デザイン都市・神戸

(C)Kouhei Kimura
まち・くらし・ものづくりを
新たな視点でデザインする。
神戸市は、明治時代から多様な文化を採り入れ、街並み、ファッション、洋菓子など、デザインとは縁の深いまちづくりを進めてきました。しかし、社会経済情勢が変化する中、国内外の各都市も、創造都市(クリエイティブシティ)の考え方に基づくまちづくりに取り組み始めています。神戸市においても、これまでの“神戸らしさ”に「デザイン」の視点で“神戸らしさ”にさらに磨きをかける都市戦略を推進しています。
「デザイン」による、選ばれる創造都市であるための都市戦略

これら5つの視点で、ひと・もの・まちを結びつけ、「“神戸らしさ”を見つめなおして磨きをかける」ことを基本理念とします。
まちのデザイン
地域の個性を活かした魅力ある空間の形成を図り、にぎわいと楽しさにあふれ、市民がやすらぎやここちよさを感じられるまちをめざします。

【具体的な取り組み】
■開港以降に建てられた「神戸らしさ」を象徴する歴史的建築物の保存活用。
■神戸らしい眺望景観50選、10選を選定。ビューポイントを楽しんでもらえるようビューポイントサインを設置。
(その他の主な取り組み)
・公共的施設におけるデザイン性の重視
・まちなかにおける緑とのふれあいづくり
・海にふれ、海辺を体験できる水際の魅力アップ
くらしのデザイン
市民がすぐれたデザインに出会い、創造性を育むことにより、多様なライフスタイルを尊重し、地域に愛着を感じ、いきいきと暮らせるまちをめざします。

こどもSOZOプロジェクト
【具体的な取り組み】
■震災関連を含むさまざまな社会課題をデザインの視点で解決するプロジェクト“issue +design”
■こどもを対象に創造力・想像力を育むワークショップを開催する“こどもSOZOプロジェクト”
■デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の運営
(その他の主な取り組み)
・「神戸発」ファッションのさらなる情報発信
・情報やサービスを提供する際のやさしさ、わかりやすさへの配慮
・ユニバーサルデザインの推進
ものづくりのデザイン
すぐれたデザインによる付加価値の高いものづくりを応援することにより、新たなマーケットを創造する元気な産業のまちをめざします。

【具体的な取り組み】
■中小企業を対象としたデザイン活用の演習・講座
■専門アドバイザーに相談ができるKOBEデザイン相談会
(その他の主な取り組み)
・次世代コンピュータを用いたものづくりの開発支援
・市内農産物のさらなるブランド力の強化
・デザインフォーラムの開催や表彰制度の創設
データやICTでまちをデザイン
市民・事業者との協働と参画により産学官連携のコミュニティを形成しながら、神戸市のオープンデータを活用して地域課題を解決するオープンガバメント社会の構築や、ICTを活用した新たな市民サービス・ビジネスの創出を目指します。

【具体的な取り組み】
■オープンデータ活用の環境整備(オープンデータカタログサイト・イベントサイトの構築・運用など)
■データを活用できる人材育成(データアカデミー、バルセロナ市との連携ワークショップの実施など)
■市民協働・産学官連携(神戸市ドコモ見守りサービス、株式会社アシックスとの協働によるICT×スポーツを組み合わせた実証実験など)
(その他の主な取り組み)
・地元ICT企業との交流・支援・地域貢献事業の実施
・スマートフォンの活用や適正利用に関する啓発活動
神戸。だから面白い!
デザインといっても特別なものではなく、市民も身近に感じ、楽しめるデザインのこと。おしゃれで、機能的で、気持ちが豊かになるようなデザインがあふれる生活は、神戸が昔から大切にしてきた視点。それをさらに進化させる刺激的な仕事です。
データを活用できる人材を育成し、
データやICTで神戸のまちをデザイン!


企画調整局
政策企画部産学連携課
平成24年度入庁
【大学卒・一般行政】
※内容は平成29年度時点
服部 健志はっとり たけし
神戸市では、ビッグデータやICTを活用した新しい市民サービスやイノベーションを創出する取り組みを行っています。私の主な役割は、地域課題の解決やまちのにぎわいづくりに貢献するため、企業や大学など様々な団体の方と協力・連携して、ICTを活用した実証実験や新しい事業を企画し実施することです。また、データを活用できる人材育成にも力を入れています。職員向けの研修をはじめ、市民向けのワークショップを実施したり、スマホの適正利用を呼び掛けるフォーラムを開催したりしています。
1日のスケジュール
