ホーム > 健康・医療 > 薬物乱用防止

薬物乱用防止

ここから本文です。

麻薬、覚醒剤、大麻、シンナー、危険ドラッグ等の薬物乱用は、乱用者個人の健康上の問題だけでなく、各種の犯罪を誘引するなど公共の福祉に計り知れない危害をもたらします。
一度でも薬物に手を出さない・出させないよう、みなさんのご理解とご協力をお願いします。

「ダメ。ゼッタイ。」普及運動

1
覚醒剤や大麻等の違法薬物は、たとえ1回の使用でも「乱用」です。
一度くらいなら、といった軽い気持ちが、あなたやあなたの大切な人の人生を壊してしまいます。

違法薬物の危険性を正しく知り、間違った情報から自分の身を守りましょう。
違法薬物の誘惑からはすぐに避難し、「ダメ。ゼッタイ。」の強い気持ちで使わない選択をしましょう。

近年、大麻の乱用が増加しています!

近年、若年者が大麻を乱用し、検挙される事例が増加しています。
インターネット等で、大麻は「身体への悪影響がない」、「依存性がない」といった誤った情報も流れていますが、実際には脳に作用し、様々な不具合を引き起こす違法な薬物です。

間違った情報に流されず、正しい知識で判断しましょう。
薬物の誘いには、きっぱりNo!と断りましょう。断りづらいときには、とにかくその場から立ち去りましょう。

一人で問題を抱え込まないで、信頼できる人や専門の相談窓口へ。

市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)

現在、若者の間で、精神的な苦痛から逃れ、多幸感を得ることを目的として、薬を大量に摂取し、薬物依存症となる、いわゆる「オーバードーズ」が、深刻な社会問題となっています。

市販薬の過剰摂取が若者に増加傾向!

厚生労働省の調査では、医薬品のオーバードーズが原因と疑われて救急搬送される人が年々増加しており、特に10~20代の若者は増加傾向にあります。また、女性に多くみられることが特徴です。
ドラックストア等で購入できる市販薬でも、用法・用量を守らずに乱用すると、健康被害が発生するおそれがあります。
市販薬の乱用を防ぐために、風邪薬や咳止め薬など依存性がある成分が含まれる薬は1度に購入できる数を1個にする等の規制があります。
しかし近年、複数の店舗から購入したり、他人から譲り受けたりすること等で市販薬を大量に入手して市販薬を過剰摂取する若者が増えています。

オーバードーズでの薬物依存

医薬品の用法・用量を守らずに乱用を続けると、薬物の効果が薄れて同じ量では効かなくなったり(耐性)、依存性がある薬物が含まれている場合には、薬物を「やめたくてもやめられない」状態(依存)になってしまうことがあります。また、若年層は大人より依存しやすく非常に危険です。
薬物依存症は脳の病気です。運動機能や記憶能力、感情のコントロールなどに様々な障害を引き起こします。脳に与えられたダメージは、残念ながら元の状態には戻らないと考えられています。身体に様々な悪影響が現れ、最悪の場合、死に至るおそれがあります。
あなたの心と身体の健康のために、医薬品は、用法・用量を守って使いましょう。

一人で悩まずに相談

若者が市販薬をオーバードーズするきっかけは、家庭や学校等の悩み等の心理的苦痛から逃れるために市販薬に頼ってしまうことが考えられます。
特に最近はSNS上にオーバードーズを始めとした薬物に関する情報が溢れ、誤った情報や悪意ある誘いも少なくありません。
市販薬のオーバードーズがやめられない方は、一人で悩まずに相談窓口へお気軽に相談してください。
相談窓口 神戸市精神保健福祉センター
     電話:078-371-1900(平日8時45分~17時15分)

薬物乱用防止に関する情報

あやしいヤクブツ連絡ネット

インターネット等では、医薬品や健康食品等のさまざまな商品が販売されており、スマートフォンやパソコンからも手軽に通信販売で海外から個人輸入ができるます。
でも、その医薬品や健康食品は安全で効果のあるものでしょうか。

ネット上には本物と見分けにくい偽造品(ニセモノ)が流通しています。
あなたの購入した商品は安全ですか
もし、ニセモノだった場合の危険性について考えてみませんか。

  • 一体どんな環境で製造されているのでしょうか
  • 効かないどころか、ひょっとして害があるかもしれないのでは
  • 個人情報が流出するかもしれません
  • 商品が届かなかったり、販売された薬物の利益が反社会的組織の収入源になっているかも

厚生労働省は、リンク先ウェブサイトで「あやしいヤクブツ」についての情報提供や注意喚起を行っています。
「あやしいヤクブツ」の通報先にもなっていますのでご覧ください。

相談窓口

神戸市精神保健福祉センター
電話:078-371-1900(平日8時45分~17時15分)

お問い合わせ先

健康局保健所医務薬務課