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アサギマダラが今年も摩耶山天上寺にやってきました(令和3年10月13日)

最終更新日:2021年10月14日

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10月10日(日曜)、摩耶山天上寺境内に伺うと、秋の七草のひとつである藤袴(フジバカマ)の花々に浅葱斑(アサギマダラ)がたくさん集まっていました。白色、ピンク色の小さな花々に、大きく存在感のある蝶がたくさん止まっているのが印象的で、たまたま通りがかって「何、これ?」と驚いた表情でじっと見つめる方と、撮影目的で来られてじっとカメラを構えていらっしゃる方とふたとおりの形で多くの方が鑑賞されていました。新聞等でも紹介され、摩耶山天上寺は、今では知る人ぞ知るアサギマダラの鑑賞スポットです。
 


私は灘区に着任するまで、アサギマダラのことも、摩耶山天上寺がその名スポットだということも恥ずかしながら知りませんでした。「渡り蝶」という言葉を初めて聞いた時、どういう意味かもわかりませんでした。渡り鳥はよく聞きますが、渡り蝶って何???という感じでしたが、ちょうど今の季節、フジバカマの蜜をしっかり採った後、越冬のため南方に長距離飛行する蝶と教えてもらい、ようやく理解できました。

 

昨年10月上旬に、初めてアサギマダラが群集している様子を見て感動し、今年も必ず見たいと思い、摩耶山上でイベントが開催された折に摩耶山天上寺まで足を延ばしてきました。フジバカマの小さな花々に、羽を広げると10cmぐらいの大きさがあるアサギマダラがたくさん、止まったり乱舞したりしています。羽が大きいので、「ひらひら」というより「バタバタ」ゆっくり飛んでいる感じで、蝶の扱いに慣れていない私でも羽をつかめそうな感じです。



私の傍で見ていた子どもたちが、「この蝶、羽のところに名前を書いている!」と驚いていました。どうやら、アサギマダラの飛行ルートを調べるため、観測地点でマーキングされている蝶もいるようです。可憐なフジバカマの花と優雅に飛び交うアサギマダラ。なんとも贅沢な組み合わせにしばらく見惚れてしまいました。来年もぜひ、アサギマダラをここで迎えたいと思います。アサギマダラたちのよい旅をお祈りします。

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