火災以外でスプリンクラー設備が作動した事例
実際に全国で発生した事例です。
- 令和4年9月24日、静岡県の市民文化センターで、舞台上のスプリンクラー設備が作動し、オーケストラの楽器等が水損した。
- 令和4年10月17日、神奈川県のホールで照明の熱によりスプリンクラー設備が作動し、式典及び内覧会が中止となった。
- 令和4年11月15日、大阪府の複合商業ビルでスプリンクラー設備が作動し、ワクチン接種会場の一部が浸水したことで、ワクチン接種が中止となった。
未然に防ぐための対策
半年に1回の消防用設備等の点検を実施し、適正に維持管理できているかを確認してください。
手動式スプリンクラー設備の場合は、誤って作動させないように起動レバーに保護カバーを付けるなどの対策を講じてください。
誤って作動した場合の対応
火災以外でスプリンクラー設備が作動してしまった場合は、水損を最小限にするためにも、停止方法を正確に理解しておくことが重要です。
- 火災が発生していないことを確認し、スプリンクラー設備の制御弁を閉止する。
- スプリンクラー設備のポンプを停止する。
- 消防用設備等の点検業者や施工業者に連絡し、早期の復旧を行う。