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HAT神戸なぎさ公園に新しいアート作品が設置されました(令和3年6月30日)

最終更新日:2021年7月5日

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王子公園から兵庫県立美術館まで南北につながる「ミュージアムロード」周辺には、すでに多くの彫刻やアート作品が屋外に展示され、そのエリアを歩いて、点在する芸術作品を楽しんでいただけるようになっています。そして今回新たに、兵庫県立美術館のすぐそばにあるHAT神戸なぎさ公園にも、アート作品が2点設置されました。6月29日にそのお披露目式典が開催されましたので出席してきました。

「Ether(family) エーテルファミリー」は京都芸術大学教授の名和晃平さまの作品です。しずくが地面に落ちて広がる様子を段階的に3Dモデル化し、それを上下ひっくり返し、積み重ねた彫刻作品で、作者のお話によると、重力に抗い空に伸びる4つの彫刻は、復興した街を見守る家族のように互いに寄り添って立っているイメージだそうです。芝生と樹木に囲まれる中で、なんとなくほのぼのとした気分にさせてくれる作品です。

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Ether(family), 2021, mixed media, 400.0×241.0×240.0cm, collection of Hyogo Prefecture

もうひとつは「Animal 2021-01-B(KOBE Bear)こうべ ベアー」で、武蔵野美術大学特任教授の三沢厚彦さまの作品です。海を背後にドンと立つ大きなクマ。広い公園内に設置すると可愛らしい感じですが、高さが3メートル以上もある大きな彫刻です。太陽や海のキラキラした光をイメージしたブロンズ像で、左目と右目の色がよく見ると違います。作者のお話によると、六甲山の緑と空の青が写りこんでいるイメージだそうです。

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HAT神戸は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の復興シンボルプロジェクトとして、1998年に開かれたまちです。王子公園~ミュージアムロード~HAT神戸の往来をもっと増やすために、神戸市と兵庫県が連携し、アートと海を感じるまちづくりを進めており、今回のアート作品設置もその取り組みのひとつです。

お天気のいい日に、「ミュージアムロードマップ」を参考に、ぜひアート鑑賞散策をお楽しみください。

ミュージアムロードマップ(外部リンク)

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