建物等に設置されている消防用設備等のうち、スプリンクラー設備や泡消火設備は、寒波による配管の破損や誤作動が起きる場合がありますので、次の事項に留意してください。
発生しやすい場所
屋外、吹きさらしの場所、屋上の高架水槽付近に設置されている消火配管やバルブ等。
事前にできる対応
- 消火配管に亀裂や漏水がないか確認する。
- 露出されている消火配管やバルブに毛布などで被覆する。
異常を確認したときの対応
火災受信機など各種警報盤の異常表示、配管の亀裂や漏水を確認した場合には、消防用設備等の施工業者や点検業者に修理や点検を速やかに依頼してください。
過去の誤作動事例
- 屋外に敷設されているスプリンクラー設備の配管が破損して漏水。実火災による放水だと誤認識した設備が信号を発信したことで、火災通報装置が自動的に119番通報したもの。(写真の事例)
- 立体駐車場に設置された泡消火設備の感知用配管が破損して泡消火設備が起動。泡を放出したもの。
- 水道配管の破裂により、流れ出た水が自動火災報知設備に影響を与え、ベルが鳴動したもの。
凍結による消防用設備等の破損に注意してください(PDF:113KB)
火災通報装置の作動への対応(PDF:754KB)