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神戸市立王子動物園から兵庫県立美術館までの南北の道を「ミュージアムロード」と名付け、アートや芸術を楽しんでいただけるよう、彫刻やオブジェ、アート作品などが点在しています。
その拠点となる兵庫県立美術館では、現在「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展が開催されていて、私もデザイナー皆川明さんの世界に浸ってきました。美術館の入り口では、「美(ミ)かえる」君が屋根の上から出迎えてくれました。これもミュージアムロードのアート作品のひとつです。
展示会場の入り口で、皆川さんの作品である色とりどりの生地が、美しいクッションを並べたように展示されていて、思わず感動の声をあげてしまいました。また、会場の中にはオリジナルの生地を使って縫われた、たくさんの素敵な洋服がずらりと展示されていて圧巻の光景でした。
皆川さんが「ミナ ペルホネン」という現ブランドの前身である「ミナ」を立ち上げられたのは1995年。阪神・淡路大震災が起こった年です。せめて100年つづくブランドに、という思いでこれまで25年間、たゆまぬ努力を続けられてこられた軌跡を感じる展示会でした。
タイトルは「つづく」で、ブランドとしての時間的なつづきだけではなく、人と人とのつながりやモノの循環などをイメージして、多くの意味を持ってつけられたタイトルだそうです。
服をつくることが好きな私にとって生地は特別な存在で、見ているだけで幸せな気分になり、とても元気を与えてくれた展示会でした。
新型コロナウィルスの影響で、現在は予約制での入場となっています。入り口のところには検温器があり、「三密」を避ける対策もしっかりとられていて、安心して鑑賞できました。
兵庫県立美術館にて「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展
11月8日まで開催中です。
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