神戸市職員採用

KOBE(神戸市)

人材育成・人事制度インタビュー

EDUCATION / PERSONNEL SYSTEM STAFF INTERVIEW

働きながらでも
資格取得したい気持ちを後押しする制度

菅原 美紗稀

福祉局保護課

平成27年度入庁
[大学卒・福祉]
(※令和3年度時点)

菅原 美紗稀

SUGAHARA MISAKI

入庁時より生活保護のケースワーカーとして働く中で、何らかの精神的なしんどさを抱えている受給者の方が多い印象を受けました。大学卒業時に社会福祉士の資格は取得したものの、その知識だけでは受給者の状態を適切に理解し、自信を持って支援することができないと感じ、精神保健福祉分野に特化した資格である精神保健福祉士の資格の取得にチャレンジしました。資格取得支援制度は働きながらでも資格取得を目指したい気持ちを後押ししてくれる制度であると感じています。

根拠を持って
適切な支援ができるように

資格を取得できたおかげで、それまでは経験則に基づいて支援していましたが、受給者の方から直接受け取る情報に加え、実際の診断名や処方薬なども踏まえ、状態を推察しながら対応の仕方を工夫する等、根拠を持って支援することができるようになりました。また、医療の必要性の認識がない中で生きづらさを感じながら生活している方に対しても、ご本人の状態を客観的に見極め、どのようなサービスにつなぐ必要があるか等を以前より適切にアセスメントできるようになりました。

菅原 美紗稀

菅原 美紗稀

現場に戻る時に備え、
病気の知識をもっと学びたい

現在は現場の業務からいったんは離れ、国の法律に基づいた施策を現場におろす仕事などを担当しています。これまでは現場の仕事に追われ、担当業務の法令をよく把握できないままに仕事をしていたので、まずは関係法令の内容を学んでいきたいと思っています。いずれ現場に戻る機会があると思うので、その時に役立てられるよう、病気の知識についてさらに深く学んでおこうとも考えています。

さまざまな相談に乗ってもらえる
“頼りになる先輩”

前田 規孝

環境局事業管理課

平成30年度入庁
[大学卒・総合事務]
(※令和3年度時点)

前田 規孝

MAEDA NORITAKA

前に所属していた部署で仲良くしてもらっていた先輩がメンターを務めていたことでメンター制度のことを知り、こんな人に相談できるならいいなと思いました。4年目までの職員が利用できる制度だったので最後のチャンスと思い利用しました。メンターは日々の疑問に思っていることを素直にぶつけて意見をもらうことができるだけでなく、悩みについても聞いていただける、まさに“頼りになる先輩”です。

フラットで忌憚のない
アドバイスを求めて

わたしのメンターを務めていただいている方は、業務改革課所属の職員であることもあり、日々の仕事で直面する文書作りや表作成の煩雑な業務についても、効率的な方法を教えてもらえるので、助かっています。普段であれば、「こんなことを聞いていいのだろうか。」と尻込みしてしまうような質問も気兼ねなく尋ねることができます。フラットな視点で忌憚のない意見、アドバイスがもらえるので自分の考えが正しいかどうかもよくわかります。

前田 規孝

前田 規孝

心身がリフレッシュでき、
人脈も広がります

日々の仕事の状況や悩みについても率直に話すことができるので、聞いて共感してもらえるだけでリフレッシュができ、ストレスの発散にもなります。また、メンターの職場を訪ねて面談を行うので、他部署の働き方や雰囲気も垣間見ることができるので視野が広がります。普段かかわらない部署の職員と関わることで人脈も広がります。制度が終わってからもメンターとの繋がりを大切にしていきたいと思っています。

他自治体との人脈が広がり、
神戸市を外から知る機会に

谷 紘一郎

企画調整局デジタル戦略部

平成25年度入庁
[大学卒・総合事務]
(※令和3年度時点)

谷 紘一郎

TANI KOICHIRO

クラウド型の業務改善システム「kintone」を販売しているサイボウズ社に1年間派遣され、自治体向けの営業に携わりました。ITに関わる仕事にも全く無縁で、営業も初めての経験だったので苦労の連続でしたが、単に業務改善に関する知見を深めるだけでなく、他自治体との人脈が広がり、また神戸市のことを外部から客観的に知る機会にもなり、得難い経験でした。

見知らぬ世界を経験、
ステップアップできるチャンス

派遣前の職場は、こども家庭局こども企画課で庁内の調整や予算の管理などを担当するなど、ITとは全く無縁の業務を担当してきたので、異動の打診があった時には寝耳に水状態でした。ただ、民間企業で働ける経験は自身をステップアップできるチャンスととらえチャレンジしようと思えました。 任されたのは自治体向けの営業だったので、kintoneの導入を検討している自治体が感じる不安や、課題について同じ自治体の職員として共感できるという強みを活かしながら、営業活動を行うことができました。

谷 紘一郎

谷 紘一郎

業務改善の支援にさらに
力を尽くしたい

自治体向けの営業活動を行う中で、神戸市のさまざまな取組みについて逆に尋ねられることも多くあり、それだけ神戸市が新しいことに挑戦し、注目されている自治体なんだなと確認することができました。現在は、サイボウズ社で培ったkintoneのノウハウを活かし、神戸市役所の業務の効率化に役立てています。今後は他のICTツールについても学びながら職員の負荷を軽減する提案ができるよう業務改善の支援に力を尽くし、それがひいては市民サービスの向上につながればと考えています。

膨大なアナログ作業から
職員を解放したい、と応募

鷺森 弘一

企画調整局デジタル戦略部

令和元年度入庁
[大学卒・総合事務]
(※令和3年度時点)

鷺森 弘一

SAGIMORI HIROKAZU

入庁後配属された須磨区まちづくり課では、選挙や防災、統計調査事務を担当していましたが、膨大な業務をアナログでこなすやり方だったため、どうしたら効率よく仕事ができるか考える習慣がついていました。DX人材育成コースの庁内公募制度があることを知り、1年でも早くデジタル化のスキルを身につけて効率よく仕事をしたい、そして庁内全体の生産性向上に貢献したいと思い、応募しました。

「立派なDX人材だな」と言われ、
うれしかった

現在の職場で、現場業務の電子化の取組みにさっそく携わる機会がありました。福祉医療費助成にかかわる窓口業務のスマート化では、上司やコンサル会社の協力を得ながら、現状をヒアリングしたうえで業務フローの検討を行い、電子申請フォームの構築を手がけました。改善した業務フローについて報告した際、部長から「立派なDX人材だな」と言われたことは素直にうれしかったです。

鷺森 弘一

鷺森 弘一

効率的な業務遂行方法を
発信していきたい

DX人材育成コースでは、業務時間内にDXについて学習する時間を確保できるため、効率的に新しい知識を身につけることができます。身に付けた知識やスキルを自分だけのものにするのではなく、職員全体にノウハウを共有したり、今後の異動先の業務で活かすことで、神戸市全体の生産性を向上させたいです。まずは、効率的な業務遂行方法を周知するポータルサイトを作成することが目標です。