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会下山小学校で行われている「親子ふれあい」。5年生が行った「震災ゆかりの街めぐり」を紹介します。始めに、子どもたちは地域の人10人から震災当時の様子を聞きました。実は校区の街は大半が震災によって焼けているのです。「どんな揺れで早朝の真っ暗な中でどうしたか」「火災が起き街がどうなってしまったのか」「新しい街づくりをどんなふうに進めたか」などを地域の人が子どもたちに語りました。
その後、子どもたちはグループに分かれて保護者と共に街めぐりに出かけました。街は震災後すっかり変わりました。道は広くなり、いくつもの小公園が街を分けています。大公園には災害にそなえた設備が置かれ、東西をつらぬくせせらぎが流れています。そんな「街のつくり」を見ながら歩きます。
目的地のひとつ、川池公園に到着。公園にはいろいろなしくみが作られています。簡易トイレ用マンホール、かまどになるベンチ、地下の100t水槽、倉庫の中には組み立て式トイレ。地域の人から街づくりの説明もありました。
ふだん見慣れた街が震災でつくり変えられた街であり、災害にそなえて工夫された街だったことがわかりました。街めぐりの後半は親子で公園や道の清掃も行いました。この機会に子どもたちには、あらためて自分たちの街をきれいに大切にする心を持ち続けてほしいと地域の人々は願っています。
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