概要
令和4年11月2日(水曜)、市民より「グループで北区の飲食店「鳥庫」を利用したところ、全員が下痢、腹痛等の症状を呈している。」との通報が保健所東部衛生監視事務所に寄せられました。
東部衛生監視事務所の調査の結果、10月28日(金曜)に「鳥庫」を利用した1グループ4名中4名が10月31日(月曜)より下痢、腹痛等の症状を呈しており、患者便3検体からカンピロバクターが検出されました。
当該施設で提供された食事以外に共通食事がないこと、カンピロバクターが検出され、発症状況が類似しておりカンピロバクター食中毒の症例と一致すること及び患者を診察した医師より食中毒の届出があったことから、神戸市保健所長は当該施設で提供された食事を原因とする食中毒と断定し、当該施設に対して営業停止(11月5日(土曜)から11月7日(月曜)までの3日間)を命じました。なお、患者に入院した者はなく、全員快方に向かっています。
原因施設
業種:飲食店営業
屋号:鳥庫(とりこ)
営業者氏名:藤井 信一(ふじい しんいち)
営業所所在地:神戸市北区谷上西町15‐20
原因食事
10月28日(金曜)に提供された鶏刺身を含む食事
病因物質
カンピロバクター
喫食日時
10月28日(金曜)19時30分
発症日時
10月31日(月曜)14時(初発患者)
主症状
下痢、腹痛
患者の状況
4名(男4名:21才)
住所別:市内計4名(北区4名)
主な喫食内容
鶏刺五種盛合わせ(白肝・赤肝・むね肉・ずり・心臓)、焼鳥(もも・肝・心臓)、野菜串(トマト・ピーマン)、鶏唐揚げ、もつ煮、チキンカツ