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更新日:2020年10月6日

特別展「つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITY MUSEUM」

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記者資料提供(令和2年10月6日)
神戸市立博物館では、令和2年12月5日(土曜)から、令和3年1月24日(日曜)まで、特別展「つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITY MUSEUM」を開催します。新型コロナウイルス感染症拡大後の世界で失われつつある「つながり」について、さまざまな時代や地域で生み出された、人々の想いがつまった神戸市立博物館のコレクションを通して、来館者と一緒に考えることを企図した展覧会です。
考古・歴史・美術・古地図などの分野を超え、作品・資料が伝える「つながり」について、6つの章を立て、横断的な展示を行います。
なお、本展では、新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、入館無料の方や、観覧券等をお持ちの方を含め、すべてのお客様はオンラインによる事前予約が必要となります。予約方法等の詳細は、決定次第、当館ホームページ(https://www.kobecitymuseum.jp/)にてお知らせいたします。

記者内覧会(一般の方の観覧は12月5日(土曜)からになります)

12月4日(金曜)14時~15時30分(受付:13時30分~)

展覧会の構成と主な出品作品(出品点数:約100件)

※所蔵の記載がない作品は神戸市立博物館蔵。記載のある作品は、当館寄託品。

Ⅰ 過去と未来 PAST AND FUTURE

遠く離れた過去にこの世に生み落とされたモノ達は、それが創り出された人々が生きた時代をリアルに感じさせてくれます。展覧会の幕開けでは、「過去」と「現代」、そして「未来」へと人間の意識や感性をダイレクトに「つなぐ」資料の力をご紹介します。

国指定重要文化財 狩野内膳「南蛮屏風」 桃山時代、16世紀末期~17世紀初期 

大型帆船、キリスト教、象や洋犬、じゃこう猫などの珍奇な動物たち……豊臣秀吉のおかかえ絵師が描いた、4世紀前のヨーロッパ諸国との衝撃的なファーストコンタクト!

南蛮屏風

「仏涅槃図」 暦応元年(1338) 須磨寺蔵

約2500年前に、苦しみのない世界へ旅立った釈迦を思慕する絵画。過去に生きた釈迦と現在を生きる人間、そして遥か未来に現れるとされる救世主・弥勒を結びつける、刻(とき)を超えた救世の絵画です。

仏涅槃図

Ⅱ 視えるものと視えないもの VISIBLE AND INVISIBLE

私たちをとりまく可視的な世界の背後に潜む世界。古来、人々は、そのような世界を、そして、そこに存在する人を超えたなにものかとの「つながり」を求め、様々な道具や儀式を生み出してきました。「本当に大切なものは目にはみえない」。名作『星の王子さま』の言葉を想い浮かべながら、「可視」と「不可視」の領域に想いをはせましょう。

「観能図」 桃山時代、17世紀初期

豊臣秀吉が能を観ている様子を描いたとされる屏風。上演されている『翁(おきな) 』は、古くから伝わる祭儀的な曲で、祝いの場で演じられます。面をつけることによって、舞台上の演者は神格を得ると考えられています。

観能図(部分)

観能図

兵庫県指定重要有形文化財「経箱」 鎌倉時代 (社)有馬温泉観光協会蔵

有馬は古来、地獄への入口であるという信仰がありました。この経箱には、閻魔(えんま)の勧めにより書写されたという伝承をもつ経典が納められていました。

経箱 経箱

Ⅲ 場と記憶 PLACE AND MEMORY

私たちがある場所を想い浮かべる時、緯度、経度は同じただ一点であっても、心に描き出すイメージは人によってさまざまです。土地は、そこで育まれてきた記憶を重層的に内包しています。それらの記憶は言葉やイメージによって具現化し、再生産されることで人々の心の中に生き続けます。ここでは、神戸にゆかりのある資料を中心に、「場」と「記憶」を「つなぐ」物語とイメージの力を体感していただきます。

月岡芳年「中納言行平朝臣左遷須磨浦逢村雨松風二蜑戯図」 明治時代、19世紀後期

平安時代の貴公子・在原行平(ありわらのゆきひら)と須磨の海女、松風・村雨の悲恋を名手・芳年が描いたもの。「白砂青松」、「かよふ千鳥」、「名月」など和歌を通じて育まれたイメージも見事に絵画化しています。

中納言行平朝臣左遷須磨浦逢村雨松風二蜑戯図

川西英「港俯瞰(異人館)」 昭和35年(1960)

カラフルな異人館と、その向こうに見える、まるで空に浮かんでいるような船たち。異国情緒にあふれる神戸の姿です。川西英の絵画は、「モダンでおしゃれな神戸」のイメージを人々の心に刻みつけました。

港俯瞰(異人館)

 

Ⅳ 人と世界 HUMAN AND UNIVERSE

「私たちを取り巻く世界はいったいどのような姿をしているのだろう」。これは古来より、人間が探求し続けている最も根源的な問いの一つと言えるでしょう。そして、人々は世界をイメージとして物質的に定位させることで、理解しようと試みてきました。宇宙の中心に聳(そび)え立つ須弥山(しゅみせん) の壮大なイマジネーションに圧倒される「仏教系世界図」から、継続と蓄積の偉大な達成である「西洋古版地図」まで、「人」と「世界」を「つなぐ」資料群に感性と理性の偉大な競演をみます。

神戸市指定有形文化財「両部曼荼羅(まんだら)図」 鎌倉時代 妙法寺蔵

理論を超えた直観によって宇宙の真理の把握を目指す密教において最も重んじられる曼荼羅。幾何学的に配された仏たちは、宇宙の存在や働きを象徴におきかえたものです。シンボルと儀礼によってつながる人と世界。

 両部曼荼羅図 両部曼荼羅図

 

国指定重要文化財「四都図・世界図屏風」 江戸時代、17世紀初期

400年前の日本において、ヨーロッパ人の指導のもと、制作されたと考えられる初期洋風画の代表作。ギリシャ・ローマ以来進められてきた、科学によって世界を把握、表現しようとする人類の英知の一つの到達ともいえる作品です。

四都図

世界図

Ⅴ 人と人 HUMAN AND HUMAN

言うまでもありませんが、人はただ一人で生きていくことはできません。家族、恋人、友人、師と弟子、そしてそのどれにもあてはまらない多くの関係性のなかで私たちは、どうにかこの世界を生きています。容易に見定めることが難しい複雑な諧調のうちにある人間の関係性を示す資料に、失われつつある「人」と「人」の「つながり」を回復するヒントはあるのでしょうか。

「オースチン夫妻の結婚式」(「ハンセル氏個人アルバム」より) 大正6年(19171010

現在も神戸で見ることができる異人館、旧ハンセル邸(シュウエケ邸)での結婚記念写真です。当館と連携協定を結んでいる神戸松蔭女子学院大学により、昨年、このドレスが立体的に再現されました。

オースチン夫妻の結婚式

蘭溪若芝「群仙星祭図」 寛文9年(1669)

まるで一個の生き物のように密集する仙人たち。デザインからも人と人の密接な関係がうかがえる作品です。しかもこの絵画は後の人々に、写し継がれていきました。人の技もまた、受け継がれていきます。

群仙星祭図

Ⅵ 心の奥へ DEPTH OF HEART

「心より出で 願わくば再び、心に帰せられんことを」。人と人、人と自然、そして神とのつながりを信じ、困難な状況のなか、美しく力強い音楽を生み出し続けたベートーヴェンがミサ曲の楽譜に書き付けた願いです。人がなにものかを創造する源泉には、常にこの言葉に端的に示される「心」と「心」のつながりへの信頼と探求があるのではないでしょうか。最後の章では、「心」をあたためてくれる作品の前にただ、たたずみましょう。

「花下群舞図」 桃山時代、17世紀初期

舞台は春の京都。花見の賑わいを描いた絵画です。花見に興じ、舞い踊る人々が賑やかに描かれています。大黒天や、恵比須、財宝神として信仰されていた南蛮人に仮装した人物…酒宴、喫煙、双六、けんか、一服一銭、犬にほえられる猿曳、物乞い、高野聖、恋文を手渡すところ、蜂に襲われる琵琶法師、腕相撲、宴会のための料理作りなど、多様な風俗が、命萌えずる春の輪舞(ロンド)へと包摂されていきます。「いろいろあるけれど、つながりって大事だよね」ということを実感させてくれるエネルギーに満ちた絵画です。

花下群舞図 

花下群舞図

本展覧会の概要

会 場:神戸市立博物館 〒650-0034  神戸市中央区京町24番地

Tel:078-391-0035 Fax:078-392-7054 https://www.kobecitymuseum.jp/

● JR「三ノ宮」、阪急/阪神「神戸三宮」、ポートライナー/地下鉄(西神・山手線)「三宮」から南西へ徒歩約10分

● JR/阪神「元町」から南東へ徒歩約10分

● 地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約8分

● 新幹線「新神戸」から地下鉄(西神・山手線)に乗換え、「三宮」下車

● 神戸空港からポートライナーで「三宮」下車

会 期:令和2年(2020)12月5日(土曜)~令和3年(2021)1月24日(日曜)【38日間】

休 館 日:毎週月曜[ただし1月11日(月曜・祝日)は開館]、12月28日(月曜)~1月4日(月曜)、1月12日(火曜)

開館時間:10時~18時

 金曜は20時、土曜は21時まで開館 ※入場は閉館の30分前まで

主 催:神戸市立博物館、神戸新聞社、毎日新聞社

後 援NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西

協 賛公益財団法人 日本教育公務員弘済会兵庫支部

入 館 料:

 

当 日

団体(20人以上)

一 般

1,000円

800円

大 学 生

500円

400円

高校生以下

無料

無料

※本展観覧券でコレクション展示室の料金が割引になります。

※神戸市内在住で65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書類の提示により500円。

※障がいのある方は障がい者手帳などの提示で無料。

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、展覧会の延期・中止、ならびに関連事業の中止をさせていただく場合がございます。

※新型コロナウイルス感染症対策のため、ご来館の際には、マスクの着用、検温、手指の消毒等にご協力をお願いします。

※新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、入館無料の方や、観覧券等をお持ちの方を含め、すべてのお客様はオンラインによる事前予約が必要となります。予約方法等の詳細は、決定次第、当館ホームページ(https://www.kobecitymuseum.jp/)にてお知らせいたします。

関連行事

特別講演会「図様で「つながる」絵画(仮称)」

日時:12月13日 (日曜)14時~15時30分(開場13時30分~)

講師:神戸市外国語大学 教授 馬渕 美帆 氏

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:40名(事前申込制。応募多数の場合は抽選)

対象:一般

座席:指定席(座席位置について特に配慮を必要とされる方は、当選後、お電話でご連絡ください。)

参加費:無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)

◆「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」(震災を経験した学芸員が語るこれからの博物館)

日時:1月17日(日曜) 14時~16時(開場13時30分)

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:40名(事前申込制。応募多数の場合は抽選)

対象:一般

座席:指定席(座席位置について特に配慮を必要とされる方は、当選後、お電話でご連絡ください。)

参加費:無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)

申込方法:往復葉書に希望する講座名(「特別講演会」または「学芸員が語る 博物館と阪神淡路大震災」)、参加者のお名前、年齢、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記の申込先まで郵送してください。

・1枚の葉書で1名のみ申し込むことができます。

・1枚の葉書で複数のイベントに申し込むことはできません。

申込締切:令和2年11月20日(金曜)消印有効

申込先:〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 神戸市立博物館 つなぐ展関連事業係

イブニング・レクチャー(学芸員によるトーク30分) 

日時:会期中の毎週土曜 17時~17時30分(開場16時30分~)

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:各日40名(当日先着順)

対象:一般

参加費:無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)

極私的つなぐ展@学芸員!(学芸員による講演会60分)

会場:神戸市立博物館 地階講堂

定員:各日40名(当日先着順)

対象:一般

参加費:無料(ただし、当日お使いいただける特別展観覧券が必要)

日時・内容:

12月6日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)

「人とモノのつながり―弥生時代の地域間交流」

講師:当館学芸員 阿部 功

12月27日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)

「地上と異界をつなぐ物語『竜宮(月王・乙姫物語)』を読む」

講師:当館学芸員 水嶋 彩乃

1月10日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)

「可視と不可視の狭間」

講師:当館学芸員 川野 憲一

1月24日(日曜) 14時~15時(開場13時30分~)

「絵から絵が生まれる」

講師:当館学芸員 石沢 俊

子供向けイベント

ジュニアミュージアム講座】「うつわをつなごう!金つぎ?体験」

日時:12月20日(日曜) ①10時30分~12時30分(受付:10時~)②14時30分~16時30分(受付:14時~)

会場:神戸市立博物館 1階体験学習室

定員:各回8名(応募多数の場合は抽選)

対象:小学4年生~中学3年生

参加費:500円

申込方法:往復はがきに「うつわをつなごう!金つぎ?体験」、希望時間の番号(①もしくは②)、参加希望者のお名前、年齢、学年、電話番号、返信用の宛名を記入し、下記の申込先まで郵送してください。

・1枚の葉書で本人を含め3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の子供全員のお名前をご記入ください。

・1枚の葉書で複数のイベントに申し込むことはできません。

申込締切:令和2年11月27日(金曜)消印有効

申込先:〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 神戸市立博物館 金つぎ?体験係

広報用画像を希望される方へ

当館ホームページ(https://www.kobecitymuseum.jp/)の「つなぐ TSUNAGU―THE POWER OF KOBE CITY MUSEUM」のページから、広報用画像申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、下記の問い合わせ先にメールでご送付ください。

お問い合わせ先

神戸市立博物館学芸課 担当:水嶋 彩乃・阿部 功

〒650-0034 神戸市中央区京町24番地

TEL:078-391-0035 

FAX:078-392-7054

E-mail:kobemuse01@jewel.ocn.ne.jp

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

市政、くらし、各種申請手続でわからないことは神戸市総合コールセンターにお電話ください

電話 078-333-3330 Fax 078-333-3314

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文化スポーツ局博物館学芸課 

〒650-0034 神戸市中央区京町24