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最終更新日:2020年10月30日
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教育委員の活動(平成30年10月から12月まで)について掲載しています。
本日の会議は,議案3件,協議事項5件,報告事項10件について議論しました。
住吉幼稚園の思い出を語る会にお邪魔させていただきました。
今年度で閉園する予定の同園の卒園児を含む多くの関係する方々が来られていました。その中に,卒園児である寺崎副市長もおられました。時代の流れといえども,住吉中学校吹奏楽部の皆さんの演奏にあわせて,元気に歌う園児・卒園児の姿を見ると,歴史があり,地域に愛された住吉幼稚園だったと感慨深いものになりました。
教育委員 伊東浩司
創立126年目を迎え,敷地内に広大な自然教育学習園のある妙法寺小学校を訪問しました。校内に足を踏み入れると,「こんにちは!」の気持ちの良い挨拶が次々と飛び交い,挨拶後は黙って静かに清掃に取り組む子供たちの姿。尋ねると「黙々清掃をしています」との返事。決して新しい校舎ではありませんが,丁寧に美しく使おうとしている学校,子供たちの姿勢が素敵でした。
PTA・地域の支援を得て,本年9月から導入されたICT機器を効果的に使いながらの授業を参観させていただきました。大勢の参観者に緊張しながらも,話を聞き,落ち着いて学習に取り組む子供たち,先生方が共に明るく,楽しそうに学んでいる姿が印象に残りました。
その後の意見交換会では,地域の方々の「妙法寺の街,学校」に協力・支援を惜しまない「妙法寺・愛」を強く感じました。
また,最後の教職員との意見交換の場では,容易には進まない「働き方改革・多忙化解消」の課題を再認識する場となりました。「自分の仕事が出来ない放課後」「当たり前の持ち帰り仕事」「足りない人手と時間」等々,参観中に目立っていた笑顔ではなく,訴えかける真剣な眼差しに,「働き方改革,待った無し」の意を強くしました。子供たちの健やかな成長に繋がる教育現場の実態に沿った「働き方改革」となるよう取り組んでいきます。
教育委員 山本正実
妙法寺小学校のスクールミーティングに行ってまいりました。
創立126年目を迎える歴史ある同校は,生徒数420人超,16クラスの中規模校です。同校は約6千坪の裏山(昭和24年に地域の方々から寄贈頂いた土地)に自然教育学習園(自教園)を有し,校内で羊を飼う等,全国的にも稀有な学校です。理科教育を特色ある教育として位置づけて力を入れてこられ,昨年度には自教園をフィールドとした理科・環境学習の取組で兵庫県知事から表彰を受けています。
同校到着時,児童たちは掃除の時間でしたが,みんな各持ち場を一生懸命掃除しながら,寒さを吹き飛ばすような元気な声で「こんにちは!」とあいさつしてくれました。
各クラスの授業参観では,いずれのクラスでも落ち着いた雰囲気の中でしっかり授業に取り組む姿を見せて頂きました。また,多くのクラスにおいて書画カメラ・プロジェクター等のICTを効果的に活用した授業が実践され,児童たちの興味・集中・理解力等を高めることができていると感じました。先生方のICTの使い方がかなり慣れているように見えたのでだいぶ前から導入されているのかと思いきや,PTAのご協力を得て今夏に導入して2学期から使い始めたばかりだとお聞きし,正直驚きました。
参観後には,校長先生から同校の現状等についてお聞かせ頂いた後,学校評議員(地域,保護者)の皆様から,地域と学校との関わりや子供たちへの思い,通学路における危険箇所への不安等様々なお話しを聞かせて頂きました。
また,その後には,先生方との意見交換の時間も頂き,先生方が日々感じておられる課題等を直接聞かせて頂きました。お聞きしたことを重く受け止めるとともに,教育委員会として全力で対応していくべき必要性を改めて強く感じました。
お忙しい中スクールミーティングにご参加・ご協力くださった皆さまに心より感謝申し上げます。
教育委員 今井陽子
神戸スクール・ミーティングで妙法寺小学校にお邪魔しました。
同校の歴史も古く,学校評議員の皆様との意見交換会では,地域との連携が上手くいっており,地域の中の学校というのがよく伝わる一方,新しくできる住宅地や通学路の狭さ等,この地区が抱える問題の難しさを感じました。
スクール・ミーティング後に,実際に教壇に立たれている同校の先生方からのご意見をいただきました。同校では,自然教育学習園や動物を実際に育てている等,地域の方や児童の皆さんからは好評で教育としては素晴らしい環境だとされている反面,それらを支えている先生方の難しい立場を委員会としてどうサポートするかという難しい課題をいただきました。
教育委員 伊東浩司
友生支援学校の防災教育公開授業にお邪魔させていただきました。学校にお邪魔するまでは,避難訓練を実施して,実際に災害等が発生した場合はどのようなことをする必要があるかを学ぶものと考えていましたが,5・6校時の授業を見学させていただき,改めて,神戸市の防災教育のきめ細かさ,それを指導される先生に素晴らしさを感じました。
実際の授業では,事前に用意された防災時に必要だと思われるものを2つ選び,同様に理由が書かれているカードを選ぶものでした。自身で選べていた人,先生とともに選んだ人と様々でしたが,ただ選ぶだけでなく,全員の前で理由を発表するものでした。その後は,避難時にアルミ保温シート等,実際に活用できるものを体験するものでした。先生の阪神・淡路大震災での実体験の説明が加わった内容で大変素晴らしい授業でした。
教育委員 伊東浩司
「確かな学力と豊かな心の育成をめざして」を主題に「力のつく授業」に取り組んでいる丸山中学校公開授業研究会を参観しました。研究冊子の「はじめに」の中で市川校長先生が,「平成23年度より研究先進校の公開授業への積極的参加と校内研修推進,平成27年度から『力のつく授業』づくり,平成29年度から人権教育研究指定等,継続した取り組みにより,『本校教員の授業力の向上は確実なものとなっています。そして,生徒たちは安心して学べる落ち着いた環境の中,協同学習の意義を理解し,日々の学習にしっかりと向き合っています。』」と記されていました。その言葉通りの授業を参観することが出来ました。
(1)掲示物等の文字,仕上げが丁寧,どの教室・廊下もきちんと整理整頓されている。(2)生徒一人ひとり落ち着いて学習課題に取り組むと同時に教え合い,学び合う姿勢が身についている。(3)学習の場で思ったこと・考えたことをつぶやいたり,疑問を質問したりできる雰囲気がある。(4)全体的に,教員・生徒の表情が明るく,穏やかである。等のことを,どの教室を参観しても感じました。
「継続は力なり」と言いますが,粘り強い継続した取り組みが,子供たちが「生きる力」を確実に身に付けることに繋がりつつあることを実感することが出来ました。
校門をあとにする時,♪三年の月日をここに集い こころ楽しく学ぶよろこび♪丸山中の校歌の一節と参観した生徒の様子が重なりました。
教育委員 山本正実
本日の会議は,議案6件,協議事項4件,報告事項7件について議論しました。
12月8日(土曜日)に開催された第39回中学生の主張大会に参加しました。本年は,「伝えたい 私の気持ち」をテーマに応募総数13,654の作品の中から優秀賞受賞73名,最優秀賞受賞10名が表彰されました。
また,最優秀賞の10名が,それぞれの作品を総合教育センター10Fホールいっぱいの聴衆の前で熱弁をふるって発表する機会となりました。出演を待っている間は,不安気な表情で原稿に目を通している姿がありましたが,いざ始まると,トップバッターの小林さん(有野中)からラストの梶村さん(歌敷山中)まで,誰もが落ち着いて気持ちを込めて,自分の思いを会場全体に訴えかける堂々たる素晴らしい発表でした。
熱弁賞を受賞した北田さん(長坂中)の「亡くなった祖母への想いを込めた『会いたい人』」の発表の際は,その想いが伝わり,心が熱くなって涙が出そうになりました。
審査講評を述べられた戎校長先生の言葉通り「優秀作品の受賞者の皆さんは,しっかりと自分の意見や考えを的確に伝えることができ,これからの時代を切り拓き,よりよい社会を創り出すための大切な力をすでに身に付けている」と私も思いました。参加された皆さんの今後のさらなる成長を心より願っています。
最後になりましたが,大会の企画・運営にご支援・ご協力をいただきましたPTA,先生方に心よりお礼申し上げます。
教育委員 山本正実
塩屋北小学校で行われた神戸市小学校教育研究会書写部の研究発表会にお邪魔しました。1・3・6年生の授業が公開されていました。どの授業も先生方が,基礎・基本を大切に教えておられ,手本や練習用の教材を沢山準備をして行われていました。
その中,3年1組の豊田先生の授業では,「心」という字の書き方を映像として,繰り返し児童に見せていたのがとても印象的でした。教科書が悪いわけではありませんが,先生が説明している内容を聞くのと同時に,実際に映像として見ると,より具体的なイメージにつながっていると思いました。
多くの学校で,映像や資料などをパソコンなどからプロジェクターを通して,生徒や児童に見せている授業を参観させていただきましたが,スクリーンが小さいなど,学ぶ側にとってそこまで必要なものかと感じていましたが,今回の3年1組の授業を見させていただいて,ICTの必要性を感じ,できるだけ多くの学校で同じ授業を受けてもらいたいとも思いました。
教育委員 伊東浩司
蓮池小学校を訪問し,「互いの個性を認め合い,共に高め合う集団をつくる」を研究主題とした公開授業を見学してまいりました。
「ワールドレストランをひらこう」をテーマに4か国のレストランの店員さんとお客さんになるという授業や世界各国におけるじゃんけんの違いを学ぶ授業では児童たちのわくわく楽しそうな表情や発言,グループで諸外国について調べた内容を発表する授業では細かいところまで調べてクイズ形式も取り入れながら堂々と発表する頼もしい児童たちの様子(カナダについて発表していたチームは,メープルシロップの採取方法に関する質問にもしっかり回答していました),また,名前を正しく呼ぶことの大切さを学ぶ授業では児童の考えを深めようとする授業展開・わかりやすく工夫された板書,等々を見せて頂くことができました。
当日,たくさんの参観者がいましたが,児童たちは恥ずかしがることも浮足立つこともなく落ち着いて授業に取り組めているのも印象的でした。
教育委員 今井陽子
兵庫中学校北分校の学校公開デーにお邪魔しました。まずは,3月2日に行われた作文発表会で発表された生徒さんのその後はどうなっているかが気になっていましたので,どのクラスで授業を受けているのかを探しました。欠席されている方もいましたが,皆さんが発表の時の緊張した表情でなく,真剣に授業を受けている姿を見ることが出来たのは本当に良かったです。
先月の教育委員会会議や新聞等でも,夜間中学校のことが話題に上がっていましたので,北分校の現状について,校長・教頭先生から詳しくお聞きしました。様々な国籍・年齢層の方がいるともお聞きしました。
また作文発表会へ是非お邪魔させていただきたいと思いつつ,市内にあるもう一校の丸山中学校西野分校にも足を運んでみたいと思いました。
教育委員 伊東浩司
広陵小学校で行われた小学校外国語活動公開授業および研究協議会にお邪魔してきました。
公開授業会場(北校舎3階イングリッシュルーム)へ行く階段などあらゆるところに,英語(単語)に触れあえるような工夫がされていました。実際の授業を見てみると,どの児童さんも積極的に参加し,元気もありました。公開授業に来られていた先生も,今後,どのように英語の授業をすすめるかを考えておられることもあり,熱心にメモをしていました。
私自身が感じたことは,中学校の授業と比べたときに,ALTの方の生の英語にもう少し触れる時間があったら,この先の中学校英語につながる導入にもなり,もっと素晴らしいものになるのではないかと感じました。また,中学校の英語の先生にも機会があれば小学校の授業を見ていただければとも感じました。
教育委員 伊東浩司
毎週木曜日「地域ぐるみで放課後学習」に取り組む本多聞小学校の教室をのぞいてみました。1年生の小さな背中の横に地域ボランティアの方々がそれぞれペアで座り,計算プリントやカード学習に取り組んでいました。「すごい,全部できている」「計算早いね」「頑張ってえらいなぁ」などペアのボランティアの方から声をかけてもらい,より張り切って学習に取り組む子供たち,自慢げな「どや顔」が輝いています。
3年生の教室を見ると,5名の子供たちがボランティアの方の隣で一生懸命宿題に取り組んでいました。「きれいな字やな,読みやすい」とほめていただき,益々美しい漢字を書く子。「本読み上手や」と言われ,ニッコリ本読みカードを差し出す子。教室の中に子供たちが学習に取り組む熱気とボランティアの方々との温かい雰囲気の両方がありました。学力向上のみならず豊かな心を育む事にも繋がる素敵な時間になっていました。長谷川校長先生が「参加した子供たちの明日,金曜日の自信たっぷりな表情が,毎回楽しみです」と話されていた意味がよく分かりました。
校門を出る時,放課後学習を終えたボランティアの方と手を繋いで帰る女の子の背中が,「にっこり微笑んでいる」ように見えました。「まさに地域で子供を育てる,こんな取り組みが全市で広がる」ように応援したいと思いました。この取り組みをサポートいただいているPTA,地域の方々,本当に有難うございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
教育委員 山本正実
本多聞中学校を訪問し,公開授業(道徳)を見学してまいりました。
3年生では「大人になったらなにができるか」を考える時間,2年生では修学旅行で行く予定の沖縄の基地問題について考える時間,1年生では飛行機事故の犠牲者が墜落直前に書きのこされた遺書をもとに命について考える時間を参観させて頂きました。大変深いテーマばかりですが,生徒たちは,一生懸命考え,発言し,グループで発表したり,考えをまとめて書いたり等,真剣に授業に取り組む姿を見せて頂きました。
先週は小学校で道徳の公開授業を見せて頂いたところでしたので,小・中それぞれにおける授業展開・雰囲気等様々な違いを感じることもできました。
また,同校は今後の生徒数増加に伴う過密化が課題となっている学校ですので,参観後,運動場等を見せて頂きながら,現状等をおうかがいしました。
教育委員 今井陽子
神戸市総合教育センター研究開発指定校で,「プロジェクトチームで取り組む授業改善」をテーマに授業公開された本多聞中学校を訪問しました。本多聞中学校では,組織のOJT推進にあたり,「授業改善」を「育てる教育相談」の考え方を基盤として取り組み,4つのプロジェクトチーム(育てる教育相談推進,ICT教育等推進,カリキュラムマネジメント開発,校内OJT推進)を立ち上げ,教職員の資質・能力の向上,授業力向上に取り組み始めています。
1年生の道徳では,「何によって人の価値は決まるのか?」という発問に,「優しさ」「性格の良さ」「どれだけの人を幸せにしたか」等,安心して口々に呟く姿に,クラスの中に生徒一人ひとりの居場所がある温かい雰囲気を感じました。2年生では,ワークシートを使って自分の考えをまとめ,自分の言葉で,「分かり易く,はっきりと」発表する生徒の姿に「頼もしさ」を感じました。3年生では,整理整頓された廊下,教室が印象に残りました。また,授業の場でも互いの意見を聞きあえる雰囲気が素敵でした。今後もさらに研究を重ね,本多聞中学校の子供たちが「各学年の目指す生徒像」に迫ることに繋がる取り組みになる事を期待しています。
教育委員 山本正実
和田岬小学校のスクールミーティングに行ってまいりました。
創立71年目を迎える同校は,兵庫区の南端に位置し,海をすぐ近くに感じる地域にあり,生徒数は230人超,クラス数は12(1年生と6年生が各1クラス,2年~5年生と特別支援学級が各2クラス)の小規模な学校です。
初めに,各クラスの授業を参観させて頂きましたが,どのクラスでも子供らしい良い表情で落ち着いて(低学年では元気よく)しっかり授業に取り組む姿を見せて頂きました。特に印象的だったのは,誰かが発表しているときは皆静かに聴く姿勢ができていること,また,きれいで丁寧な字を書く子の多いことです(先生方の板書の字もとてもきれいでした)。
参観後には,校長先生から同校における取り組み等についてお聞かせ頂いた後,学校評議員(地域,保護者)の皆様から,今の子供たちに感じることや環境についての課題等を聞かせて頂きました。特に学校設備の問題点に関しては重ねてご指摘を頂き,教育委員会としてなかなか対応ができていないことを大変申し訳なく思いました。
また,その後には,教職員の方々との意見交換の時間も持たせて頂きました。先生方が現場で感じておられる課題や具体的な悩み等を生の声で直接聞かせて頂いたことは,とても意義深く,この声をしっかり受け止め対応していく必要があることを改めて強く感じました。
お忙しい中スクールミーティングにご参加・ご協力くださった皆さまに心よりお礼申し上げます。
教育委員 今井陽子
創立71年目を迎えた和田岬小,年月を重ねた校舎ですが,赤白帽と上靴を揃えて廊下にぶら下げる等美しく丁寧に校舎を使おうとされている学校の心意気を感じました。同時に「安心してつぶやける,仲間の発表をしっかり聞ける学習環境」「子供たちを引き付ける表情豊かな声掛け,チームワークを感じる授業連携」など,素敵な子供たちと先生方の姿もしっかりと見せていただきました。
また,意見交換の中で地域の方々が,「学校,子供たちの今と昔」をよく知っておられ,「和田岬の子供,学校,街」を心から応援されている事がよく分かりました。ICT機器が導入されて半年,目からの情報に子供たちの学習意欲が掻き立てられつつあり,これからの活用,効果が楽しみになりました。
最後に行われた先生方との意見交換では,先生方の「子供たちに一つ上の力をつけてあげたい」との熱い気持ち,「働き方改革」に沿った支援員やボランティアの拡充,ICT機器の導入などが効果に繋がりつつあるが,まだまだ現場ですべき多くの仕事があり,簡単に「多忙化の解消」にならない現実があること等,「生の現場の実態,声」を聴くことが出来ました。今後も,「しっかりと学校現場の実態把握」をする必要を改めて感じました。
教育委員 山本正実
和田岬小学校でスクールミーティングが行われました。私自身,校務の関係で,学校評議員の皆様との意見交換会には参加することができませんでしたが,放課後,校庭にてドッジボールなどで体を動かす児童の皆さんの姿を見たり,実際に話をしたりすることができました。
また,お忙しい時間の中,実際に児童を教えていただいている先生方の生の声を聞くことができる貴重な機会をいただきました。普段,教育委員会事務局や校長会などから聞いている現場の現状とは異なるところが幾つかあり,このような機会を作っていただいたことに本当に感謝とともに,もっと現場の声を聞きに現場へ足を運ばないといけないと痛感と反省の念を抱きました。
教育委員 伊東浩司
和田岬小学校で開催されたスクールミーティングへ行ってきました。新川運河と兵庫運河の南部は運南地区と呼ばれ,古代からの港町です。
昭和22年にスタートした同校は,児童数が1,900人という時もあったようですが,近年では200人を超える程度になり小規模化が進んでいます。
授業参観後の意見交換では,体育館の漏水が続いている現状を多くの方々からご指摘いただきました。自然災害が発生した時には避難所になる場所ですから,早急に対策が必要です。また,小規模校ゆえに,先生方一人ひとりの負担が多くなっている現状についてもご説明いただきました。
多くの学年が単学級となっている和田岬小学校のような規模の学校は他にもあります。先生方の負担を軽減できること,できることから早速取り組んでいくようにしたいと思います。
お忙しい中,多くの貴重な意見をくださった皆様に感謝申し上げます。
教育委員 梶木典子
本日の会議は,議案3件,協議事項3件,報告事項7件について議論しました。
いぶき明生支援学校の「第2回いぶき祭」午後の部(いぶき夢大陸)にお邪魔してきました。午後の部は90分ほどしかありませんでしたが,先生方から「2階の展示スペースを是非見てください」と言っていただき,展示スペースを可能な限り見せていただきました。
修学旅行の様子をまとめた展示物やこの展示に向けて作成した物が多くありました。私が一番印象に残ったのは,山陽電鉄を描いた展示物でした。細部まで表現されており,しばらく足を止めて見入ってしまいました。言葉で表現をするのが難しいので,機会があれば,学外の皆様にも見ていただきたいと思うほどでした。
展示以外にも井吹の丘小学校合唱部さんとの音楽交流,全員合唱なども行われ,心に響くものばかりでした。教育長や他の教育委員の方にも,次回の第3回いぶき祭を見ていただきたいと思いました。
教育委員 伊東浩司
スクール・ミーティングで岩岡幼稚園に行ってまいりました。
神戸市立幼稚園39園のうち3年保育を実施しているのは現在6園のみですが,同園はそのうちの1つであり,3歳児23名(1クラス),4歳児34名(2クラス),5歳児37名(1クラス),計94名の園児が在籍する大きな規模の幼稚園です。
まず初めに,広々とした中庭や園庭で思い思いに遊ぶ園児たちの様子を見せて頂きました。人なつこく私たち参観者に声をかけてくれる子が多く,パン屋さんごっこでは,本物のパンより美味しそうで可愛いメロンパンを頂き,また,お寿司屋さんごっこでは,手づくりのテーブルに通され(テーブルには,本物の回転寿司屋さながらに呼出ボタンやガチャガチャの機械にみたてたものまで置かれています),まぐろや卵のお寿司詰め合わせをごちそうになりました。他にも,アクセサリー作りや,砂遊び,たいこ遊び等々,また,自由遊びの後には全員での地域のお祭りをまねた遊びと,本当に様々な遊びに楽しそうに熱中し,その遊びの質の豊かさ・深さには驚かされるものがありました。
参観後には,園長先生から普段の園の様子等について,映像をまじえて教えて頂いた後,評議員(地域・保護者の皆様)の方々から,園児たちや教職員,また園児たちを取り巻く環境等々についての様々なお考えや熱い思い,また,教育委員会としてしっかり受け止め考えなければならない課題等をお聞かせ頂きました。
スクール・ミーティングにご参加・ご協力くださった関係者の皆さま,本当にありがとうございました。
教育委員 今井陽子
11月16日(金曜日),岩岡幼稚園にスクールミーティングに行ってきました。
岩岡幼稚園は,西区の端に位置し,広々とした芝生のグラウンドを有し,恵まれた環境の中にあります。また,古くから地域活動が盛んで,自治会,老人会,子供会,児童館などの活動に参加する幼児が多いとお聞きしました。
3歳児から5歳児までの保育参観では,それぞれの年次に分かれたグループを見させていただきました。いずれのグループも伸び伸びと,友達とかかわって楽しく遊んでおり,「生き生きとした子供を育てる」という当園の教育目標を着実に実践されていることが確認できました。
ほとんどの学校評議員の方々は,園児の「素朴で人懐っこく素直な性格さ」について感動され,喜びとともに誇りに思っておられました
私の受けた印象としては,特に園児たちの伸び伸びとした表現性や創造性に感銘を受け,その澄んだ目の輝きが印象的でした。この園児たちが大きくなり大人になっても失って欲しくない特性であると思います。
幼稚園と地域・PTAとの協力・連携が強く結ばれており,しっかりとした教育環境の構築に皆さんが尽力されていることを強く感じました。
教育委員 福田秀樹
スクールミーティングで岩岡幼稚園を訪問しました。スタートの保育参観では園庭全体を使っての自由遊び,「ごっこ遊び」のお寿司屋さんにお邪魔しました。5歳児なりに,これまでの体験や想像を膨らませて「素敵なお寿司屋さん」になりきってサービス,商売繁盛間違いなしの見事な接客にびっくりしました。
続いて芝生グラウンドに目を移すと,サッカーの真っ最中。右へ左へボールを追いかけ,滑り込んだり,転んだり全力プレイ。激しいプレイぶりですが芝生効果か,園児たちはへっちゃらです。その逞しい姿は頼もしい限りです。さらに感心したのは,「遊び終了」の合図と同時に始まった「スピーディーな」片付け。市立幼稚園でよく言われる「遊びこむと片付け上手になる」まさに言葉通りの姿でした。「遊びを通して,これからの人生を生き抜く大事な力を身に付けつつある」ことを実感しました。
後の意見交換会で,地域の方から「子供ほど大事なものはない。地域の宝を育む幼稚園や学校を力いっぱい応援したい。」との力強い言葉がありました。園児への関わり,環境整備をはじめとしてあらゆる場における地域・PTAの温かいサポートを感じた訪問でした。
教育委員 山本正実
竜が台中学校の公開研究会の4校時に行われた公開授業にお邪魔しました。当初,中学校現場でどのような授業が行われているかを,クラスごとに見てみたいと考えていました。しかし,3年1組の社会の授業のところで,全ての時間が終了しました。
3年1組で行われていた授業は,日本の平和主義「平和主義にこめられた願い」「日本国憲法と自衛隊」でした。導入で自衛隊の映像を見てから,憲法9条についてグループでの意見交換でした。今後どのような道を日本がとるべきかについて,模擬投票をしました。授業をされていた山下先生も言っておられましたが,クラスによって投票結果が異なるとのことでしたが,今後の日本,18歳選挙権を考える素晴らしい授業でした。
教育委員 伊東浩司
名倉小学校を訪問し,公開授業研究会(人権教育)を見学させて頂きました。
今回の研究主題は,「友達を理解し,大切にし合う子をめざして」で,道徳・学級活動の授業が行われていました。
小学校では今年度から道徳が教科化され,教科書もできたところで,どのような授業が行われているか気になっておりましたが,同校において,物語に真剣に聞き入る児童の姿や,様々な登場人物の気持ち・思いや自分の体験等をしっかり発表しようとする児童の姿,また,工夫を重ねて児童たちに学びを深めてもらおうとする先生方の授業展開を見せて頂くことができました。
また,高学年の学級活動では,当日のめあてが黒板にわかりやすく明示された上,グループで活発に話し合ったり協力して作業する姿を見せて頂きました。
学校現場の生の状況を見せて頂くことで,教育委員会会議で議論等になる点についての自分なりの考えや認識が整理されたり深められたりするのを感じます。今後も機会を見つけて各現場を訪問させて頂きたいと思います。
教育委員 今井陽子
幼稚園長会と「保育の質の維持・向上について」というテーマで懇談会を行いました。幼稚園長会より,神戸市立幼稚園が大切にしていることについて,分かりやすくパワーポイントを使っての説明があるなど,活発に意見交換が交わされました。
本日の会議は,議案1件,協議事項5件,報告事項9件について議論しました。
広陵小学校の音楽会にお邪魔しました。この学校では,少しでも多くの保護者の方等が,音楽会を鑑賞できるようにと,学年ごとに保護者の方等の入れ替えをしていました。各学校園によって,音楽会の会場スペースが異なるので一概には言えませんが,このような配慮・工夫は素晴らしいことだと思います。先生・児童の皆さんが,普段から一生懸命練習してきたことが伝わる合奏・合唱でした。その一方,音楽会を鑑賞する立場である保護者の方々の鑑賞マナーに少し疑問をもちました。発表する人,それを聞く人がいての音楽会だと思うので,今一度,大人の立場である方々の鑑賞マナーを啓発していく必要を感じました。
教育委員 伊東浩司
港島学園にお邪魔しました。3月の修了式以来の訪問でしたが,校舎等の施設の老朽化は目立つものの,運動場の芝も美しく,先生方や生徒・児童の表情が非常に穏やかな感じでした。今回は,第52回全日本中学校道徳教育研究大会兵庫大会,第24回近畿中学校道徳教育研究大会兵庫大会等になっている関係で,7・8・9年生の授業を見学したくとも,県内外から多くの先生方が来られていることもあり,どのクラスの授業も廊下から辛うじて見えるような状況でした。この学園が置かれている教育環境が,そのまま授業のテーマになっているところが多く,見学に来られている先生方にも大いなる参考になったのではないかと思います。また,隣接する港島幼稚園の先生方ともお話ができて,とても有意義な時間でした。
教育委員 伊東浩司
本日の会議は,議案5件,協議事項1件,報告事項11件について議論しました。
水木小学校にお邪魔しました。私自身,以前,吉田中学校で行われた「タグラグビー」の指導者講習会にお邪魔した時から,この競技の可能性に非常に興味があり,今回,水木小学校で「タグラグビー」に関する研究授業があると聞いてお邪魔させていただきました。単元計画では,7回の授業実施予定の中の6回目ということで,より試合に近づいた実戦形式の内容でした。
児童の皆さんで,意見交換をしながら実践をすすめており,この競技のもつ素晴らしさとボール運動領域の中でも比較的親しみやすい競技だと再認識しました。本来ならもう少し手前の時限の授業をみることで,より良いものを発見することができたのではないかと思いました。ラグビーワールドカップを翌年に控えて,もっとラグビーのPRをしてもいいのではないかとも感じました。
教育委員 伊東浩司
山本委員と今井委員がだいち小学校を視察しました。
神戸市総合教育センターで開催された全市教頭研修において,山本委員が,「教頭先生に期すること」をテーマに講話しました。
「ICT活用」重点推進校真野小学校を訪問しました。全校生111名の学校ですが,全校生を倍近く上回る沢山の参観者がありました。「日常の学習にICTをいかに活用するか」ということに学校関係者の大きな関心があることを実感することが出来ました。
7つの教室を参観させていただきましたが,全ての教室の掲示物,ロッカー,清掃用具入れ等がきちんと整理され,子供たちが落ち着いて学習に取り組める環境が整備されていたことにしっかりとした生活・学習の土台を感じました。
また,指導者の先生方が,問題把握の場面でICTを活用し,子供たちの興味・関心をひきつけたり,課題の明確化をはかったり,自力解決・学び合いの場面でも,理解に繋がる視覚支援をするなど,様々な創意工夫をされていました。そのことが,子供たちの意識調査「ICT機器を使った学習は,使わない学習に比べて→楽しい(92%)分かり易い(85%)」に表れ,子供たち一人ひとりの意欲的な学習への取り組み,仲間と共に学びあう姿勢に繋がっていました。今後スピード感を持って,学校へのICT機器の整備を進めていく必要性をさらに強く感じた参観になりました。
教育委員 山本正実
神戸市立奥の池幼稚園の運動会が舞子中学校で開催されました。園長先生のお話によると,「部活動を終えた中学生たちが,園児たちのために石拾いなどのグラウンド整備やテント設置の前日準備を積極的にサポートしてくれて,大変助かりました。」とのこと。朝のグラウンドいっぱいに園児たちを応援する温かい雰囲気が準備されていました。
AM9時30分,36名の園児たちが元気に,大きく手を振り,胸を張って入場。青空いっぱいに「おはようございます」の元気な声が響きました。先生の伴奏,ナレーションに乗って,年長・年少の子供たちがバッタになりきって,体全体で表現した「バッタのびょんこちゃんのだいぼうけん」,年長さんが年少さんをリード,応援する姿に頼もしさを感じました。また,子供たちをサポートする先生方の目配り,心配り,子供たち一人ひとりの状況に応じた関わりに感心しました。
年長組の竹馬では,竹馬に乗ったままボールけり,カニ歩き,後ろ歩き,ジャンプ,ケンケンなどの妙技を披露,自信たっぷりの表情に,「一つ上を目指すこと」「できる・伸びる」を実感することの大切さを改めて感じました。また,運動会の運営に携わるPTAの方々の献身的な関わりが,しっかりと子供たちの笑顔に繋がっていました。本当に有難うございました。
教育委員 山本正実
本日の会議は,議案1件について議論しました。
名谷小学校で行われた体育研究としての発表会にお邪魔しました。当日は残念ながら雨が降り,3つ実施された公開授業のうち,「もっと!もっと!!バスケットボール」は、雨天の中で行われました。体育館で「名谷バウンドアタックボール」をしている関係で,外での実施は仕方ありませんが,この年齢のスポーツ経験がその後の人生に大きく影響するだけに,本来のこの競技の魅力を感じるには,児童の皆さんにとって少し気の毒なところがありました。しかし,前者の2つの授業と表現運動「わくわくまつりへGO!!」を見学させていただき,先生方がいかに児童の皆さんに対して,自主的に考え・動き,そして,チームメイトや友達の大切さを感じてもらえるためには,どのようなアプローチをすればいいかということをよく考えられたものではなかったかと考えました。
教育委員 伊東浩司
本日の会議は,議案6件,協議事項2件,報告事項15件について議論しました。
台風一過,透き通るような青空,絶好の運動会日和のもと,はじめの式が始まりました。可愛い1年生のしっかりとしたはじめの言葉,校長先生と一緒に全員で「頑張るぞ!OH!」の元気のよい掛け声,「運動会の開催を楽しみにしていた」気持ちがぐいぐいと伝わってきました。
はじめの式を終えての退場,最高学年6年生の力強い手の振り,足踏み,下級生の手本となる行進が素敵でした。3年生の徒競走,セパレートコースを使って全力疾走,走り終わった後も仲間の走りを全力応援,大接戦の末に白の勝ち,万歳する子供たちの満面の笑み,運動会らしい活気がグラウンド全体を包みます。4年生の縄跳びでは,赤青黄緑の色とりどりの縄を持って軽快に連続跳び。日々の練習の成果をいかそうと声を掛け合い,様々な技を披露,成功した時の得意満面の表情に大きな拍手が起こりました。子供たちの動きを見守る指揮台の先生の心配そうだけれど,嬉しそうな表情から「子供たちとの繋がり,連帯感」を感じました。今年のスローガン「KOBEのもり上がり,まじはんぱないって!」通りの運動会のスタートでした。
学校到着後すぐに大きな歓声,6年生の紅白対抗リレーのスタートです。スピードの落ちない見事なバトンパス,抜きつ抜かれつ見応えのある大接戦でしたが,目に留まったのは,大差がついても最後まで全力で走り抜くアンカーの姿です。「負け」が明確になっても,全力で引き継がれたバトンを全力でゴールに運ぶ姿勢は,転んでも起き上がり,再度全力疾走する姿勢と併せて素敵でした。
2年生の「笑顔の輪」では,元気な掛け声と共に入場。2年生全員が片足で,首で,腰で,リング(輪)を見事に回していました。2人組,4人組とそれぞれのバリエーションをこなし,最後のポーズもばっちり。大きな拍手が起こりました。日頃の練習の成果を生かした満足げな表情が印象的でした。
運動会の花「応援合戦」,学生服に身を包んだ紅白団長の楽しい,ユーモアあふれる掛け合いの後,紅白一体となって,手拍子,応援歌,エールの交換を行いました。なぎさ小の子供たちの元気・明るさが伝わってきました。子供たち全員の「学校を応援する『フレーフレーなぎさ』」コールに,学校への愛着を感じました。
午後の部から訪問しました。まず目に飛び込んできたのは演技係の子供たちです。それぞれの役割に応じて,用具を持ち,全力で所定の位置へ移動。運動会をスムーズに進行させるための縁の下の力持ちです。特に感心したのは,1年生のかけっこのゴールテープを持つ2人の演技係児童です。ゴールに駆け込む1年生の背丈に合わせて,低目にゴールテープのセットを繰り返していました。優しい,細やかな気遣いを感じました。
5年生「見せろ本庄魂」では,勇ましいソーランの曲に合わせ,腰を落とし,掛け声・動きをそろえて全身で表現。津軽三味線の音色に合わせて,首を振りながらリズムをとる懸命な姿に気持ちが熱くなりました。
運動会全体に視野を広げると,緑と白のお揃いのベストを着用した運動会の運営をサポートするPTAの方々,安全でスムーズな進行を目指して,グラウンド狭しと全力で動く教職員の姿。「子供たちが全力を出せる,安心・安全に活動できる」環境を作り上げる周囲の力強いサポートを改めて感じることが出来ました。心より感謝申し上げます。「有難うございました。今後とも,子供たちのためによろしくお願い申し上げます。」
教育委員 山本正実