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神戸高校合唱部75年(2022年5月)

最終更新日:2024年1月10日

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戦後、新制高校発足直後から、本校には、音楽科教員に八木真平先生を始めとする錚々たる音楽科教員が着任してきました。以下に列記します。

柳歳一・三室堯・平田勝・和田正・矢田正一・森田二郎・山本龍弥(敬称略)

合唱部は、当初より混声合唱として活動を開始し、数々のコンクールで優秀な成績を収める一方、アメリカ親善演奏旅行(1963)や大阪フィルハーモニーとの第九交響曲協演(1964)など、高校生離れしたハイレベルな活動を続けてきました。

しかし、平成時代に入ると、部員数、特に男子部員が年々減ってしまい、2001年からは女声合唱を中心とする活動となり、女声合唱でのコンクール出場が続きました。そうしたなかでも、いつかは混声合唱の復活をとの思いを胸に、男子部員の勧誘を地道に続けた結果、昨年(2021)、ついに混声としては22年ぶりに全日本合唱コンクール全国大会出場が叶いました。更に、2015年から少人数の男子部員と混声での出場を復活していたNHK全国学校音楽コンクールへも昨年は33年ぶりに全国大会出場を果たしました。

今年度は新入生を29名迎え、70人を超える大所帯となって新たなスタートを切ったばかりですが、コンクール全国大会出場を目標に、日々の練習を大切にし、聴いていただく方の心に響く合唱ができるよう、精進していきたいと思います。コロナ禍での合唱活動には、いろいろな制約がかかっていますが、本校の合唱部が練習している芸術館は広さにも恵まれ、(エアコンはまだありませんが)合唱連盟作成のガイドラインを遵守しながら、安心・安全な活動を心掛けています。

灘フェスには、第1回の1998年より出場させていただいていますが、コンクールとは違い、日頃合唱に触れていない方々へも「合唱の魅力」を発信できる貴重な機会であり、灘区内の優秀な合唱団体が多数出演されていることは、合唱部にとっても大きな刺激となっています。開催時期が関西コンクールの直後であることが多く、3学年揃った最も声の熟した演奏を地域の皆様に聴いていただけること、素晴らしい響きのホールで歌えることにいつも喜びを感じています。

これまで以上に、地域から愛される神戸高校合唱部であり続けたいと思います。

今後とも、ご声援をお願いします!

(兵庫県立神戸高等学校合唱部顧問 林香世)

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