、全長194mを誇り、明石海峡を見下ろす絶好の場所に位置しています。昭和40年(1965)から昭和50年(1975)には、およそ10年の歳月をかけて、埋葬施設以外の発掘調査と、復元整備が行われました。築造当初の巨大前方後円墳の姿によみがえった五色塚古墳は、市街地にある野外博物館として、また平成10年(1998)に完成した明石海峡大橋とともに、風光明媚なビュースポットとして、広く親しまれています。さらに、発掘調査で出土した鰭付円筒埴輪などの一部は、平成24年(2012)に国重要文化財に指定され、第一級の考古資料として評価されています。このように、五色塚古墳は神戸市にとってかけがえのない文化財となっています。
  本展では、五色塚古墳出土資料はもちろん、古墳が描かれた絵図や関わりのある遺跡出土資料を展示します。また、各地の史跡に指定された古墳での取り組みを紹介し、これからの五色塚古墳を展望します。



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春季企画展関連イベント
※講演会、ワークショップは事前申込制です
とき・ところ 内容
 2021年5月29日(土曜)
 14:00〜15:30

 会場 : 当センター 研修室
 事前申込
(5月14日(金曜)必着)
 定員 : 50名

 
「五色塚古墳発掘調査史」

 講師 : 丸山 潔 氏
 (元神戸市教育委員会)
  2021年6月26日(土曜) 
 14:00〜15:30

 会場 : 当センター 研修室
 事前申込
(6月11日(金曜)必着)
 定員 : 50名

 「歴史のなかの五色塚古墳」

 講師 : 菱田 哲郎 氏
 (京都府立大学教授)

 2021年7月3日(土曜) 
 14:00〜15:30

 会場 : 当センター 研修室
 事前申込
(6月18日(金曜)必着)
 定員 : 50名

 「五色塚古墳の造営と埴輪生産 
 ‐王陵級古墳における
 埴輪生産の実像をめぐって‐」

 講師 : 廣瀬 覚 氏
 (奈良文化財研究所)



秋季企画展



神戸市埋蔵文化財センター開館30年記念

「福原京」の考古学

2021年8月28日(土曜)〜11月28日(日曜)

     

 平安時代末期の治承4年(1180)、神戸にひらかれた「福原京(和田京)」ですが、半年で京都へと都が戻されたこともあり、地上にはその痕跡がほとんど残されていません。そのため、幻の都とも言われるほどに実態が不明で、『方丈記』や『平家物語』などからその姿を想像するしかありませんでした。この都の姿が考古学的にはじめて確認されたのが昭和57年(1982)の神戸大学医学部付属病院構内で行われた楠・荒田町遺跡第2次発掘調査でした。その後、昭和61年(1986)には雪御所遺跡、平成5年(1993)には祇園遺跡の発掘調査が始まります。現在までの発掘件数は、楠・荒田町遺跡が65次、雪御所遺跡が7次、祇園遺跡が22次を数え、「福原京」、そしてその前後の歴史が少しづつ明らかになってきています。
 平成3年(1991)にオープンした神戸市埋蔵文化財センターには、発掘調査で確認された「福原京」関連の考古資料・データが保管・蓄積され、当センターはその解明とともに歩んできたとも言えます。平清盛没後840年にあたる本年、「福原京」にかかわる調査成果について改めて紹介する企画展を当センター開館30年記念として開催いたします。



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企画展関連イベント
※ 講演会、「福原京」ウォークは事前申込制です

※ 新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、休館や今後予定されているイベントの開催中止、内容が変更される可能性があります。事前に電話やSNSで最新情報をご確認頂きますよう、お願い致します。


とき・ところ
内容
 
 2021年10月16日(土曜)
 14:00〜15:30

 会場 : 当センター 研修室
 定員 : 80名
 無料
 事前申込
(10月1日(金曜)必着)
 

 「福原京と西摂津・東播磨地域」

 講師 : 市澤 哲 氏
 (神戸大学大学院人文学研究科教授)
 2021年11月6日(土曜) 
 14:00〜15:30

 会場 : 当センター 研修室
 定員 : 80名
 無料
 事前申込
(10月22日(金曜)必着)
 
 
「福原遷都の政治的意味 ―都還りか離宮か―」

 講師 : 高橋 昌明 氏
 (神戸大学名誉教授)



学芸員と巡る「福原京」ウォーク
とき・ところ
内  容
 
 2021年11月20日(土曜) 
 13:30〜16:30(予定) ※小雨決行
 募集人数:30名
 行程:約3km/2時間
 費用:無料
 事前申込
(11月5日(金曜)必着)
 学芸員の案内で、「福原京」の故地を訪ねます。

展示解説とバックヤードツアー

学芸員による企画展の解説&埋蔵文化財センターの収蔵庫のご案内

9月18日(土曜)/ 10月9日(土曜)
各日の1回目:10:30〜11:30  2回目:14:00〜15:00
※ 無料
※ 事前申込はありません。当日センター受付前にお集まりください。
※ 人数を制限する可能性があります。予めご了承ください。



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冬季企画展

   


神戸・うつりかわる町とくらし2
〜昭和ノスタルジー〜


2022年1月15日(土曜)〜3月6日(日曜)


 令和も4年目をむかえ、昭和の時代はもう遠い過去の時代にも感じられます。一方で76年前に太平洋戦争が終わり、戦災復興、高度経済成長を経て、人々の暮らしが大きく変化を遂げ、豊かに、便利になっていった古き良き時代としても認識されています。

 「昭和レトロ」のブームとは、こういった昭和30〜40年代に郷愁を覚えつつ、現代では失われつつある生活の知恵や工夫が改めて脚光を浴びたもので、多くの商品がリメイクされ、親しまれています。昭和の時代は、その頃を力強く生きた人々は懐かしく感じる一方、現代の若い人たちにはむしろ新鮮で、未知の魅力に満ちあふれたものとして人気を博しています。
 神戸市埋蔵文化財センターでは昨年度、神戸の街の移り変わりに重点を置いた冬季企画展を開催しました。今年も同様のテーマで構成しつつ、以前の企画展で好評だった、昭和時代の生活風景を再現したジオラマも再び展示いたします。世代を超えた皆様に楽しんでいただければ幸いです。



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企画展関連イベント

イベント名
とき

昭和の外あそび
   竹馬・コマ回し・羽根つきなど
   昔のあそびを体験しよう!
 令和4年2月5日(土曜日)
   10:00〜15:00
神戸空襲の体験を語る
   「戦争の頃の子どもたち
 
 
 令和4年2月13日(日曜日)
   11:00〜12:00
   14:00〜15:00

 講師:神戸空襲を記録する会
     馬場章子氏 小城智子氏
 
 
昭和の車 大集合
   昭和の車がやって来る!
   乗って写真をとろう!
 
 
令和4年2月20日(日曜)
   10:00〜15:00
 会場:神戸市埋蔵文化財センター
     正面入り口前

   (雨天の場合は
    2月23日(水曜・祝日)に順延)

 協力:旧車運転同好会


冬季企画展期間中のイベント

 マリンバコンサート
Three MARIMBISTAS from KOBE
  令和4年3月6日(日曜)
   14:00 開演
 会場:神戸市埋蔵文化財センター
     エントランスホール
 入場無料 先着50名

 内容のお問合せ
   threemarimbistas@gmail.com

  新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、
イベントの開催中止や内容が変更される可能性があります。
事前に電話やHP等でご 確認ください。


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