腕輪形石製品(うでわがたせきせいひん)
時代 | 古墳時代前期 |
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出土場所 | 白水瓢塚古墳 |
使用用途 | 威信財 |
素材 | 石 |
寸法 | 径6.9〜8.4cm |
この資料についての説明
白水瓢塚古墳は、明石川の支流である伊川右岸の標高約60mの丘陵上に位置する明石川流域で、最も古い4世紀後半の前方後円墳です。腕輪形石製品は、車輪石4点、石釧9点が古墳の主体部から出土しています。車輪石は、スポークのある車輪の形に似ていることから、そう呼称されています。もともとは、弥生時代のカサガイ製貝輪の形状を真似て、古墳時代に碧玉を使用して作られたものと考えられています。石釧は、円形の腕輪で、イモガイ製貝輪の形状を真似て作られたものです。刻線を放射状に連ね、環体の断面が厚く、細かな刻み目が施されています