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予防接種を受ける際の注意事項

最終更新日:2023年9月14日

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接種前日までの注意

  • 接種予定の予防接種の効果および必要性や副反応を事前によく理解しましょう。
  • 事前に接種日時などは、予防接種をうける医療機関に問い合わせてから、接種の予約をしてください。

接種当日の注意

<こども・成人の予防接種>

  • 接種を受ける方の体調は、体温が平熱であるなど、普段と変わらないことをご確認ください。少しでも体調が悪いときは、次の機会に延ばしましょう。
    また気になることがあれば、接種前に医師等に相談してください。
  • 予診票は、接種医への大切な情報です。責任を持って詳しくご記入ください。特に、最近受けた予防接種やアレルギーなどをご確認ください。

<こどもの予防接種>

  • 予防接種を受ける医療機関にはお子さまの日頃の健康状態をよく知っている保護者の方がお連れください。
  • 母子健康手帳を必ずお持ち下さい。

予防接種の間隔の注意点

  • 注射生ワクチンから次の注射生ワクチンの接種を受けるまでは27日以上の間隔をおく必要があります。

(※)注射生ワクチンとは、麻しん風しん混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチン・おたふくかぜワクチンなど

定期接種実施要領の改正に伴い、2020年10月1日から、異なるワクチンの場合、不活化ワクチン及び、経口生ワクチンの接種前後の接種間隔を一定期間あける制限がなくなりました。詳しくは、[ワクチンの接種間隔の規定変更に関するお知らせ(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)]をご参照ください。

  • 同じ種類のワクチンの接種を複数回受ける場合はワクチンごとに決められた間隔を守ってください。

ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチンなど、それぞれのワクチンの接種を複数回受ける際の間隔が決められています。

  • 新型コロナワクチンとその他のワクチン(インフルエンザを除く)は、同時に接種できません。新型コロナワクチンの接種前後にその他のワクチンを接種する場合は、互いに一方のワクチンを接種してから13日以上の間隔をあける必要があります(2週間後の同じ曜日から接種可能)。
  • 新型コロナワクチンとインフルエンザの接種間隔の規定は廃止されたため、接種間隔の制限はなく、同時接種も可能です。

病気にかかった後の接種間隔

麻しん、風しん、水痘、おたふくかぜ等にかかった場合には、全身状態の改善を待って、接種してください。なお、接種は、免疫状態の回復を考え、以下の間隔をあける必要があるとされています。

  • 麻しん・・・治癒後4週間程度
  • 風しん、水痘、おたふくかぜ・・・治癒後2~4週間程度
  • 突発性発疹、ヘルパンギーナ、手足口病、インフルエンザ・・・治癒後1~2週間程度

ただし、接種するかどうかの最終判断は、接種医の決定に従ってください。

予防接種を受けることができない方

次のような方は接種を受けられません

  1. 明らかな発熱(通常37.5℃以上)をしている方
  2. 重篤な急性疾患にかかっている方
  3. その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある方
  4. BCGを接種する場合は、外傷等によるケロイドが認められる方及び結核にかかったことのある方
  5. 麻しん・風しん予防接種の場合は、妊娠していることが明らかな方
  6. その他、医師が不適当な状態と判断した場合

予防接種を受ける際に注意を要する方

以下に該当する方は、予防接種を受けるにあたって、事前にかかりつけ医に診察を受けて予防接種を受けてよいか確認する等ご注意下さい。

  1. 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療をうけている方
  2. 予防接種で、接種後2日以内に発熱の見られた方及び全身性発疹等のアレルギーと思われる異常がみられた方
  3. 過去にけいれんを起こしたことがある方
  4. 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
  5. 接種しようとする予防接種液の成分である卵の成分、抗生物質、安定剤などにアレルギーがあるといわれたことがある方
  6. BCGを接種する場合は、過去に結核患者との長期の接触があったなど、結核感染の疑いのある方

ただし、接種の実施は当日接種医が判断しますので、接種の際はあらかじめ御相談ください。

予防接種後の注意

  • 接種後30分間は、医療機関でお子さまの様子を観察するか、接種医とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがあります。
  • 接種を受けた日は、激しい運動や大量の飲酒は控えてください。
  • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は速やかに接種医の診察を受けましょう。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。

予防接種による副反応と健康被害救済制度

予防接種の副反応として、注射したところが赤くはれたり痛んだりすることがありますが、通常数日で自然に治ります。ただし、ワクチンの種類によっては、極めてまれ(百万から数百万人に一人程度)に脳炎や神経障害による後遺症などの重い副反応が生じることがあります。重い副反応の場合には、予防接種健康被害救済制度の対象になる場合がありますので、下記お問い合わせ先までご相談ください。

2010年11月26日~2013年3月31日までに市町村の助成によりヒブ・小児肺炎球菌・HPV(子宮頸がん)ワクチンを接種した方へ

ワクチン接種後に何らかの症状が生じ、医療機関を受診した方は、接種との関連性が認定されると、医療費・医療手当が支給される場合があります。具体的な請求方法、必要書類、請求書類の様式やその記載方法等は、以下のPMDAの相談窓口にお問い合わせください。

【相談窓口】
独立行政法人医薬品医療機器総合機構救済制度相談窓口
0120-149-931(フリーダイヤル)
※IP電話等の方でフリーダイヤルがご利用になれない場合は、
03-3506-9411(有料)を御利用ください。

<受付時間>
月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)
午前9時から午後5時

お問い合わせ先

健康局保健所保健課