更新日:2020年10月29日

BSEについて

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BSE対策の見直しについて

平成28年8月30日に答申された食品安全委員会の食品健康影響評価を踏まえ、厚生労働省が平成29年4月1日から健康牛のBSE検査を廃止したことを受け、神戸市においても同日より、健康牛のBSE検査を廃止しました。

見直しの理由

  • 1  内閣府食品安全委員会が、最新の科学的知見に基づき、48ヶ月齢超の健康牛のBSE検査を廃止しても、人への健康影響は無視できると評価したこと。
  • 2 OIE(国際獣疫事務局)において、日本が「BSEリスクを無視できる国」に認定されていること。
  • 3 上記を受けて、厚生労働省が国内の健康牛に係るBSE検査を廃止したこと。

なお、24ヵ月齢以上の牛で、生体検査において神経症状が疑われるもの及び全身症状を呈するものについては、引き続きBSE検査を実施します。

BSE(牛海綿状脳症)とは?

1986年(昭和61年)に英国で初めて確認された牛の病気です。ウイルスよりも小さな異常プリオンたん白質(プリオン)の経口摂取により脳の組織がスポンジ状となり、異常行動、運動失調などを示し、死亡すると考えられています。
英国で、BSE感染牛を原料とした肉骨粉を飼料として使ったことが原因で広まりました。
現在のところ、空気・水平・垂直感染はないと考えられています。
ヒトへの影響については、1996年に英国で変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)患者が初めて確認され、BSEとの関連性が示唆されています。
わが国では、平成17年2月にvCJD患者が1人確認されていますが、英国滞在時に感染した可能性が有力と考えられています。

BSEの発生状況は?

わが国の食肉センターにおけるBSE検査頭数は、2001年10月18日から2017年3月31日までで約1488万頭で、BSEと診断された牛は21頭です。
死亡牛検査で確認された14例と、平成13年9月21日に国内で初めて確認された1頭を含めると、これまでに36頭が確認されています。
我が国では飼料規制、特定部位除去等のBSE対策により、2002年1月に生まれた1頭の牛を最後に、それ以降BSE感染牛は確認されていません。
なお、海外におけるBSEの発生状況はこれまでに約19万頭が確認されています。世界的にも我が国と同様の対策が講じられ、近年急激に減少して終息に向かっています。

BSE対策で重要なことは?

飼料としての肉骨粉の禁止と、食肉としての特定部位の除去が最も重要です。特定部位とは、30ヶ月齢超の頭部(扁桃除く)、せき髄、せき柱及び、全月齢の回腸遠位部(盲腸の接続部分から2メートル以上)、扁桃を指します。もし牛がBSEにかかっていた場合、これらの部位に計算上99%以上の異常プリオンたん白質が蓄積していると考えられています。

神戸市のBSEへの取り組みは?

平成13年10月18日から、食肉衛生検査所が市内2か所の食肉センターに搬入されるすべての牛を対象にBSEスクリーニング検査を実施してきましたが、内閣府食品安全委員会が最新の科学的知見等に基づき、平成25年7月1日より検査対象月齢が48ヶ月齢超に見直され、平成29年4月1日より健康牛のBSE検査が廃止されました。

食肉衛生検査所でのBSE検査の流れは?

食肉センターに搬入された牛は、生体検査で起立不能やけいれん、歩き方の異常などBSEの症状がないことを確認します。
解体時に特定部位は除去され、48ヶ月齢超の牛についてはBSEスクリーニング検査(エライザ法)の材料として延髄のかんぬき部を採取します。スクリーニング検査では、酵素でプリオンを分解します。
正常なプリオンは分解されますが、異常なプリオンは分解されずに残ります。もし、異常なプリオンがあれば抗体と反応して陽性となります。
スクリーニング検査で陽性となった場合には、確認検査のために国の検査機関に検体を送付し、免疫組織化学検査とウエスタンブロット法で検査をします。いずれかが陽性の場合は確定診断を行います。検査結果を厚生労働省の専門会議で検討してBSEであることが確定となった場合、この牛はすべて焼却処分となります。
一方、スクリーニング検査で陰性だった検体については、他の検査でも異常がなければ検印を押し、食肉として流通します。

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