ホーム > 市政情報 > 記者発表資料 > 記者発表2022年8月 > 全国自治体初!アーバニスト・イン・レジデンスin Nagataの実施~都市は住むだけでなく、使いこなし楽しむ時代へ~
最終更新日:2022年8月31日
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記者資料提供(2022年8月31日)
長田区は、市内9区の中でも最も高齢化率や空き家率が高く、行政的な課題は多い区となっています。しかし、近年特にアーティストやクリエイターの集積が進んでおり、創造的な活動によってまちの課題解決や魅力の創出につなげている例が多数見られます。
一方で、様々な地域においても、単に住むだけでなく都市を主体的に楽しみながら生活している人(=アーバニスト)たちが注目を集めています。専門家と生活者の両側面を持ちながらまちに主体的に介入し、その地の魅力を向上させていく存在として、既に長田区にも多くの「アーバニスト」たちが関わっていると言うことができます。
このたび、長田区での好事例を広く知ってもらうとともに、創造性を発揮しながら住み・関わる方を長田区にさらに増やしていくため、招聘したアーバニストたちが長田区に滞在しながら調査・交流・発信活動を行う「アーバニスト・イン・レジデンス」事業を全国の自治体で初めて実施します。
日程 |令和4年9月16日(金曜)~10月8日(土曜)
場所 |ヒガシシリコンバレー(神戸市長田区東尻池町4-11-8)
滞在者|石川 由佳子(一般社団法人for Cities)
杉田 真理子(一般社団法人for Cities)
大谷 省悟(株式会社301)
Harry Lee(ランドスケープ・アーキテクト、茶人)
Juliette Pénélope Pépin(ビジュアルアーティスト)
※一般社団法人for Cities以外の3名は一部期間のみ滞在
協力 |合同会社廃屋
内容 |アーバニスト5名が、各自の専門分野を活かし、地域の方々や内外のアーティスト・クリエイターとの交流を繰り広げながら長田の特性・魅力のリサーチを行います。最終日には、成果発表として長田のまちの特性や魅力などを語るトークイベントを行います。
期間中、どなたでもアーバニストたちを訪問し、交流いただけるイベントを予定しています。
滞在場所のヒガシシリコンバレーに自由にお越しいただき、滞在者との交流が可能になります。
9月20日(火曜)19時~22時
10月1日(土曜)14時~17時
10月5日(水曜)19時~22時
リサーチを通して見えてきた長田のまちについて、滞在したアーバニストたちが自由におしゃべりを繰り広げます。内容等、詳細が決まり次第長田区HP・SNS等でお知らせします。
日時|10月8日(土曜) 時間未定
場所|新長田合同庁舎1階(兵庫県立神戸生活創造センターフリースペース)(予定)
都市を主体的に楽しみながら生活している人のこと。『アーバニスト ―魅力ある都市の創生者たち』という書籍が2021年11月に出版されるなど、都市の負債を資産に変える担い手として近年注目を集めつつある。
アーバン・エクスペリエンス・デザイナー。(株)ベネッセコーポレーション、(株)ロフトワークを経て独立。「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことをモットーに、さまざまな人生背景を持った人たちと共に市民参加型の都市介入活動を行う。体験をつくることを中心に「場」のデザインプロジェクトを国内外で手がける。学びの場づくりをテーマに、「Ted×Kids」や「True Colors Academy」など、さまざまなアートプロジェクトにも携わる。
Website: na-tokyo.com(外部リンク)
SNS: https://linktr.ee/YukakoIshikawa(外部リンク)
都市・建築・まちづくり分野における執筆や編集、リサーチほか、文化芸術分野でのキュレーションや新規プログラムのプロデュース、ディレクション、ファシリテーションなど、幅広く表現活動を行う。都市に関する世界の事例をキュレーション ・アーカイブするバイリンガルWebメディア「Traveling Circus of Urbanism」、アーバニスト・イン・レジデンス「Bridge To」を運営。
Website: travelingcircusofurbanism.com(外部リンク)
SNS: https://linktr.ee/MarikoSugita(外部リンク)
広告業界にてグラフィックの制作に携わった後、プランナー/プロデューサーとして独立。2014年に株式会社301を設立し、ビジネスと文化の交差点におけるブランド開発やリブランディングプロジェクトを多数主導。2019年、LIFEとWORKが融合した世界観を発信する拠点として代々木上原に「No.」を立ち上げる。
香港出身、京都在住のランドスケープ・アーキテクト、茶人。セラミックアーティストとしても活動を行う。ニューヨークにて、ハーバード・ティークラブを設立。お茶と陶芸、ランドスケープを行き来しながら表現活動を行う。
Juliette Pénélope PépinICA京都アーティスト・リサーチャー。最近の展覧会として、Brighton CCA Dorset Place(イギリス)でのグループ展”Hydrographism”、Espace Voltaire(フランス)でのUniversity Pluralityとのグループ展”When, Suddenly”、ブラインドサイドギャラリー(オーストラリア)での”working conditions”など。インスタレーション、動画、版画、思弁的な物語を通して、人間と人間以外の知覚的つながりを探る。
東京・京都に活動拠点を持つ都市体験のデザインスタジオ。国内外の、建築やまちづくり分野でのリサーチや企画・編集、展示会の開催、教育プログラムの開発まで、国や分野を超えて「都市」の日常を豊かにすることを目指して活動している。都市を面白くする方法=アーバニズムのアイデアを収集するプラットフォーム「forcities.org」を運営しており、国内外のアーバニストたちとのネットワークを築き上げている。これまでに、アーバニストに必要なスキルを学ぶ学校「Urbanist School」や都市の祭典「for Cities Week」を東京・ナイロビ・カイロで実施。若手の人材育成や、これからの持続可能な都市づくりの提案を地域に入り込みながら実践している。
Website:https://www.forcities.org/(外部リンク)
SNS:@for_cities