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消防係は、火災等の災害発生時に、いち早く現場に駆け付け、消火・救助活動を実施することで被害を最小限に抑えられるよう取り組みを進めています。また、火災を未然に防ぐための火災予防業務や地域での防災活動を支援する業務も実施しています。
中央消防署管内には、高層マンションなどの高層建築物や地下街等、消火活動の難しい施設が多くあります。さらに官公庁や銀行、企業の本社等の火災が発生すると社会的影響の大きな施設も多くあるため、火災による被害が最小限となるよう訓練や調査を実施しています。
令和2年9月6日(日曜日)に中央消防署で市民防災リーダー研修を開催しました。
中央消防署管内にある17の防災福祉コミュニティより、29名に参加していただき、市民防災リーダーとして、地域で各訓練を指導できるように、指導方法を身につけていただきました。
【講義・講評の模様】講義内容は、リーダーの役割や正常性バイアスなどについてです
【応急手当訓練】応急手当の指導方法を学びました
【土砂災害等講義・VR体験】土砂災害の現場写真、VR体験を通して垂直避難、水平避難などについて学びました。
【消火訓練】身近にある消火器の取り扱い方の指導方法を学びました
災害時において消防など公的機関が災害現場に到着し、救助活動に着手するまでの間、
近隣住民の先頭に立って活動を行うのが「市民防災リーダー」です。
平常時は、地域の防災リーダーとして防災訓練時などで活躍しています。
みなさんは街中で写真のような標識を見たことがありますか?これらの標識は「水利標識」と呼ばれ、近くに消火栓や防火水槽があるということの目印になります。
神戸市では消火栓が地下に設置されているため、見つけにくいことがあります。そこで消防隊が消火栓や防火水槽をすばやく見つけるために水利標識が役に立ちます。消火栓や防火水槽が見当たらなくても、水利標識があるという場合はその近くに駐車しないようにしてください。
消火栓
防火水槽
消火栓や防火水槽は「消防水利」と呼ばれ、いつでもたくさんの水を取ることが出来ます。消防隊は火事が発生すると、消防車を消防水利の近くに停めて活動します。もしも、消防水利の近くに車が停まっていたらどうなるでしょうか?消防隊は火事の近くで水が取れないと、火事から離れた別の消防水利を探さなくてはなりません。その間にも炎は段々と広がり、大きな被害が出てしまいます。
火を早く消すためには、市民の皆さんの協力が必要です。
道路交通法では、消防水利や水利標識の周囲での駐車は禁止されています。
消火栓蓋
防火水槽蓋
中央区には、中央本署・栄町出張所・山手出張所の計3つの消防署があります。
それぞれの消防署に配置されている車両について紹介していきます!
中央本署に配置されている車両で、街でよく見かける消防車の1つだと思います。
この車両はCAFS付タンク車と言い、大きな特徴としては泡を出すことができる消防車です。
火災や支援救急、火災を知らせるベルが鳴っていると言う警戒出動などマルチに活躍しています。
栄町・山手出張所にも消防車がありますので、見比べてみて下さい!
中央18と書かれたこちらの車両は、はしご車です。
15m級・30m級・50m級など、様々なサイズのはしご車がありますが、中央本署に配置されているのは50m級です!
50mの高さってどれぐらい?実際に言われても想像しにくいと思いますので、建物と比べて見ましょう。
マンションやビル等は1階の高さが約3mと言われており、それで計算すると16・17階建ての建物に匹敵する高さです!
街中ではあまり見かけることが少ないと思います。朝の点検時にはしごを伸ばしていることも多いので、是非ご覧になって下さい!
街中でよく見かける救急車です!
中央本署に2台・栄町に1台・山手に1台の計4台が中央区に配置されています!
年々救急出動件数は増加しており、その中でも中央区は救急出動件数が多く、見かけることも多いと思います。迅速な活動にご協力お願い致します!!
90・91・92・95
それぞれの救急車に上記の番号が付いており、消防署ごとにわかれています。
街中で見かけた時は、番号を見てみよう!
中央本署:90・95
栄町:91
山手:92
紹介した消防車は一部であり、もっと消防車があります!
それぞれが違う役割を持った車両ですので、見た目も異なっています。
是非とも中央本署・栄町・山手出張所に見学に来てください!!
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