滑石製玉類(かっせきせいたまるい)
時代 | 古墳時代後期 |
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出土場所 | 新方遺跡 |
使用用途 | 祭祀 |
素材 | 滑石 |
寸法 | 2〜11cm |
この資料についての説明
新方遺跡は明石川と伊川の合流点付近に位置しており、両河川によって形成された沖積地上に立地しています。この遺跡では、たくさんの玉類が発見されています。玉を作るための原石や、作りかけの未製品などが見つかっていることから、玉類の生産をしていたと考えられています。弥生時代中期には玉作りが始まり、古墳時代中期に最盛期を迎えます。滑石製品を中心に、碧玉製のものも作られていたと考えられています。 平成9年度の発掘調査で、竪穴住居を廃絶する時のおまつりと考えられる遺構から、5300点を越す滑石製品が出土しています。滑石製品は勾玉・臼玉の他に、鏡を模した有孔円板や剣を模したものがあります。