ウェブアクセシビリティ基本施策

最終更新日:2020年9月1日

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神戸市では、ウェブアクセシビリティに全庁的かつ継続的に取り組んでいくために、JIS X 8341-3:2016の附属書JA(参考)「ウェブアクセシビリティの確保・維持・向上のプロセスに関する推奨事項」の内容を踏まえ、ホームページ制作のプロセス(①企画、②設計、③制作・開発、④確認、⑤保守・運用)ごとに、ウェブアクセシビリティ施策を実践していきます。

企画

神戸市では、新たにホームページを制作・開発する際、その企画段階からウェブアクセシビリティの確保を考慮して取り組みを進めます。
本施策に基づき「神戸市ウェブアクセシビリティ方針」「神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン」を整備し、その内容をホームページの制作や運用にかかわるすべての職員で共有します。これによって、全庁的な取り組みとしてのウェブアクセシビリティの確保及び向上を目指します。

また、毎年定期的に職員を対象としたウェブアクセシビリティの重要性や対応方法に関する研修を実施し、下記の方針およびガイドラインに則した運用を行うよう徹底します。

設計

ホームページの設計段階では、企画段階で共有したウェブアクセシビリティ方針の内容を達成するために、ホームページの制作・開発に用いるウェブコンテンツ技術や達成方法を選定します。

まず、「神戸市ウェブアクセシビリティ方針」で述べているJIS X 8341-3:2016のレベルAAへの準拠という目標を達成するために、用いるべき達成方法を「WCAG 2.0 の達成方法」(ウェブアクセシビリティ基盤委員会)」を参考に選定します。ウェブアクセシビリティ基盤委員会が提供するアクセシビリティ・サポーテッド(AS)情報を参照したうえで、必要に応じて実際のユーザー環境での動作等を障害当事者が検証し、最善の達成方法を選定していきます。

また、ナビゲーションやヘッダー・フッターのように、テンプレートで定義された部分やコンテンツマネジメントシステムが自動生成する部分については、常にウェブアクセシビリティ確保の要件が満たされるように設計していきます。

さらに、その他のコンテンツ部分については、「神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン」を用いてソースコードまで含めた詳細な仕様を定義することにより、ウェブアクセシビリティが確保されるように設計していきます。

WCAG 2.0 関連翻訳文書[ウェブアクセシビリティ基盤委員会](外部リンク)

制作・開発

設計段階で明確となった達成方法を用いて、ホームページを制作します。コンテンツ制作者は「神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン」を参照しながらホームページを制作します。
その際判断に迷ったり、対処方法がわからないような場合には、ウェブアクセシビリティ基盤委員会が提供している文書や各種ガイドライン、その他マニュアル等の参考資料を参照して解決策を模索します。

確認

ウェブアクセシビリティを維持・向上する上で、定期的な確認は欠かせません。
神戸市では、「JIS X 8341-3:2016」の「附属書JB(参考)試験方法」に基づく試験や、障害者や高齢者によるユーザー評価を定期的に実施することにより、神戸市ホームページのウェブアクセシビリティを維持・向上していきます。
具体的には、以下のとおり毎年定期的にウェブアクセシビリティ診断を実施し、その診断結果をもとにした修正を行っていきます。

JIS X 8341-3:2016に基づく試験

「JIS X 8341-3:2016」の「附属書JB(参考)試験方法」及びウェブアクセシビリティ基盤委員会が提供している「JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン」に基づき、ウェブページ一式単位での試験を実施する。(対象:40ページ以上)

ユーザー評価

障害者と高齢者によるユーザー評価を実施し、各ウェブページが目的通り機能しているかどうかを確認する。(対象:約10ページ)

保守・運用

企画段階で共有した神戸市ホームページにおけるウェブアクセシビリティ関連文書及びウェブアクセシビリティ基盤委員会が提供する関連文書を活用し、「神戸市ホームページ作成事業者用ガイドライン」に基づいてホームページのウェブアクセシビリティを維持・向上できるように保守・運用を行います。

また、ホームページの内容に関するお問い合わせを受け付けています。利用者の皆さんからの要望や不具合は、今後の改善に向けて適宜取り入れていきます。

お問い合わせ先

市長室広報戦略部