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更新日:2020年11月13日
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神戸の水道は、水源の確保や地形的な特性による施設の多さなど運営上不利な要因も抱えていますが、施設管理や経営の効率化に取り組み、お客様にご負担いただく水道料金の抑制に努めています。
神戸の水道は、明治33年(1900年)に全国で7番目の近代水道として給水を開始しました。
神戸市は水源となる大きな川や湖に恵まれていないため、布引・烏原・千苅に貯水池(ダム)を建設し水を確保してきましたが、市域の拡大や人口の増加にともない水源が不足したため、昭和17年より琵琶湖・淀川水系を水源とする「阪神水道企業団」から水を購入しています。
現在、阪神水道企業団から購入している水の割合は、神戸市の水確保量(86.7万立方メートル/日)の約4分の3にあたります。
このほか、「兵庫県水道用水供給事業」からも水を購入しており、安定した給水能力を確保しています。
神戸市は六甲山の南側の市街地部分では非常に坂が多く、対して北側は非常に広大な西北神地域が広がるという地形的特性をそなえています。
このため、ポンプ場や配水池などの施設が数多く必要であり、配水池の数は坂の少ない大阪市の約15倍になります。
また、災害時や渇水時にそなえ、市街地から北神地域へ300メートルの高度差を越えて送水しています。
平成31年(2019年)4月現在
主な水源 | 確保量(立方メートル/日) | 割合 | |
---|---|---|---|
自己水源 | 千苅貯水池 | 111,000 | 23.1% |
布引貯水池 | 18,000 | ||
烏原貯水池 | 31,000 | ||
市内河川等 | 40,000 | ||
計 | 200,000 | ||
阪神水道企業団 | 琵琶湖・淀川 | 638,381 | 73.6% |
兵庫県水道用水供給事業 | 呑吐ダム | 21,000 | 3.3% |
青野ダム | 7,000 | ||
一庫ダム | 360 | ||
計 | 28,360 | ||
合計 | 866,741 | 100% |
平成31年(2019年)4月現在
(注)表中の立方メートルは立方メートルを表わしています。
施設種別 | 施設内容 | ||
---|---|---|---|
貯水池 | 有効容量 | ||
布引 | 601,028立方メートル | ||
烏原 | 1,315,139立方メートル | ||
千苅 | 11,244,266立方メートル | ||
合計:3カ所 | 13,160,433立方メートル | ||
浄水場 | ろ過能力 | 池・系列の数 | |
上ヶ原 | 70,000立方メートル/日 | 8池 | |
奥平野 | 60,000立方メートル/日 | 4池 | |
千苅 | 108,000立方メートル/日 | 8池 | |
本山 | 2,000立方メートル/日 | 2系列 | |
六甲山 | 1,000立方メートル/日 | 1池 | |
住吉(休止中) | 5,500立方メートル/日 | 2池 | |
合計:6カ所 | 246,500立方メートル/日 | 25池・系列 | |
ポンプ場 | ポンプ台数 | ||
市街地:32カ所 | 162台 | ||
北神:14カ所 | 63台 | ||
六甲山:5カ所 | 12台 | ||
合計:51カ所 | 237台 | ||
配水池 | 有効容量 | 池の数 | |
市街地:85カ所 | 448,730立方メートル | 177池 | |
北神:39カ所 | 127,236立方メートル | 74池 | |
六甲山:3カ所 | 1,580立方メートル | 8池 | |
合計:127カ所 | 577,546立方メートル | 259池 | |
導・送・配水管(路) | 導水管(路) | 29,094メートル | |
送水管(路) | 307,786メートル | ||
配水管 | 4,849,790メートル | ||
合計 | 5,186,670メートル |
市内全域の配水池などの水量データをテレメータ・テレコントロールシステムで集中管理しています。市内にはりめぐらされたネットワークを使って、むだなく適切に配水できるよう、24時間操作しています。
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