
土木
神戸を支える都市基盤を守り育てる仕事、神戸の未来を創造する仕事

土木の仕事
企業活動や市民生活、神戸の成長を支える様々なインフラを守り育て、次世代に引き継いでいます。
各職場で携わる仕事はインフラ整備・管理プロセスの一端ですが、行政としての調整力や専門知識を駆使しながら、計画・構想から設計、施工、維持管理まですべてのプロセスをチーム一丸となって進めています。
ピックアップ事業
<道路>道路空間のリデザイン
「道路空間の使われ方」を職員と市民が一緒になって考え、再構築する「道路空間のリデザイン(Re:Design)」を進めています。
高度経済成長期に自動車交通の発展を見据え、その需要に応える車中心の道路整備を進めてきましたが、道路空間の使い方に対するニーズが変化し「道路空間はこのままでいいのか?」という課題に直面しています。
そこで「道路から市民生活を豊かにしていこう」と考え、様々なアイデアが生まれています。有効に使われていない停車帯を憩いの空間として生まれ変わらせた「KOBEパークレット(全国初)」や、公募により選ばれた整備イメージを提案した学生と一緒に考えながら具体化している「元町駅前再整備」など、職員の創造力と創意工夫がどんどん形になっています。


ピックアップ事業
<防災>南海トラフ巨大地震に伴う津波対策事業
南海トラフ巨大地震で想定される津波に対し、市民の暮らしとまちを守る津波対策事業を進めています。
南海トラフ巨大地震に伴う津波により、市内臨海部を中心に浸水被害が予想されています。市民の皆様の安全・安心な生活を確保するため、既成市街地の人家部及び都心部において、浸水深を避難時に人命に影響を与えない目安とされる30㎝未満に低減するための対策工事を進めています。
具体的には、津波に対する構造物の補強、防潮施設の沈下対策、越流・引き波による洗掘対策、防潮鉄扉の遠隔操作化の検討などを進めています。


ピックアップ事業
<高速道路>高速道路ネットワークの整備促進
物流、企業活動を支える高速道路を、
事業化し早期に完成させる取り組みを、
事業者や関係者と協力しながら進めています。
高速道路は、渋滞解消や災害時の緊急輸送路としてだけでなく、物流等の企業活動を支え、沿線への企業誘致、雇用を創出し、神戸発展の原動力となる社会基盤です。それは、ネットワーク化されることでその効果を相乗的に発揮します。
湾岸線(関西国際空港~六甲アイランド)開通から23年、凍結していたその延伸部(大阪湾岸道路西伸部14.5km)が、平成28年度に事業化しました。この事業を実現するために様々な活動、調査を進め、現在も事業者と協力しながら、早期完成に向けた活動や関連事業の調整を進めています。

土木職の活躍フィールドが多い神戸市なら、計画から設計、施工、維持管理まですべてに関わり、常に新鮮な気持ちで仕事ができます。


建設局下水道部管路課
平成27年度入庁【大学卒・土木】
※内容は平成29年度時点
山下 千尋やました ちひろ
汚水管きょの維持管理に関する計画を作成・運用しています。生活雑排水やし尿などが流れる汚水管きょは神戸市内に約4100㎞あり、うちコンクリート系管きょ約2500㎞の多くは高度経済成長期に建設され、老朽化が進んでいます。貴重な予算のなかで効率よく、調査をどのような頻度・優先順位で行うか、また、調査結果や災害時リスクなどから工事の優先順位をどう設定するか検討し、予防保全的な観点を大切にして計画を作成しています。
1日のスケジュール
