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更新日:2019年11月1日

インフルエンザによる受診のめやす―重症化のサインに注意!

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「インフルエンザかな?」

「せきが出てのどが痛い。」
「熱が上がってきた(38度以上)。」
「全身がだるい、関節痛がある。」
「まわりでインフルエンザが流行している。」
このような症状がでたときは、インフルエンザかも知れません。
ごくはじめは、風邪かな?という程度の人もいます。
微熱の後に高熱がでることもあります。

受診する前に

受診する前に、どんな状態か、重症かどうかのサインは以下を参考にしましょう。
熱が高いだけでは、肺炎や脳症のサインではありません。しかし、基礎疾患の有無にかかわらず、次のような症状がひとつでもあれば、要注意です。呼吸が苦しいとか、意識がおかしいときは、我慢しないですぐに受診しましょう。

肺炎や心筋炎のサイン

  • 呼吸が苦しい、息苦しくて寝ることができない。
    呼吸数が多い 5~11歳であれば1分間に30回以上、12歳以上であれば1分間に20回以上。
  • 動悸が激しく、胸がドキドキする。胸が痛い。
    脈拍が多い 5~11歳であれば1分間に140回以上、12歳以上であれば1分間に100回以上。

脳症のサイン

  • 目がうつろで見えないものが見えるという。おびえる。
    けいれん(ひきつけ)が長く(15分以上)、意識がなさそう。

全身状態悪化のサイン

  • 唇の色や顔色が悪く、ぐったりしている。
    食欲がなく、水分のとりにくい。すぐ吐く(脱水のおそれ)。

受診に際して

発熱の程度が37度台で発症の早期であれば、受診しても「インフルエンザ」かどうか、診断が難しいです。様子を見て、せきやのどの痛み、倦怠感などの症状が続き、まだ熱が下がらないなどの場合は、かかりつけ医へ電話をして、受診について相談してください。

  • 迅速(簡易検査)キットは、インフルエンザの診断や治療に必要な検査ではありません。
  • 症状や年齢によっては必ずしも、タミフルなど抗ウイルス薬は出されないことがあります。
  • 休日や夜間に臨時で開いている診療所や急病診療所へ患者さんが集中すると、待ち時間が長くなり、患者さんも医療者も大変です。周囲への感染を広げることにもなります。
  • 受診するときは、受付時間や方法を確認して、マスクを着けて行きましょう。

自宅で療養するときは・・・

「いつもより熱は高いが、消化のよいものや好きなものは食べられる。」
「水分は自分で飲めて、おしっこがいつものように出ている。」
「意識がおかしいことはなく、会話がふつうにできる。」
「ふとんやベッドでいつもどおりに睡眠がとれる。」

せきや鼻水がでていても、このような様子であれば、落ち着いている状態と思ってください。
かかりつけ医の指導に従って、無理に出歩かないようにしましょう。

こんなことに気をつけて

  • 脱水にならないように、水分(スポーツドリンクなどミネラルや塩分が入ったものやお茶などもよい)を十分にとりましょう。食事は消化のよいものをとりましょう。
  • 熱を下げるには、額や首や腋の下を冷やし、体や足は温めて、汗をかいたら服やシーツなどを取り替えましょう。
  • 市販の解熱薬は、小児に使ってはいけない成分(アスピリン)が入っているものがあります。また、以前処方された解熱薬が家に残っているからといって、そのまま使うのも危険です。解熱薬を使う場合は、適切な薬を選ぶよう、薬局で相談しましょう。
  • せきが続くときは、家でもマスクをしましょう。のどを乾燥させないためにも有効です
  • 手洗いやうがいは療養中も基本です。部屋の換気もこまめにしましょう。
  • 熱が下がってきても、すぐに外出せず、家で2日間は様子を見ましょう。まだせきがでていれば、ウイルスを他の人へ広げることになります。決められたとおりに薬を飲み終わっても、再び熱が上がったり、症状の悪化がないか、たしかめましょう。

特に注意をしていただきたい方々へ

  • 小学校入学前(0から5歳)のこども
  • 妊娠中の方
  • 慢性の疾患で定期通院している方(肺、気管支、心臓、肝臓、糖尿病、神経筋疾患、血液等)
  • 抗がん剤や副腎皮質ステロイド薬を使っている方

このような方は、ふだんからかかりつけ医や主治医に、体調の変化があった時にはどのように注意するか相談し、緊急のときの連絡方法なども確認しておきましょう。
インフルエンザの予防接種を希望される方は、体調のよいときに接種されることをお勧めします。ただし、全員が必ず予防接種を受けなければならないわけではありませんので、かかりつけ医に接種の対象かどうか、いつ受けたらよいのかなど、あらかじめ相談してください。

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