最終更新日:2022年2月9日
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20年前、灘区制70周年記念事業として都賀川公園に埋めたタイムカプセルを、2月7日、区役所で開封しました。本来であれば、昨年9月に90周年記念式典を開催し、そこで開封する予定でしたが、コロナ禍の影響で式典が中止となり、今回、タイムカプセル開封式のみ単独で行いました。
当日は、地域団体等の代表者や市会議員の皆さま約20名が見守る中、事前に掘り起こしておいたタイムカプセルを開封しました。20年間土の中に置かれていたタイムカプセルがどのような状態になっているのか、少し心配していましたが、外側も内側も、経年変化や傷、汚れが無い状態でした。出席者の皆さんも、これを寄贈していただいた神戸製鋼所の技術力の高さに感嘆の声をあげていらっしゃいました。
灘区制90周年記念事業協賛会の吉田基毅会長と私が天板を開け、区職員が中に入っているものを次々と取り出していきました。中には、20年前の資料や行事関係ポスター、阪神・淡路大震災関連の資料、パンダのぬいぐるみやパンダ音頭カセットテープ、当時使っていたパソコンや携帯電話など40点以上の品が入っていました。また、区民の皆さまから「夢」をテーマに寄せていただいた(571)件のメッセージも入っていました。それらをひとつひとつ、丁寧に取り出しながら、出席者の皆さまに見ていただきました。
20年前といえばひと昔ですが、つい先ほどのような気もしながら、出された品々を見ていましたが、2002年に日本で開催されたワールドカップのポスターを見ると、20年という月日の長さを実感しました。携帯電話も、スマートフォンを使っている今の時代からは随分古めかしい形のものが出てきて、「昔はこんな感じだったよね」と話をしました。
今回、掘り出したタイムカプセルと中身については、灘区役所と区民ホールで展示する予定です。
タイムカプセルの掘り起こしや開封式の様子・90周年を迎えた灘のまちの変遷などをご紹介する動画も会場でご覧いただく予定です。
ぜひご覧になってください。