布引貯水池のあゆみ

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創設工事での築造

布引貯水池は、神戸市水道の創設工事の一環として奥平野浄水場や北野浄水場、烏原貯水池などとともに作られました。
布引五本松堰堤は、明治30年(1897年)3月に基礎工事に着工しました。建設現場は車両が入れない山間のため、ほとんどが人力で運搬・施工されました。大半の砕石・砂・切石は現地付近で採取されましたが、購入した大量のセメントは、港からふもとまでは簡易鉄道をひいて運び、ふもとから現場までは樽に入ったまま、3人1組の人力で担ぎ上げられました(1樽は約172キログラムと推測されています)。
明治33年(1900年)3月には、当時としては日本最大規模の重力式粗石コンクリートダムとして完成しました。この月に、神戸市水道は、全国で7番目の近代水道として通水式典を行い、4月から待望の給水を開始しています。
なお、創設工事の全体は、明治38年(1905年)10月に完成しました。

堰堤構築の初期

工事中の堰堤基礎(明治31年ごろ)

工事中の堰堤(明治31年6月撮影)

工事中の堰堤(下流側)

工事中の堰堤(上流側)

工事中の堰堤(下流側)

工事中の堰堤(上流側 明治32年6月撮影)

工事中の堰堤(上流側)

湛水前の貯水池(下流右岸から)

湛水前の貯水池(上流から)

完成した堰堤(下流から)

管理橋と堰堤

満水の貯水池(下流左岸から 明治33年7月撮影)

満水の貯水池(上流から 明治33年7月撮影)

放水路と新滝(下流右岸から 明治33年7月撮影)

管理橋(手前)

堰堤補強及び堆積土砂撤去工事

平成13年(2001年)8月から平成17年(2005年)3月にかけて、堰堤の耐震性の向上のために新しいコンクリートでダム内側の補強を行うとともに、貯水池内に堆積していた土砂(約20万立方メートル)を搬出し、貯水容量を約60万立方メートルまで回復しました。
なお、土砂の搬出や機材の搬入のために、上流部で既設道路までの区間に工事用通路となるトンネルを建設しました。

補強コンクリートと石張り(上流側)

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