ホーム > 健康・医療 > 衛生 > 生活環境 > 蚊の対策はお早めに

蚊の対策はお早めに

最終更新日:2023年9月14日

ここから本文です。

蚊は、「デング熱」「ジカ熱」など多くの病気を媒介します。
自分の身を守る方法は、なんといっても「蚊に刺されない」こと。
日ごろから蚊に刺されない対策をとることを習慣にしましょう。

蚊の発生をおさえましょう

蚊は、空き缶にたまった雨水などの小さな水たまりに好んで卵を産み、
約2週間かけてボウフラから成虫になり、約1か月間生存します。
成虫は、葉の裏や、じめじめとしたところにひそんでいます。

蚊の成長サイクル

  • 蚊が飛び始めるようになる前に、家の周りを点検しておきましょう!

水たまり

家の周りを整理整頓して、水がたまる場所をなくしましょう。
鉢植えの受け皿の水は、こまめに捨てましょう。

  

  • どうしても水をためる必要があるときは、フタをして、こまめに取り替えましょう。

雨水ます

雨水ますの中を掃除し、目の細かい防虫ネットをかぶせて、ふたをします。

 

  • 防虫ネットは、網戸用として市販されています。
  • 蚊が出入りする穴に直接取り付けるか、フタに挟みこんで設置しましょう。

側溝・植栽

側溝にたまった土砂や落ち葉を取り除きましょう。
植栽は、こまめに剪定しましょう。

 

  • 水がたまらず、流れるようにしておきましょう。
  • 茂った枝葉は、成虫の住処・休息場所になります。

ワンポイントアドバイス

殺虫剤による駆除は、その場限りの対策であり、蚊の発生をおさえるものではありません。
やむを得ず殺虫剤を使うときは、使用方法・注意事項を守り、必要最小限の量の散布としてください。
むやみに殺虫剤を散布することは、環境を汚染するだけでなく、人やペットの健康にも悪影響を与えます。

蚊に刺されないようにしましょう

蚊が媒介する感染症はたくさんありますが、蚊に刺されなければ感染することはありません。
日ごろから蚊に刺されないように心がけましょう。

家に入らせない

網戸をしっかり閉めましょう。就寝時には蚊帳を使うのもおすすめです。

肌を守る

屋外では、肌の露出を少なくしましょう。蚊の多いところでは、肌の露出部分に忌避剤(虫除けスプレーなど)を使用しましょう。

蚊の主な種類

ヒトスジシマカ

成虫は全体が黒く、背中と脚の関節に白い帯があります。いわゆるやぶ蚊で、昼間から夕方にかけて屋外で多く活動します。

アカイエカ

成虫は全体が赤褐色です。屋内を好み、夜間羽音を立てて寝ている人の血を吸いにやってきます。

ネッタイシマカ

日本には生息していないやぶ蚊の一種です。海外旅行に行くときは注意が必要です。

蚊が媒介する感染症

デング熱

デング熱ウィルスをもった蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。詳しくは、「デング熱について」のページをご覧ください。

ジカ熱

ジカウィルスをもった蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。詳しくは、「ジカウィルス感染症について」のページをご覧ください。

チクングニア熱

チクングニアウィルスを持った蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)に刺されることで感染します。デング熱と症状が類似しており、デング熱と同様の対策が必要です。

ウェストナイル熱

ウェストナイルウィルスをもった蚊に刺されることで感染します。多くはインフルエンザのような症状で比較的軽症の病気ですが、まれに重篤化することがあります。近年ヨーロッパやアメリカで流行が発生していますが、現在のところ日本国内での感染例はありません。

日本脳炎

日本脳炎ウィルスを持った蚊に刺されることで感染します。有効な予防ワクチンがあり、最近では国内での発生はほとんどありません。

ご相談先

蚊の対策についてのご相談は、お住まいを所管の衛生監視事務所で応じています。

お問い合わせ先

健康局環境衛生課