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最終更新日:2023年3月28日

平成29年度の神戸市教育委員の活動(平成29年10月から12月まで)

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教育委員の活動(平成29年10月から12月まで)について掲載しています。

平成29年12月21日 中学校長会との教育懇談会

中学校長会との教育懇談会の写真中学校長会から薮本会長はじめ11名の本部役員の方々を迎え,教育委員会ならびに教育委員会事務局との懇談会が行われました。最初に,人事給与対策委員長の坪倉校長より「教職員に係る現状と課題」として,権限移譲に関わる諸課題,教育諸条件の充実のための人的条件の改善について説明がありました。新しいシステムが浸透しつつありながらも,まだまだ不慣れな点も多く,多忙化改善効果には十分に結びついていない様子や新たな加配教職員の配置が学校運営の力強い支援となりつつあること,権限移譲1年を経て,施策運用後見えてきた新たな課題等,学校現場の実態がよく伝わってきました。今回のような情報交換の場を生かして,より現場のニーズに応えた改善,運用がなされ,学校力の向上に繋がることを願っています。
続いて,生徒指導対策委員長の浅野校長より「生徒に係る現状と課題」として,最近の問題行動の傾向,支援の必要な生徒の受け入れ等について説明があり,SNSを利用する中学生が60~80%と言われる中で,交友関係が広域化し,その閉鎖性からいじめ等のトラブルが多いこと。発達に課題のある子や虐待事案に関する対応の難しさなどについて現場の具体例が紹介されました。このような案件に関する相談窓口の充実や現場のスキルを上げていく事の大切さを感じると同時に,学校や教職員だけでは対応不可能な案件の増加,関係諸機関との密な連携,強力な支援の必要性をより強く感じました。
先行き不透明と言われるこれからの時代,現場と教育委員会事務局のより一層の密な連携が,「未来を担う神戸の子供たち」をより良い方向へ導く原動力になると改めて感じた懇談会でした。
教育委員 山本正実

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平成29年12月16日~20日 平成30年度神戸市立学校園管理職昇任選考試験

平成30年度神戸市立学校園管理職昇任選考試験が実施され,試験官を務めました。

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平成29年12月18日 第15回教育委員会会議

第15回教育委員会会議の写真平成29年12月18日(月曜日)の教育委員会会議は,議案6件,報告事項8件でした。
議案のうち「神戸市教育委員会職員の特殊勤務手当に関する規則の一部を改正する規則の件」では,今回の改正内容にとどまらず,現在の運用や疑問についても議論がなされ,今後検討が必要な課題が確認されました。
報告事項のうち「平成30年度神戸市一般会計予算(教育委員会所管分)要求状況について」では,多忙化対策や児童の学力・体力の向上等々のためにそれぞれどのような予算を要求しているかの報告を受けました。
また,報告事項のうち「第7回神戸マラソン開催結果について」では,天候に恵まれ,大きなトラブルもなく,無事に第7回神戸マラソンが開催できた旨の報告を受けました。実際にランナーとして参加した教育委員からは,リアルな意見や感想も寄せられました。
教育委員会会議終了後には,国の動きに対する神戸市の対応等について勉強会を行いました。
本日も多くの議案・報告事項について様々な議論や意見が出され,13時15分にスタートした会議をすべて終えて役所を出たのは17時前頃でした。長時間の会議ではありますが,出席者全員,途中でゆるむことなく,最後まで真剣に会議にのぞんでいます(ので,私は,いつも帰り道いっきに頭・肩に疲れがどっと押し寄せ,ふらふらしながら歩いています)。
教育委員 今井陽子

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平成29年12月15日 第98回神戸スクールミーティング(兵庫中学校)

兵庫中スクールミーティングの写真兵庫中学校のスクールミーティングにお邪魔しました。兵庫中学校には,昨年度の卒業式と同北分校の授業見学にお邪魔させていただきましたが,授業風景を見るのは初めてでした。授業参観をして,生徒の授業への取り組みを見させていただいて,日々の教育活動の現場で,教職員の皆様が力を合わせて取り組んでいるのがよく分かりました。ただ,柔道や卓球など熱心に取り組み,成果も出している部活動を見られなかったのが残念でしたので,北分校の授業参観も合わせて,同中学校の部活動を見る機会を作れればと思いました。
授業参観後に行われた意見交換会ですが,学校評議員の皆様から貴重なご意見をいただきました。地域との交流に,教職員の皆様はもちろんですが,生徒の皆さんが積極的にかかわっていただいていることが嬉しく思いました。これも,鈴木校長・松村教頭・宮内北分校教頭先生の日々の学校運営のおかげだと感じました。また,接続学校園の校園長の先生からも交流の重要性をお話ししていただきました。その中でも,兵庫くすのき幼稚園の曽我園長先生の「生徒さんがミニ先生になってくれています」という言葉が非常に印象に残り,今後もより多くのミニ先生が誕生してほしいと思いました。有意義なスクールミーティングでした。
教育委員 伊東浩司

12月15日,第98回神戸スクールミーティングが兵庫中学校で開催されました。校舎の外壁が塗り直され,トイレが洋式化されたこともあり,校舎内外が非常にきれいに整備されており,大切にきれいに使われている様子がわかりました。学びの環境として,学校がきれいに整えられていることはとても大切です。
授業参観では,生徒が互いに学び合う方法で授業が進んでいる様子が印象的でした。姿勢が悪かったり,授業の参加態度が気になる生徒も見られましたが,先生方の一丸となった熱心な取り組みは,落ち着いた学習環境を提供されていると思いました。
学校評議員の方々からは,学校を応援してくださる熱心なご意見を頂戴しました。兵庫中学校の特徴である「いきいきプロジェクト」や,接続校の先生方同士の給食交流など,他校への参考になる実践もありました。
ご要望もいくつかいただきましたが,とても和やかな雰囲気で進められた意見交換会での貴重なご意見を,今後いかしていきたいと思います。本当にありがとうございました。
教育委員 梶木典子

創立70周年を迎え,敷地内に夜間中学校の北分校を併設する兵庫中学校スクールミーティングに参加しました。神戸学びのプランや宇宙教育事業などの研究指定のもと,「どの子も参加できる授業づくり」を目指し,また,「生徒一人ひとりにとっての居場所づくり」として,人権・防災教育,生徒会活動へ積極的に取り組む学校長を中心とした教職員集団の姿勢が印象に残りました。
まだ課題はあると思いますが,3年目を迎えた「学び合い学習」も『継続は力なり』で,生徒たちの関わりの強化,力の伸びに繋がりつつあると実感しました。意見交換会での保護者,地域の方々からは,「落ち着いた生活態度,ボランティアとしての地域貢献,幼稚園・小学校との連携」等を賞賛・評価する意見が多く出され,学校をサポートする力強い応援団の存在が,「学校力」をさらにアップさせることに結びついていることを改めて実感しました。
また,各階の廊下に「見守り」の先生の存在がありましたが,「今,特に見守るようなことはありませんが,保健室に行く生徒,教室移動等のサポートをしています」とのこと。当たり前に「互いの隙間を埋め合う」雰囲気,仕組みがそこにありました。
北分校の校舎見学もさせていただきました。14名の生徒たちが「少しでも多くのことを学び取ろう」と頑張る姿が見えてくるような学習室の様子,掲示物等を拝見しました。14名の生徒全員が,「よき人たれ つよき人たれ 世のためになれ」の校訓のごとく,有意義な学校生活を送られることを心より願っています。
教育委員 山本正実

12月15日(金曜日),兵庫中学校のスクールミーティングに行ってまいりました。同校の校舎は,今年度,屋根・外壁の改修工事が完了したばかりで,外から見るとかなり真新しいですが,中に入ると昔ながらの懐かしい雰囲気のある学校です。生徒数は479名で,クラス数は1年生4クラス,2・3年生各5クラス,特別支援学級2クラスの計16クラスあります。
同校の敷地内には,義務教育を受けることができなかった人のための兵庫中学校北分校があります。神戸市内に2校ある夜間中学校のうちの1校であり,生徒数は1年生5名,2年生5名,3年生4名の計14名,うち11名は外国籍(中国,フィリピン等)の方で,年代は20代~60代と,さまざまな方が集われ,熱心に勉強・行事に取り組まれています。
当日は,まず,北分校の校舎内を見せて頂いた後,兵庫中学校の各クラスの授業を参観させて頂きました。真っ白な道着をきて柔道にのぞむ姿や懸命にたて笛を演奏する姿,また,論語,図形,英語文法等々にそれぞれ落ち着いて取り組む姿を見せて頂きました。同校では,各教室に大きな画面のテレビを整備されており,視覚に訴えて生徒の集中や理解向上につなげる工夫もされているとのことでした。
その後,校長先生および教頭先生から,同校の日常の様子や生徒への思い等を聞かせて頂きました。
続く意見交換では,同校の「いきいきプロジェクト」(平成14年度からスタートした地域の諸活動をボランティアという形で体験する取り組み)等を通じて地域の皆さまと生徒・学校が深い絆で結ばれ,また,幼・小・中のたての親密なつながりも形成できている様子等をお聞かせ頂きました。また,特別教室へのエアコン設置や電子黒板の導入等,よりよい学びの場としていくため環境整備を望まれる切なる声もお聞かせ頂きました。
スクールミーティングにご協力くださった関係者の皆さま,本当にありがとうございました。
教育委員 今井陽子

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平成29年12月14日 神戸市特別支援教育研究協議会との教育懇談会

市特協との懇談会の写真神戸市特別支援教育研究協議会と懇談会を実施しました。協議会から,協議会組織について・特別支援教育校園長協議会・特別支援学校教育研究協議会・幼稚園教育研究会・小学校教育研究会・中学校教育研究会の発表や報告をしていただきました。私自身,大学教員の立場から,次年度から通級指導教室が開始される高等学校の取り組みを聞きたいと考えていました。今回は残念ながら聞くことが出来ませんでしたが,中学校側から感じている高等学校側の状況を聞くことができました。全体を通して感じたことは,特別支援学級数・生徒数等が増えている中,現場の先生への業務が増えていることと,それに対する支援を拡大しないといけない現状,そして,施設の改善など多くの課題があると感じました。
一方,インターネットをはじめ多くの情報を知ることができる現状を考えると,保護者の皆様からも情報をいただく場面があっても不思議ではないと思います。先生の業務負担が多くなる中,今まで以上に情報を共有しながら,より良い教育現場を,教育委員会を含めて作っていかないといけないと考えさせられた有意義な懇談会でした。
教育委員 伊東浩司

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平成29年12月12日 小学校長会との教育懇談会

小学校長会の写真12月12日(火曜日),今年度2回目となる小学校長会との教育懇談会に出席いたしました。第1回懇談会は8月25日に実施され,その際に校長会の方で実施された多忙化アンケートの速報をお知らせ頂いたのですが,校長会としてアンケート内容をさらに分析されたものを改めて教えて頂きたいということで,今回の第2回懇談会を実施頂いたものです。
懇談会では,同アンケート回答結果(わずか8日程度で約90%の教員から回答を得られています)を項目ごとに詳細に分析された内容と,同分析結果をふまえ検討された多忙化解消に向けた業務改善の方向性についてのご提案(教育委員会への要望のみならず,校長会として取り組むこと,各校で取り組むこと含め)をお聞かせ頂きました。また,多忙化問題に加え,教科化に向けた英語及び人事評価について,校長会として課題に感じておられる点等についてもご報告を頂きました。途中,当日ご出席頂いた11校の校長先生から,各校におけるリアルな現状等も聞かせて頂くことができ,全体として大変有意義な懇談会となりました。
子供の成長にとって大変大事な6年間を過ごす小学校がよりよい学びの場となるよう,これからも現場と教育委員会がしっかり連携し,様々な課題に迅速かつ柔軟に対応していく必要があると改めて強く感じております。
教育委員 今井陽子

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平成29年12月12日 第97回神戸スクールミーティング(湊小学校)

湊小学校スクールミーティングの写真入江小,東川崎小,橘小の三小が統合され30年を経たハーバーランドにある湊小学校でのスクールミーティングに参加しました。冷たい風の吹く寒さ厳しい朝でしたが,玄関をくぐると「おはようございます」と気持ちの良い挨拶の声と笑顔に迎えられ,一瞬にして寒さが吹き飛び,温かい気持ちになりました。
1時間に19クラスの駆け足での参観でしたが,どの学年・クラスにも「先生も子供たちも一生懸命だな」と感じる授業風景がそこにありました。本読みの得意な子・不得意な子,計算の早い子・遅い子,字の上手な子・苦手な子,いろいろな子供たちの姿がありましたが,みんな前を見て頑張ろうとしていました。先生方も「分かる・出来る授業」を目指して,懸命に指示を出し,説明し,問いかける姿勢がそこにありました。この取り組みの継続・向上が子供たちの『一つ上の力』に繋がると思いました。
意見交換会の場では,学校評議員の方々から「学校の取り組みを評価し応援する」温かい想いが出され,校長先生から学校の現状,現在の取り組みについて説明がありました。教育目標「一つ上をめざす」に向かっての具体的で明快な「方針,手立て,内容」が分かり易く,教職員集団が同じ方向に向かって取り組んでいく土台になっていました。校長先生のリーダーシップと,しっかりと学校の課題を把握している教頭先生・中堅教職員の存在が組織内のOJTを進めていく原動力になっていたことも再認識した機会でした。
教育委員 山本正実

12月12日(火曜日),湊小学校のスクールミーティングに行ってまいりました。
昭和63年に日本初となる三校の合併で誕生した小学校であり,創立30周年記念式典を先月催されたばかりの同校は,ハーバーランド内に位置し,「日本一海に近い学校」と呼ばれ,教室からは海と港がすぐ近くに見えます。
まず,かけ足ながら全クラスの授業を見学させて頂きました。低学年では楽しく元気な様子で,高学年になるにつれて落ち着いて集中した様子で,授業に取り組む姿を見せて頂きました。先生方は,どのクラスでも,板書の内容や掲示で様々な工夫をされ(字もとてもきれいです),また,言葉だけでなく,目・表情・全身の動きをフルに活用して,すべての児童にしっかり伝わるように教えようという情熱を感じました。
その後,校長先生からパワーポイントでたくさんの写真等を見せて頂きながら同校の生の状況や日常の様子等をリアルな言葉でご説明頂きました。
続く意見交換では,トイレの洋式化・改修を願う切実な声(私も使わせて頂きましたが,確かに古く,また,タンクの水がすぐになくなるため,2回目を流そうとするとかなり待たなければならず,困りました・・),学力向上へ向けてのご要望,地域の皆様に愛情をもって見守られ支えられている様子等をお聞かせ頂きました。
最後に,6年生のクラスで給食をご一緒させて頂きましたが,「何時まで仕事してるの?」「大学どこ出たん?」等々,人懐っこい笑顔で質問を頂いたり,好きな遊びやテレビの話をしてくれたり,楽しい時間を過ごさせて頂きました。
スクールミーティングにご協力くださった関係者の皆さま,本当にありがとうございました。
教育委員 今井陽子

12月12日,湊小学校のスクールミーティングに出席しました。
湊小学校は3校が統合されて開校し,今年度で30周年を迎え,つい先日,創立記念行事を行われたとのことです。30周年を機に,学校の名物となっている虹色の渡り廊下もきれいに塗り直され,カラフルでした。
各クラスの授業を見せていただきました。どのクラスも落ち着いた様子で,児童たちが主体的に授業に取り組んでいる姿を見ることができました。たとえば3年2組の国語の授業では,「冬の楽しみ」という単元で,冬の行事に興味をもって,五・七・五のリズムで文を書くことに挑戦していました。様々な冬の楽しみを見つけて文章を作っており,参観している私に「こんなことが楽しみなの」等と話しかけてくれました。
引き続いて行われた意見交換会で,まず驚いたのが会場となった素敵な音楽ホールの存在です。このような大規模の音楽ホールを備えている小学校は珍しく,音楽の授業や集会などで活用されているとのことでした。
日常的に地域との関わりも密に行われ,子供たちが地域の方々に支えられて育っていることがわかりました。また,児童の学習面・先生方の多忙さなどの課題についても話し合われました。給食を一緒させてもらった1年4組の児童からは,オリジナル迷路遊びを見せてもらったり,好きなキャラクターグッズの話,冬休みの楽しみなど,楽しい話をいっぱいしてもらいました。給食を残さず完食する姿にも感心しました。
今回のスクールミーティングをご準備くださった学校関係者の皆様,本当にありがとうございました。
教育委員 梶木典子

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平成29年12月9日 第38回中学生の主張大会(山本委員)

中学生の主張大会の写真神戸市総合教育センター10階ホールを満員にして開催された平成29年度中学生の主張大会「作文表彰式」に参加させていただきました。この大会は中学校PTA連合会と教育委員会の主催で,今年で38回目を迎えています。本年は,「今,エールを送ろう。~頑張っている自分へ~」をテーマに,市内全中学校から1万4千を超える主張作文の応募があり,主張大会では,最優秀賞10名,優秀賞72名が表彰を受けました。
表彰式の前には,最優秀賞受賞者による作文発表がありました。400名を超える参加者を前にした大舞台でしたが,10名の受賞者誰もがテーマに沿った自分の想いや考えを,一生懸命に,丁寧に,落ち着いて発表することが出来ていました。表情豊かに表現を工夫して,内容を暗唱して堂々と,視線を会場全体に送り,語りかけるようにと,発表者それぞれに,「聞き手に自分の想いを伝えよう」とする創意工夫が見られ,さすが最優秀賞メンバーと感心させられました。
また,誰もが緊張する大舞台で互いの発表を自分の事のように見守る表情,そっと励ましの声を掛け合う姿に優しさと素敵な余裕を感じ,温かい気持ちになりました。
最後に「10名の主張に,会場全体が感銘を受け,励まされ,刺激を受けたに違いないと思います。また,発表された皆さんの中学生生活がすべて順調であるわけではなく,葛藤の世界の中で皆さんが頑張ろうとしていることが,成長の証だと思います。さらなる成長を期待しています。」と中学校長会薮本校長先生が締め括られました。
作文の発表により,一人一人の中学生生活を垣間見て,それぞれの目標・課題・困難に立ち向かい,チャレンジし続ける姿に,改めてエールを送りたくなる素敵な機会でした。本大会の開催にご尽力いただきました関係各位に心よりお礼申し上げます。有難うございました。
教育委員 山本正実

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平成29年12月8日 唐櫃中学校 教育公開研究会(今井委員)

唐櫃中学校の写真12月8日(金曜日),唐櫃(からと)中学校の公開授業の見学に行ってまいりました。
同校は,27年度・28年度は「神戸学びのモデルプラン」,今年度は「学力調査等を活用した授業づくり・学校づくり研究」及び「教育用端末(タブレット型)活用研究推進事業」の研究指定を受け,「『学び合い支え合う授業』の実践を通して,自主性と自律性のある生徒集団を育成する」を研究主題として,「協同的な学びの実践」に取り組んで3年目を迎えられました。
はじめに見学させて頂いたクラスでは,授業開始の数分前から全員着席して静かにチャイムが鳴るのを待っており,チャイムが鳴ると同時にピシッと授業が始まりました。しばらくして「さあ,阿吽(あうん)学習はじめるよ」と先生が声をかけると,生徒たちは一斉に机の位置をグループ型に動かし,その後は,与えられた課題をまずは自分で考えつつ,分からないところをグループの人に尋ね,尋ねられた人は相手が分かるまで頑張って教えたり,話し合いの中で意見を言い合ったりしていました。課題には,阿型(基礎基本)から吽型(発展)まであります。
その後に見学させて頂いたいずれのクラスでも,同様に,グループ型の配置で協同学習をしている姿を見せて頂きました。教科によって(あるいはクラスや先生の雰囲気によるのでしょうか)は,グループ内での話し合いが活発に行われているクラスもあれば,あくまで静かな雰囲気の中で一部でのみ静かに話をされているクラスもありました。ちょうど前の週に小学校の公開授業見学に行ったところでしたので,小学校との授業や校内の雰囲気の違いなども感じながら,興味深く,唐櫃中の授業・雰囲気を見せて頂くことができました。
同校の取り組みがより充実・発展し,生徒たちの着実な成長につながることを,心より願っております。
教育委員 今井陽子

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平成29年11月30日 若草小学校ICT活用公開授業(山本委員・伊東委員・今井委員)

若草小学校の写真若草小学校「ICT活用」授業公開にお邪魔しました。このICT活用については,ここ数年教育委員会会議でも話題になることが多くなってきています。私自身,普段は大学の教壇に立っています。大学では,ICTを活用しての講義は一般化されており,黒板を使っての講義が少なくなってきています。
今回は,低学年の公開授業を中心に見させていただきましたが,どの先生もICTを活用した授業を展開しようと工夫をされていました。まだ,ICTを導入している学校・授業が少ないこともあり,機器の活用や黒板との併用など苦労をされている印象がありましたが,授業を受けている児童の目はとても輝いていました。小学校を一歩外に出ると,ICT機器が日常生活でごく普通に使われています。予算など様々な問題があるかと思いますが,日常生活でごく普通に使われているICT機器が小学校生活でどんどん増えていくことになれば,先生方の教材研究もスムーズになり,児童にとっても教育的効果が増すのではないかと感じました。
教育委員 伊東浩司

若草小学校の「ICT活用」授業公開の見学に行ってまいりました。
同校は,昨年より学校経営支援課の「ICT活用」重点推進校の3年指定を受け,また,今年は区域別人権教育推進協議会の重点推進区域の指定も受け,「ICTを活用した授業づくり」の研究に取り組んでこられました。
同校に導入されている機器は,(1)電子黒板機能付きプロジェクター,(2)タブレット35台,(3)デジタル教科書(全学年 算数)です。当日見学した授業では,身近なものの写真を電子黒板に映し出し(見学のときはちょうど「トイレ」の映像だったので,子供たちは「わっ,トイレや~」と盛り上がっていました),使用の際のきまりについて意見を出し合ったり(1年 道徳),タブレット上でアレイ図に考えを書き込ませ,その書き込んだ内容を電子黒板に映し出しながら考えを発表させたり(1人分だけでなく全員を並べて映し出すこともできるのです)(2年 算数),パワーポイントで作成したフラッシュカードで楽しそうにリズム打ちをしたり(4年 音楽),それぞれの機器が授業の中で効果的に活用されている様子を見せて頂くことができました。子供たちもすっかりICTになじんでいる様子で,タブレットは低学年でも難なくスイスイ操作を進めていますし,また,リアルで色彩豊かな映像が映し出される電子黒板には子供たちの興味深く,わくわくした眼差しがむけられ,授業に引き込まれるように集中して取り組めている姿が見受けられました。
同校では,授業以外の場面でも,工夫してICTの活用をひろげているとのことで(職員会議関係での利用や,放送委員会から全教室への配信等),新しい発想や効率化等さらなるプラスの力を引き出しているように感じました。
同校の取組がより実りあるものとなり,また,今後,その成果を他の学校へもひろげていけるよう,しっかり取り組んでいく必要があると感じました。
教育委員 今井陽子

昨年より学校経営支援課「ICT活用重点推進校」の指定を受けている若草小学校の授業を参観しました。「教職員それぞれの強みを生かしたOJTを行えばチームワークが活性化し,ICT機器を活用した分かり易い授業づくりが進む」という研究仮説のもと,(1)ICTプロジェクトチームの結成(2)環境整備と研修の同時進行(3)全教員による授業実践と授業評価等の手立てを用いて実践研究に取り組んでいました。
ICT環境の整備の場では,【1】教員・子供が使いやすい工夫【2】トラブルを回避する工夫【3】効率よく使うための工夫を柱に取り組まれ,職員研修の場では,<1>基本的な操作と使い方を知る<2>試す・探る(とにかく使ってみる)<3>積極的な情報交換等の基本姿勢を互いに共有し取り組んできたと聞きました。2時間の参観時間に駆け足で16の授業を参観させていただきましたが,どの授業場面でも子供たちの意欲的な学習への取り組みの姿勢を目にすることが出来ると同時に,指導方法の幅を広げた先生方の熱意と自信を感じ取ることが出来ました。また,「環境の整備と充実した取り組みが子供を伸ばすこと」に繋がる事を改めて認識することが出来ました。
研究冊子の成果の所に,拡大コピー機使用の激減・教材作成の簡便・業務システム活用等による負担軽減という業務改善につながる成果に加え,「子供たちから『こんな授業が好き,勉強が分かり易い』等の声が多くなった」という子供たちの力の伸びに繋がる過程も示されています。これからの神戸の子供たちの学力向上,「生きる力」を育むことに繋がる取り組みの一つの方向性が明確に見えた気がしました。財源等さまざまな課題はありますが,このようなICT環境の整備と取り組みが神戸市全体にスピード感を持って広がっていく事を強く願っています。
教育委員 山本正実

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平成29年11月27日 第14回教育委員会会議

第14回教育委員会会議の写真11月27日(月曜日)の教育委員会会議の内容は,議案1件,報告事項7件あり,それらについて審議・討論を行いました。
議案として,「指導力に課題を有する教員への支援及び方策に関する規則の一部を改正する規則の件」について審議致しました。本規則のポイントは,指導力向上審査委員会及び教育委員会の役割を明確化するために改正するもので,内容について修正等を行いました。
報告事項として,「第6回望ましい授業日のあり方懇談会の概要について」の報告がありました。来年度(平成30年度)は,今年度同様,全小中学校・義務教育学校で夏季授業を3日間施行実施します。
また,「中学校給食の実施状況について」に関しては,教員アンケート実施結果,平成29年度喫食率,異物混入の状況,給食体験試食会での意見などが報告されました。特に,給食に対するメリットやメニューにおける改善内容などについて議論され,さらに詳細な調査の必要性などの意見が出されました。今後,喫食率の向上に向けた様々な取り組みが重要だと思われます。
教育委員 福田秀樹

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平成29年11月22日 いぶき明生支援学校 開校記念式典

いぶき明生支援学校開校記念式典の写真11月22日(水曜日),いぶき明生支援学校の開校記念式典に出席してまいりました。
同校は,垂水養護学校・青陽西養護学校の移転・建替えにより,4月1日に西区井吹台に新たに開校した学校です。開校にあわせ,青陽須磨支援学校との通学区域の再編も行われ,3校から集まった270名を超える児童・生徒が在籍しています。
式典は,まだ真新しく明るい体育館で執り行なわれ,その中で,新しく作られた校歌が披露されました。同校の校歌は,作詞は「初代いぶき明生支援学校のみんな」,補作詞・作曲はプロの音楽家である「リピート山中」氏(代表曲として「ヨーデル食べ放題」や神戸市須磨海浜水族園テーマソング等多数)によってつくられたもので,とても楽しく歌いやすく覚えやすい,昔ながらの校歌のイメージとは一線を画する斬新で素敵な校歌です。当日は,リピート山中氏ご本人が,壇上にて楽器をひきながら,児童・生徒たちとともに新しい校歌を熱唱してくださいました。子供たちは手話をまじえたり全身でリズムをとったりしながら楽しそうに歌いあげ,その表情は喜びに満ちているように感じました。その後,地域の小学生を中心に活動する「いぶき青空」による和太鼓演奏,生徒会役員によるスローガン(「START~笑顔の花を咲かせよう~」)発表と応援歌の合唱が行われ,児童・生徒たちは閉式まで集中して式典に臨んでいました。
閉式後,式典にご出席くださった久元市長とともに,校内見学に回らせて頂きました。途中,久元市長に会うのを楽しみにしていたという生徒さんが廊下まで出てきて嬉しそうに握手されたり,給食中の教室で生徒さんが市長に気軽に質問されたりと,和やかな雰囲気の中で学校生活を見せて頂くことができました。
新しくスタートしたいぶき明生支援学校が,学校理念「笑顔が溢れ 夢を育み 明日(あした)を生きる」を実現する学びの場となるよう,しっかり応援してまいりたいと思います。
教育委員 今井陽子

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平成29年11月16日 福住小学校 公開授業研究会(伊東委員)

福住小学校公開授業研究会の写真福住小学校で行われた公開授業研究会を見学させていただきました。今回の研究会のテーマが,「みんなが主役の授業づくり」で,サブタイトルが「話す力・書く力を伸ばすことを通して」でした。3クラスの公開授業を見学させていただきました。どの授業も先生方が工夫されており,児童の皆さんも熱心に取り組んでいましたが,私自身は,3年3組竹中先生が行っていた国語の授業に考えさせられるものがありました。説明の工夫について考え,分かりやすい文章を書こうをめあてとして授業を展開していました。「はじめ」「中」「終わり」の構成を意識しながら言語力を向上していく取り組みで,このことは,大学・スポーツの社会でも重要だと言われ続けています。この取り組みが継続しきれていない現状に考えさせられるものがありました。
教育委員 伊東浩司

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平成29年11月14日 平成29年度神戸市永年勤続教職員表彰式(山本委員)

永年表彰の写真山本委員が平成29年度神戸市永年勤続教職員表彰式に出席しました。

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平成29年11月14日 幼稚園長会との教育懇談会

幼稚園長会との教育懇談会の写真11月14日,幼稚園長会と教育委員会との懇談会が開催されました。幼稚園長会からは,遊喜幼稚園,東灘のぞみ幼稚園,玉津第二幼稚園の3園の園長から,幼保小連携や若手教員の研修等を中心に報告がありました。
その後の意見交換会では,今後取り組まねばならないこととして,幼稚園入園希望者の減少に対していかに公立幼稚園の特長を発信していくのか,また,公立幼稚園の持つノウハウを私立幼稚園や保育所にどのように共有していくのかがあげられました。若い教員に対する研修のあり方についても,「あつまれこうべっこ」が隔年開催になることにあわせて,改めてじっくりと検討していきたいというお話もありました。
時代に合わせて変えていくほうが良い部分と,変えてはならない部分があります。見極めを適切に行い,今後の発展に期待したいと思います。
教育委員 梶木典子

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平成29年11月14日 第96回神戸スクールミーティング(魚崎幼稚園)

魚崎幼スクールミーティングの写真冷たい雨が降り続く中,遊戯室や教室で園児の大好きな「ごっこ遊び」が始まりました。リスになりきって登ったり下りたり,駆けたり休んだり,それぞれのイメージの世界で夢中になって遊んでいます。上手くいかず嫌になったり,飽きてきたり,友達ともめたり,そんな場面では,さっと先生からの助言や応援があり,また友達の助けがあり,さらに遊びこみます。
「遊びこむ」中で,自信や技術,創意工夫をする力を身につけていきます。まさに「遊びは子供のごはん」だなぁと感じる場面が展開され,感心しました。そして子供たちの力を伸ばす要因に「遊び環境の充実」はもちろんですが,子供と関わる先生方の姿勢が,子供たちの自信,居場所の確保,頑張りのエネルギーの大きな原動力になっていました。
また,突然の避難訓練にも,3つの安全行動(姿勢を低く・頭を守って・動かない)をとり,静かに,素早く行動できていた子供たちの姿は見事でした。前日の大沢中同様,意見交換会の中では,保護者・地域の方々が,「魚崎地域の幼稚園を大切に思い,みんなで子供たちの健やかな成長を育み,見守っていくんだ」という力強い幼稚園・保護者・地域の一体感を感じることが出来ました。
教育委員 山本正実

魚崎幼稚園のスクールミーティングに行ってまいりました。
同園は,4歳児41名(2クラス),5歳児69名(3クラス)で計110名の園児さんが在籍している大規模園です。邸宅跡に建てられているため,園庭は,石段・石垣などが多く起伏に富み,立派ないくつもの大樹が茂る等,都会ではなかなか見られない絶好の子供の遊び場になっています。
当日は朝から雨天でしたが,各お部屋を参観させて頂くと,おひさまが輝くように元気な笑顔で遊ぶたくさんの園児さんたちのパワーにまず圧倒されました。大きな遊戯室でかけ回ったり,それぞれの部屋でおうちごっこや楽器遊び等,自由遊びの時間を思い思いに楽しんだ後,お片付けの時間になると,みんなで自然に協力して大きな道具を所定の場所に運んだり,声をかけあって遊び道具を整理したりする姿には感心しました。お片付けの後は,その日の設定保育の時間として,各クラスごとに,製作,ごっこ遊び,音楽,身体表現等を,先生の話をしっかり聞きながら真剣に取り組む姿を見せて頂きました。
参観後に行われた園長からのお話,評議員(地域関係者・保護者)の皆さまとの意見交換においては,実に様々なお話や思いを聞かせて頂きました。同園はこれまでも地域からの手厚い支援・協力を受け,園西側道路の一方通行化や保護者用駐輪スペースの設置等が実現してきたとのことで,地域の皆さまからの深く強い愛情が伝わってまいりました。また,保護者のお話からは,親子で楽しめる新しいPTA活動に取り組みつつ,他方で保護者の負担軽減にも心配りされる等,積極的かつ柔軟なPTA活動のあり方を教えて頂きました。園,保護者,地域がしっかり手をとりあって園児さんたちを育てている様子に心温まる思いがした1日でした。
スクールミーティングにご参加・ご協力くださった関係者の皆さま,本当にありがとうございました。
教育委員 今井陽子

11月14日,魚崎幼稚園のスクールミーティングに参加しました。魚崎幼稚園は,園庭に大きな木が植えられていたり,石段や石垣があったり,それらすべてが子供たちの遊びの要素となっている幼稚園です。また,近くに住吉川が流れており,そこを利用した活動も積極的に行われているとのことです。
当日は,あいにくの雨のため,園児が園庭で遊ぶ様子は見ることができませんでしたが,教室内で自由に遊ぶ様子を見ることができました。秋の遊びとして各クラスでは「りすごっこ」の遊びが展開されていました。4歳児の教室では,子供たちがリスになりきって,リスごっこをしていました。普段からリスを何度も観察しているからこそできる細やかなしぐさや体をいっぱい使った表現,本当にかわいらしく,感心しました。5歳児のクラスでは,みんなで話し合ってルールを決めて,遊びを展開していく様子を見ることができました。お友だちの話を聞き,自分の意見を述べ,議論を発展させていく活動が,日々の活動として幼稚園で行われているということを頼もしく思いました。
幼児教育は非常に大切です。自然豊かな環境を大いにいかし,地域の方々に見守られて育つ園児たちが大人になったとき,きっと魚崎幼稚園が原風景の一つになるのだと思います。
教育委員 梶木典子

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平成29年11月13日 第13回教育委員会会議

第13回教育委員会会議の写真今回の教育委員会会議は,議案3・報告事項7でした。その中で報告事項2の第3回神戸市教員育成協議会についてと報告事項6の神戸市スマホフォーラム後の取り組みについて,私なりに感じたことをご報告させていただきます。
まずは,教員育成に関する報告事項2は,市内の大学を中心とした構成員の皆さんの活発な意見内容を報告していただきました。協議会以降も,メール等で多くの意見をいただいているとの報告もありました。神戸の教育を支えてくださる先生に関して,より多くの方の意見を聞くことは非常に素晴らしいことだと感じ,ここでの議論の積み上げが神戸の生徒・児童・園児にとって大きなプラスになることは間違いないと確信しました。もう一つは,スマートフォンに関する報告事項6です。私も自分自身の子供がスマートフォンを活用していることから,日々活用方法で悩んでいるのが現状です。このスマートフォンのことに関しては,いきいき生徒会会議や総合教育会議でも,議論・報告がありましたが,保護者・教職員が考えるスマートフォンの活用方法と今の生徒が考えるスマートフォンの活用方法では,考え等に大きく隔たりを感じています。そのような中,神戸市では,生徒の皆さんが自発的にスマートフォンの活用を考え,提案してくれていることは非常に素晴らしいことだと感じています。スマートフォンは日々進歩しています。大人の固定された考えで対応してはいけないと考えさせられました。
教育委員 伊東浩司

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平成29年11月13日 第95回神戸スクールミーティング(大沢中学校)

スクールミーティング(大沢中)の写真本年創立70周年を迎えた大沢中学校の大きな特色は,「50年以上続く児童館・幼稚園・小学校との連携と地域の力強いサポート及び密な地域交流です。」と意見交換会の場で校長先生が述べられました。管理職を中心とした校種連携のもと,子供同士の交流,積極的な地域行事へのボランティア参加,PTA・地域が一体となっての学校支援,どのお話を聞いても,その力強い一体感を感じることが出来ました。
本年度(H29年度)より,北神戸中学校区からの「希望就学制度」が認められ,16名の生徒が加わり総勢27名となりました。授業参観をさせていただきましたが,どの学年も仲良くペア,グループになって,「小回りが利く,目が行き届く」等の少人数授業の利点を生かしながら学習に取り組んでいました。どの子にも存在感と居場所が教室の中にあり,温かい雰囲気を感じました。
地域の方々が口々に,「子供が増え,学校元気で地域も元気,有難い。」と話されていたのが印象に残ると同時に,「地域における学校の存在の大きさ」を改めて感じました。地域の方々の指導で1年生が取り組んだ「菊づくり」において見事な菊が,周囲の山々の紅葉と共に秋本番を演出していました。
教育委員 山本正実

さわやかな秋晴れの中,大沢(おおぞう)中学校のスクールミーティングに行ってまいりました。昭和22年に有馬郡大沢村立大沢中学校として創立し,今年で70周年を迎えた歴史と伝統のある同校は,緑と自然あふれる美しい環境の中にあります。全校生27名の小規模校であり,その小規模さを強みとして様々な形でいかされているのを当日は随所で感じることができました。
はじめに,各学年の授業を参観させて頂きましたが,各クラスとも少人数であるため,先生と生徒との距離感が近く,生徒1人1人の顔や様子をしっかり見ながら授業が進められていました。この雰囲気であれば,生徒たちも,わからないことなどがあっても質問しやすく,徐々に難しくなってくる中学の勉強にもしっかりついていくことができるだろうと感じました。
次に,校長先生からは,小学校・幼稚園・児童館との強い連携(小学校は同じ校舎を使用し,幼稚園・児童館は同じ敷地内にあります),小規模だからこそできることをやるのだという実践例や,子供たちの世界を広げていきたいという熱い気持ち等を聞かせて頂きました。
続く意見交換においては,地域・保護者の方々から様々な方面のお話を聞かせて頂きました。特に,地域の方々からは,その強力なサポートで今年度から開始した近隣中学校区からの就学希望制度により1年生の生徒数が増加したことを我が事のように喜ぶ気持ちがあふれ,学校と子供たちを家族のように思う温かい気持ちが強く伝わってまいりました。
その後は,月1回の「ハッピーランチ」(全生徒が集まって昼食)にまぜて頂き,わきあいあいとした楽しい雰囲気の中で美味しく給食を頂きました。
スクールミーティングにご協力くださった皆様,本当にありがとうございました。
教育委員 今井陽子

11月13日,北区にある大沢中学校のスクールミーティングに参加しました。大沢中学校区は,全域が農村地域で,自然環境に恵まれているとともに歴史文化も豊かな地域です。
大沢中学校の校舎は,大沢小学校と一体化して使われており,敷地内には大沢幼稚園,大沢児童館もあり,幼少中の連携,地域との連携が強固に行われています。
大沢中学校の特徴は,小規模校であることだと思います。その小規模であることをいかした多様な学習活動を実践しているとのことでした。その中の一つに,ユネスコスクールに認定されるように申請中とのことで,日本国内にとどまらず,世界各国とつながろうと活動されている様子に感心しました。これからも,小規模校だからできることをどんどん増やして,世界の大沢中学校といわれるように発展していくことを願っています。
教育委員 梶木典子

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平成29年11月9日 六甲山小学校 火入れ式(伊東委員)

火入れ式の写真六甲山小学校で行われた「火入れ式」に伊東委員が出席しました。

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平成29年10月31日 第66回神戸市立幼稚園 あつまれこうべっこ

あつまれこうべっこの写真JR三ノ宮駅からポートライナーで市民広場駅,歩いてすぐのポートアイランドホールで開催された「第66回神戸市立幼稚園『あつまれこうべっこ』」に参加しました。
大きな広いアリーナで全市41園2,060名の園児たちが行儀よく,その始まりを「今か,今か」と待っている姿は,可愛いながらも意欲満々,元気いっぱいです。
スタートは消防音楽隊の演奏です。その軽快な演奏に自然と会場から手拍子が沸き起こり,知っている曲には歓声が上がります。会場いっぱいに,あっという間に明るい雰囲気が広がりました。全員で歌った神戸市の挨拶ソング「ほら,つながった」の歌詞の通り,会場中の園児たち,観覧席の保護者の皆さん,まさに「みんなとみんながつながって」のスタートになりました。歌と合奏「パレード」では,約2,000名の園児たちがどの子も口を大きく開き,足でリズムを取り,体全体で歌い,合奏している姿,演奏ラストの全員掛け声の響きは圧巻でした。
その後の「あそびましょう」の演技の中でも,「一生懸命,全力で,最後まで,○○になりきって,元気いっぱい,ルールを守って,楽しさいっぱい,助け合って・・」そんな素敵な園児たちの姿の連続でした。教育長が挨拶の中で,「将来に繋がる幼児教育の重要性」に触れられましたが,園児たちの姿を見ると「神戸のこれから」がとても楽しみになりました。今後の子供たちの健やかな成長をしっかりと応援していきます。
この2,000名を超える園児たちが戸惑うことなく,自信をもって演技できたのは,日頃からの丁寧な指導・支援はもちろん,当日のきめ細やかな会場運営に携わる全ての方々のサポートのお陰です。心より感謝を申し上げます。有難うございました。帰りのポートライナーの中でも,園児たちの姿を思い出して,思わず笑顔がこぼれた楽しい一日でした。
教育委員 山本正実

10月31日,秋晴れのもと,神戸ポートアイランドホールで開催された「第66回あつまれこうべっこ」に列席してきました。
今年は,神戸市立幼稚園全41園の園児約2060人が集まり,歌を歌ったり,演奏したり,演技をしたりと,元気よく楽しんでいる様子を見ることができました。3歳児の「わくわくランドへレッツゴー!」は一生懸命走る様子がとてもかわいらしく,4歳児の「ねらってねらって」はたくさんの玉がかごに入っていき,みんなで力を合わせる様子が印象的でした。5歳児の「ファイトでひっぱれ!」は,力強くロープを引っ張り,さすが年長さんだなと思いました。グループ演技も,子供たちが多くのお友だちと一緒に楽しんでいる様子がわかりました。
これだけ多くの園児たちが一同に会してひとつのことをするのは,ご準備が本当に大変であったことと思います。また,運営も素晴らしく円滑に進んでいました。
ご準備くださった幼稚園の先生方をはじめ,関係者の皆様に感謝いたします。
教育委員 梶木典子

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平成29年10月30日 第12回教育委員会会議

第12回教育委員会会議の写真10月30日の教育委員会会議は議案3件,報告事項5件でした。
報告事項のうち,「第7回神戸マラソン開催準備状況について」では,いよいよ来月に迫った神戸マラソンの準備状況について説明を受けました。今年はコース変更があり,ポートアイランドに入ってからゴールまでの距離が短くなった分,折り返し地点が西に移動したということです。ゴール地点の賑わいには地元の大学などの協力が得られ,順調に準備が進んでいるということでした。
また,10キロ近くの地点で,フードエイドとして「バナナ」を用意し,ランナーのスタミナ供給を早い時点から行って応援するということでした。あとは,当日,荒天にならないことを祈るのみです。
「神戸市スポーツ特別賞被表彰者決定について」では,柔道の阿部一二三さんへの贈呈について報告を受けました。現在,20歳の阿部さんは,神戸市立神戸生田中学校のご出身で,現在は日本体育大学に所属されています。今回の贈呈理由は,ブダペスト世界柔道選手権大会にて66kg級で優勝をしたことによるものです。これまでも多くの優勝をされてきていますが,2020年のオリンピックに向けて益々期待が高まります。
するスポーツ,みるスポーツ,スポーツの楽しみ方も色々です。拡がりを期待したいと思います。
教育委員 梶木典子

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平成29年10月26日 平成29年度都道府県・指定都市教育委員研究協議会(山本委員)

都道府県指定都市教育委員研究協議会の写真文部科学省で行われた平成29年度都道府県・指定都市教育委員研究協議会に山本委員が出席しました。

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平成29年10月17日 全市教頭研修教育委員講話(伊東委員)

全市教頭研修の写真全市教頭研修で「教育委員からのメッセージ」というテーマで講話をさせていただきました。私自身が,教頭先生と同じ管理職でマネジメントが必要とされる場面を実際の経験を交えて話をさせていただきました。具体的には,この夏ロンドンで行われた陸上競技の世界選手権で日本チームを監督として率いた時の話をさせていただきました。チームリーダーの決め方・リレーのオーダーを決定するときの決断など話をさせていただきました。過去の教員の先生方の話を聞く機会は多くあるかと思いますが,今後,他分野の実践例を多く聞くことによって,より良い管理職になるのではないかと考えます。
伊東 浩司

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平成29年10月16日 第11回教育委員会会議

第11回教育委員会会議の写真平成29年10月16日(月曜日)に開催された教育委員会会議では,議案7件,報告事項8件,協議事項1件について審議されました。議案として,指定管理者の指定の件(6件)と神戸市立図書館協議会委員の委嘱の件が提案され,その趣旨・内容等について質疑を重ねた後,採択されました。
また,神戸市教員育成協議会からの報告があり,教員経験年数に準じた育成指標の策定について経過報告がありました。これは,文部科学省の中央教育審議会の答申で,「多くのベテラン教員が定年退職し,新人が大量に採用される現状を踏まえ,『教員の質や指導力を向上させるため,養成や採用,研修の一体的な改革を進めるべきだ』との方針により,各地の教育委員会と大学が連携して研修や養成を行う『教員育成協議会』を新設し,『教員育成指標』を作成すること」を義務付けるよう求めたことに基づくものであります。まだ素案の段階ではありますが,神戸市の求める教員像のもと,教員経験年数により4段階のステージに分け,それぞれの段階に応じた育成指標を示しています。委員からは,指標内容のバランスの問題,管理職育成指標との関連,教育現場への浸透のさせ方等の質問,意見が出されました。
また,「御影幼稚園の時事通信社『教育奨励賞』優秀賞・文部科学大臣奨励賞受賞」についても報告がありました。この賞は,創造性に富んだ特色ある教育を実践し,顕著な業績を上げた学校園に贈られるもので,全国の教育委員会から推薦を受けた学校園に,記者が直接取材しレポートを作成,それに基づき選考が進められ,今年度は御影幼稚園の研究テーマ「遊びこむと片付けも楽しくなるって本当?」が特に優れた1校として選ばれたとのことです。明るい話題であるとともに,その優れた取り組みが縦横に広がり,神戸っ子の主体性を育む取り組みの一つになればと思いました。他の議案・報告も含めそれぞれの施策が,これからの神戸の子供たちの健やかな成長に繋がっていくことを願っています。
教育委員 山本正実

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平成29年10月14日 神戸幼稚園運動会(山本委員)

神戸幼稚園の写真創立130年を迎えた神戸幼稚園の運動会。園庭いっぱいの保護者・地域の方々から大きな歓声が上がります。神戸幼稚園先生チームVS卒園生小学生チーム,両方を懸命に応援する園児応援団,微笑ましい演技風景に大きな拍手,笑顔が広がりました。演技の準備・後片付けで大活躍の演技係園児,一人一人が自分の役目を覚え,しっかり責任を果たしている姿に,そのねらいと成果を見ることが出来ました。「目指せ ダブルゲット」では,相手のシッポと帽子を取ろうと全力で走り,向かい合い,最後まであきらめない子供たちのたくましい姿が印象に残りました。また,リレーの場面では,全力疾走,勝って喜びを素直に爆発させ,ガッツポーズ,雄叫び,ジャンプ。負けて悔し涙。その素直さ満点の姿に微笑ましさを感じるとともにルールを守る,相手を思いやる姿が随所に見られたことに感心しました。終わりの式を迎えても,最後まで力強く行進,誇らしげに胸を張っていた園児たちに,自信と成長を見ることが出来ました。この成果の土台に子供たちを温かく見守り続ける保護者・地域の方々の励まし・応援,そして先生方の日頃からのきめ細やかな温もりある関わりや支援があることを再認識することが出来た運動会でした。
教育委員 山本正実

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平成29年10月14日 清風幼稚園運動会(山本委員)

清風幼稚園運動会の写真カメラ,ビデオを構える大勢の保護者の視線の先には,青い法被とハチマキが似合う園児たち。バチを持った両手を高々と構え,引き締まった表情で太鼓,竹と向き合い,清風太鼓が始まりました。しっかりとリズムを刻み,声を掛け合い,その懸命さと可愛い頑張りがどんよりとした雲を退け,晴れ間を引き出し,清風幼稚園の運動会が始まりました。
初めの式での元気な挨拶,明るくリズミカルに歌った運動会の歌,素直な子供らしい姿に思わず笑みがこぼれました。また,先生の見事な口伴奏に乗り,トンボや虫になりきって,グラウンド狭しと飛び回り駆け回る子供たちの表情が充実感に満ち溢れていました。加えて,その子供たちの動きや様子を見守り,さりげなく支援する先生方の動き,心配りがとても素敵でした。幼児期の体験・学び・かかわりの大切さをあらためて感じました。
会場全体に目を向けると,子供たちの頑張りを見守るお父さん・お母さん、お祖父さん・お祖母さんのにこやかな穏やかな表情,世代間の温かいつながりを感じた素敵な空間が広がり,自然と笑顔になっている自分がいました。有難うございました。
教育委員 山本正実

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平成29年10月3日 灘小学校神小研図工部 全市授業研究会(伊東委員)

神小研図工部の写真灘小学校で行われた神小研図工部「全市授業研究会」の公開授業(第2学年)にお邪魔してきました。私自身,スクール・ミーティングなどで小学校の授業を多く見せていただいてきましたが,図工の授業をゆっくり見せていただくのは初めてでした。「しんぶんしとなかよし」というテーマで,新聞紙とセロハンテープのみを使用して,新聞紙で何ができるかを個々で考えながら授業が進んでいきました。私自身が想像した新聞紙の使用方法とは異なり,今の児童の皆さんがどのようなことを考え,興味があるかがわかり非常に素晴らしく,友達とのかかわりや個々が自信をつけていくのも同時にみることができました。今まで感じることがなかった図工の素晴らしさを発見でき,我々大人が実施するとどのような発想になるかを考えてしまいました。
教育委員 伊東浩司

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