石室天井石(せきしつてんじょうせき)
時代 | 古墳時代前期 |
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出土場所 | 西求女塚古墳 |
使用用途 | 石室石材 |
素材 | 点紋片岩・石英斑岩 |
寸法 | 石材1枚長さ150〜200cm |
この資料についての説明
四国吉野川流域の点紋片岩と大阪府と兵庫県の境を流れる猪名川流域の石英斑岩を使用しています。石室幅と考えられる、約95cm幅でベンガラ朱を塗布し、その上から水銀朱を塗布している。天井石下面の両側で、壁体に架かっていたと考えられる部分から、布の痕跡が確認されたことから、天井石を架ける直前に布で石室の空間を覆っていたか、石室周囲の壁体上面を覆うような葬送儀礼の順序を復元する上で貴重な資料です。