蘇民将来札(そみんしょうらいふだ)
- 時代
- 室町時代
- 出土場所
- 森北町遺跡
- 使用用途
- 信仰
- 素材
- 木材(針葉樹)
- 寸法
- 14.5cm
この資料についての説明
その昔、インドの「牛頭天王(ごずてんのう)」という神様が旅をしていたときの話です。とある村にて一夜の宿をたのみました。裕福な巨端将来(こたんしょうらい)はにべもなく断りましたが、その兄の蘇民将来は、よろこんで牛頭天王をもてなしたということです。のちに牛頭天王は巨端将来の家を滅ぼそうとしましたが、実は蘇民将来の娘が巨端将来の家にいて、蘇民将来は娘の命乞いをしました。その願いに対し、牛頭天王は「蘇民将来の子孫」であることを書いた札があれば命を助けようと約束し、そのとおりにした娘は助けられたということです。そのため「この家は蘇民将来の子孫ですよ」という言葉を書いた札が、災い(とくに病気)を取り払ってくれるという民間信仰が生まれました。この木札にある「蘇」という文字は、なぜか「魚」と「禾」が逆に書かれています。書いた人物が間違えたのでしょうか。
