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終活、基本のキ(令和4年2月14日)

最終更新日:2022年2月15日

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終活。皆さん、この言葉をご存じでしょうか?若者の就職活動を略した「就活」ではありません。自分の人生の終わりに向けて、最期はどうありたいかを考えたり、モノや物事を整理したり、いろいろ準備をすることです。最近時々、テレビや新聞等でこの言葉を目にするようになりました。

私自身も自分の万一に備えて、そろそろ取り組まないといけないなと思うこの頃ですが、実際、どうすればいいのかわからず困っていたところ、グッドタイミングで2月11日、「終活、基本のキ」というテーマで「灘オヤジラボ教養講座※」が開催されました。
(※灘オヤジラボとは、セカンドライフを迎える男性を対象に、新たな仲間づくり・居場所づくりを考え実践する場として、3年前にスタートさせた区の事業で、地域参加・地域貢献を促進することを目的とした様々な研修プログラムを実施しています。その研修プログラムの一つに「自主企画に挑戦する」というものがあり、今回の教養講座は灘オヤジラボメンバーが自ら講座内容を考え、実施したものです。)

区役所会議室に来られる方、オンラインを活用される方、合わせて40名の方が参加されました。私も自宅にてオンラインで参加しました。講座は2部制で、前半が認定NPO法人はんしん高齢者くらしの相談室の谷口昌良理事長から「『元気な今だからこそ終活!』家族と共有しておきたい7つの備え」についてお話をいただきました。

7つの備え

老後の不安に向けた「7つの備え」として、具体的には介護、終末期医療、家財、不動産、相続、葬儀、お墓について、今から考え、必要な準備、備えをしておくことが大切だというお話でした。確かに、自分の父が亡くなった時の経験からしても、これらの項目は残された者が頭を悩ます事柄です。私自身も、そろそろこれらの考えを整理したり、不要なものを捨てたりしなくてはいけないなと思いました。

後半は、灘区社会福祉協議会の事業推進課長兼ボランティアセンター所長をされている石古恵子さんから、このたび区社協が作った「暮らしのデッサン『私の人生ノート』」の活用法について話をしていただきました。長年、社協職員として高齢者の生活支援等に携わった経験から、元気なうちに自分の情報を整理してまとめたり、これからの生き方を考えるきっかけにして欲しいという思いで企画、制作したものです。

ノート

私も書いてみようと思い、ノートに向き合いましたが、自分のこれまでの生きざまや価値観、交友関係など、苦い思い出や事実とも向き合うことになり、考え込んでしまって筆が進みませんでした。石古さんいわく、「自分にインタビューする感じで、肩の力を抜いて気軽に書いてみてください」ということでしたので、今度、書いたり消したりできる鉛筆で、リラックスして書いてみたいと思います。

この人生ノート、区役所6階の区社協で配布中(原則、灘区民の方2冊まで)です。HPからダウンロードすることも可能ですので、一度ご覧になってみてください。

お問い合わせ先

灘区総務部地域協働課