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神出小学校・中学校の連携による英語教育
市内の小・中学校においては、少子化による小規模化の進行により“複式学級”として運営を行っている小学校もあります。小規模な学校については、歴史的経緯などを踏まえつつ、これまでも体験学習等による地域連携や小中一貫教育の導入、幼・小・中学校合同による学校行事の開催など、特色ある教育活動を進め、魅力の向上等を図ってきました。
今年から、神出小学校では、学級担任に代わって、神出中学校の英語科教員が英語の授業を行っています。先日、6年生の授業を参観しました。簡単な言葉を使ったやり取りを楽しみながら、英語の音声やリズムに触れ合う内容で、生徒の皆さんも前向きで発言もとても多く、明るく活き活きとした授業風景を見学することができました。中学校から来ている英語科担当教員は「“神出ミニ英検”という仕組みも作って、これから学校内を英語で充満させたい」と意気込みを語ってくれました。将来的には神出中学校を“英検”の試験会場にする構想もあるようです。
今後、神出小学校・中学校では、7年(小3~中3)を見据えた一貫した英語学習を進めるとともに、中学校の学習内容を踏まえたポイントを押さえた授業を実施し、英語への慣れ親しみと学力の向上を目指します。また、イングリッシュデイキャンプやICTを活用した授業を通じた市街地の学校との交流など、特別な学習プログラムも検討します。
子どもたちの健全な育成や学校の持続的な運営を実現していくために、地域との交流等による教育活動の実践や、小中学校の連携の充実などに取り組み、学校の魅力化とともに地域の活性化に繋がることを願っています。
エンジョイスポーツプロジェクト
西区制40周年にあたり、区役所では、区民や事業者の皆様とともにお祝いしたいと考え、実行委員会を立ち上げ、色々な記念事業を計画しています。その一環として、スポーツを通じて、子どもたちの新たな可能性の発見や、スポーツの魅力・楽しさを体験してもらい、西区の将来を担う子どもたちの心と体を元気にするプロジェクト、「エンジョイスポーツプロジェクト」を大学や高校などと共同で開催します。
立夏を迎え、木々の新緑がまぶしい季節に、第1弾として、小学生を対象としたスポーツ体験会を神戸学院大学との共催で実施しました。神戸学院大学で実際に活躍している女子駅伝部、アメリカンフットボール部、ラクロス部の部員たちが講師となり、各競技の基本的なルールや技術を学ぶとともに学生アスリートの‘スゴ技’を身近に見ることができました。予想を上回る参加者で、プログラムの最後にはリレー大会などもあり、大いに盛り上がった一日となりました。
現在、第2弾、第3弾に向けて準備を進めています。具体的には滝川第二高等学校との共催によるゴルフやサッカーの体験会を予定しているほか、パラスポーツ種目の体験会も検討しています。たくさんの子どもたちが目いっぱい体を動かしながら様々な競技の魅力に触れるとともに、新しいスポーツに挑戦することの楽しさを発見する機会となればと願っています。
詳細が決まり次第、なでしこ通信やホームページでお知らせします。
「コベルコ地域社会貢献基金」からの支援
明治38年(1905年)、神戸で生まれた神戸製鋼グループは、創立100周年記念事業の一環として平成18年(2006年)に「コベルコ地域社会貢献基金」を設立し、様々な施設や団体の活動に対しての支援を続けられています。対象は次代を担う“子どもたち”で、児童養護施設や子育て支援施設・団体のほか、子ども自らが地域貢献活動を行う団体や子ども向け芸術・文化・スポーツ教育活動をする団体などが主な支援先となっています。
西区では、西神工業団地内に“神戸総合技術研究所”があるご縁から、子どもたちの教育活動や健全育成に対する深いご理解のもと、「青少年フェスティバル」や「ファミリーロードレース大会」、「ドッジボール大会」など様々な活動にご協力頂いています。ここ3年間は、保護者同士のつながり等を目的とした子育てサークルが区内に20カ所以上あるため、各サークルに貸し出すための幼児用知育玩具や絵本などを西区社会福祉協議会へ寄贈され、同協議会を通じてサークル内の活動に役立てています。
この度、井吹北地域福祉センターにおいて、神戸製鋼グループを代表して、㈱神戸製鋼所技術開発本部開発業務部の村上昌吾部長と西島太郎総務室長にお越し頂き、目録の贈呈と併せて「井吹北子育てサークル」の活動を見学頂きました。この日は0歳児を対象とした「子ども広場」が開催中で、早速、寄贈された玩具等を使って元気に活動していました。
神戸製鋼グループの皆さまの温かいご支援に、あらためて心より厚く御礼申し上げます。