いま須磨のまちでは、大きなリニューアルプロジェクトが2つ進んでいます。
1つは、全国的にも有名な須磨海浜水族園が立地している須磨海浜公園一帯の海沿いエリア。
もう1つは、北須磨エリアの中心で、商業施設などが立ち並ぶ名谷駅周辺。
今回は、それぞれのリニューアルで、まちがどんな風に生まれ変わるのかご紹介します。
神戸須磨 Parks+Resorts『須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業について』
松林から砂浜と海を望める須磨海浜公園。そして、たくさんのかわいい海のいきものに出会える須磨海浜水族園。そんな、JR須磨海浜公園駅から徒歩5分の好立地エリアが、地元の方や観光客など多くの人が集まり、豊かな時間を過ごすことができる場所にリニューアルされます。(令和6年3月完成予定)
今回のリニューアルでは、公園(園地)、にぎわい施設、水族館、宿泊施設等が整備されます。それぞれの詳細を、これからご紹介します。
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公園(園地)
今ある松林を活かしながら、バリアフリーに配慮した園路や様々な利用ができる広場、新しい遊具が設置されます。また、歴史的・文化的資産を保全し、休憩や地域活動などで利用ができるパークコンシェルジュ棟(公園管理棟)も整備されます。
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にぎわい施設
松林などの景観に配慮したにぎわい施設(レストラン、子ども向けブック&カフェ、屋内遊び場、コンビニなどを予定)が整備され、より便利に楽しく公園を利用できるようになります。
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水族館
神戸の身近な生き物から世界の魚類や海獣など幅広い水族を展示する「魚類・アシカ・ペンギン棟」、これまで以上の規模となる「イルカ棟」、西日本で唯一シャチが見られその研究機関も併設される「シャチ棟」の3つの建物ができる予定です。
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宿泊施設
コンセプトは「海への旅にいざなう価値体験型ホテル」。イルカと親しむことができるプールを常設した中庭やオーシャンビューの客室、地産地消にこだわったレストランが特徴です。
躍動する多世代共生のまち 『名谷駅周辺』
市営地下鉄名谷駅を降りると、商業施設の「須磨パティオ」、銀行や須磨区役所の支所が入る「名谷センタービル」、芸術文化の拠点である「北須磨文化センター」、広大な緑広がる「落合中央公園」など、充実した住環境がみなさんを迎えます。そんな、生活に必要なものが何でもそろう名谷駅周辺のエリアがリニューアルされ、さらに素敵に、さらに楽しい空間に生まれ変わります。
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名谷図書館
令和3年3月24日、大丸須磨店4階に「神戸市立名谷図書館」がオープンしました。約7万冊の豊富な蔵書数に加え、様々なタイプの座席が約130席あります。また、市立図書館では初の予約制による座席管理を導入しています。
キッズコーナーや寝転びスペースなど、小さいお子様連れの方も安心して利用できるコーナーも充実しています。 -
駅前の広場空間
マーケットの開催や、キッチンカーの出店、様々な体験の場として活用するなど、賑わいを創出します。(令和4年本格運用)
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須磨区役所北須磨支所の移転
新北須磨支所ビル(仮称)を建設し、現在、名谷センタービルにある須磨区役所北須磨支所と名谷駅ビルにある乳幼児健診スペース等が新しいビルに統合され、令和6年度にオープンする予定です。
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須磨パティオのリニューアル
須磨パティオをあらゆる世代が“駅前時間”を楽しめるショッピングセンターへとリニューアルし、フードコートの設置など、子育て世代等が楽しめる空間の充実の他、withコロナにも対応した屋外空間の活用を図ります。(令和6年度完成予定)
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名谷駅ビルのリニューアル・駅ビル北館の新設
名谷駅ビルのリニューアルにあわせ、駅の北側に新たにビルを建設し、現駅ビルのテナントの再編を図りながら利便施設が拡充されます。また、駅ビル北館には、子どもを預けられる機能を併設した、働く場を創出します。さらに、隣接する駅前ロータリーの利便性向上を図ります。(令和5~6年度完成予定)
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落合中央公園
芝生広場を活用した大型遊具の設置や自然林を活用した子どもたちの自然体験の場を整備することにより、明るく、親子でのびのび遊べ、水辺の眺望が楽しめる、憩いの公園にリノベーションされます。また公園にさらにアクセスしやすくなるように、名谷駅からの動線の改善や駐車場が拡充される予定です。(令和6年完成予定)
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北須磨文化センター
落合中央公園内の北須磨文化センターにおいて、トイレや空調設備などのアメニティの向上、施設内スペースのリノベーションに合わせた学習室の設置を検討するなど、令和6年までに施設が充実する予定です。
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住宅・保育施設の新設
駅前の駐車場用地を活用し、新たな集合住宅や保育施設を提供します。(令和6年度以降順次)