ノロウイルスはヒトに感染して下痢や嘔吐等の胃腸炎症状を引き起こす病原体の一つです。カキなどの二枚貝に付着していることがあり、毎年冬場にはこのウイルスを原因とする食中毒が多発する傾向があります。
また、患者の嘔吐物や便からも感染することがあります。
近年、高齢者施設などの、集団生活の場で感染が拡がることが多く、抵抗力の弱い高齢者や小児などが感染すると重症化することがあります。
ノロウイルスの電子顕微鏡写真
感染すると、1〜2日後に発症し、主症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。
通常、これらの症状も1〜2日で治まり、後遺症もなく、比較的軽症の病気ですが、高齢者や乳児では、脱水症状などにより重症化することがあります。
症状が軽快しても、1週間ぐらいは便にウイルスが排出されるといわれますので、その間も二次感染の防止に注意が必要です。
現在、このウイルスに効果のある治療薬はありません。
通常は、脱水症状がひどい場合に、点滴を行うなど、水分の補給等を行う対症療法が行われます。
特にトイレの後、調理を行う際、食事前には念入りに。
高齢者施設などでは、介護の前後や便、嘔吐物の処理後も重要です。
手洗い後はタオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。
消毒用アルコールは効果が弱く、熱湯か次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤※))が効果的です。
また、下痢、嘔吐などの症状がある場合には、調理、盛り付け作業等には従事しないように。
そして、汚物中のウイルスが飛び散らないように注意しましょう。
ノロウイルス対策 消毒薬の作り方
例年11月頃から、ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が流行します。
手洗い等感染予防策の徹底と、嘔吐物や便を処理する際のマスクや手袋、ガウンの着用、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒方法など、感染拡大予防にも注意してください。
尚、消毒の具体的な方法につきましては、下記のリーフレット等を参考にして下さい。
リーフレット・関連先リンク
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