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特別展 神戸の文化財Ⅲ~今伝えたい、私たちの宝・街・心・技~の開催

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記者資料提供(2023年5月23日)
文化スポーツ局博物館学芸課、文化スポーツ局文化財課

 
 神戸市立博物館は昭和57年(1982年)に開館して以来、私たちにとって非常に貴重な文化財、神戸の歴史や文化を継承するという使命を担っています。その一環として、昭和58年(1983年)、平成19年(2007年)に「神戸の文化財」展を開催しました。今回はその第三弾として、令和時代に伝えたい文化財を紹介します。
 
現在、文化財をめぐる状況は目まぐるしく変化し、改めてその意義が問われています。本展では「私たちにとって文化財とは何か?」という視点から、神戸の文化財を4つのキーワード、「宝」「街」「心」「技」のもとに紹介し、その魅力に迫ります。

メインビジュアル

展覧会の構成と主な出品作品

プロローグ

Ⅰ 私たちの宝を守り伝える

学校の教科書でおなじみの「南蛮屏風」「泰西王侯騎馬図」は、神戸市立博物館の所蔵品であり、私たちの街神戸の宝と言えるでしょう。第1章・展覧会のはじまりは、そんな「私たちの宝」の数々を展観し、文化財の保護・継承のための取り組みについてもご紹介します。
南蛮屏風
重要文化財 南蛮屏風(右隻) 桃山時代(16世紀末~17世紀初期) 神戸市立博物館蔵

Ⅱ 私たちの街の発展を伝える
 身近な地域の歴史を知ることは、私たちのくらしのなかでとても重要なことです。神戸市内に遺された文化財には、「私たちの街の発展」を示すものも少なくありません。第2章では、そのような文化財の数々から、地域の成り立ちをたどります。
高津橋
神戸市指定有形文化財 高津橋大塚古墳出土品
古墳時代(4世紀後半~5世紀初頭)

Ⅲ 私たちの祖先の心を伝える
 今の私たちの社会は、長い歴史のなかで祖先たちが思いや願いを紡いで成り立ってきました。祖先たちと語り合うことはできませんが、彼らの心を映す文化財の数々は、今日まで大切に継承されてきました。第3章では、時を超えた「私たちの祖先の心」との対話をお楽しみください。
てんぽう 
神戸市指定有形文化財 持国天立像(四天王立像のうち)
平安時代後期(11世紀) 転法輪寺蔵

しゅんぜい
重要文化財 藤原俊成自筆消息案 文治2年(1186年) 香雪美術館蔵

Ⅳ 私たちの技の歴史を伝える
 いつの時代においても、人々のくらしは、先人たちが編み出し、継承されてきた技の数々が支えてきました。また、大規模な儀礼や時代の転換点で結集された当時の最新技術を示す文化財は、今日を生きる私たちに感動を与えてくれます。第4章では、「私たちの技の歴史」から、現在、そして未来への指標を探ります。
さはりわん神戸市指定有形文化財 佐波理鋺 上沢遺跡出土 奈良時代(8世紀) 神戸市蔵


エピローグ
 本展の最後に、昨年度新たに神戸市指定有形文化財に指定された作品をご紹介します。
ぜんしょうじ
神戸市指定有形文化財 禅昌寺旧方丈障壁画 花木図屏風(A隻) 江戸時代(17世紀前期) 禅昌寺蔵

会期中、重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」の実物を公開!
 本展入場券で、国宝「桜ケ丘銅鐸・銅戈」、重要文化財「聖フランシスコ・ザビエル像」を含む、当館コレクション展示室もご覧いただけます。
ざびえる 
重要文化財 聖フランシスコ・ザビエル像
江戸時代(17世紀前期)
神戸市立博物館蔵

どうたく
国宝 桜ケ丘銅鐸・銅戈群
弥生時代中期
神戸市立博物館蔵

展覧会の概要

会場:神戸市立博物館 〒650-0034  神戸市中央区京町24番地
Tel:078-391-0035 Fax:078-392-7054 https://www.kobecitymuseum.jp/
● JR「三ノ宮」、阪急/阪神「神戸三宮」
 ポートライナー/地下鉄(西神・山手線)「三宮」から南西へ徒歩約10分
● JR/阪神「元町」から南東へ徒歩約10分
● 地下鉄(海岸線)「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約8分
● 新幹線「新神戸」から地下鉄(西神・山手線)に乗換え、「三宮」下車
● 神戸空港からポートライナーで「三宮」下車
会期:2023年7月22日(土曜)~9月10日(日曜)【44日間】
 前期:7月22日(土曜)~8月20日(日曜)
 後期:8月22日(火曜)~9月10日(日曜)
日:毎週月曜日
開館時間:9時30分~17時30分(金曜と土曜は19時30分まで)※入場は閉館の30分前まで
主催:神戸市立博物館、神戸市文化財課、神戸新聞社
後援:NHK神戸放送局、ラジオ関西、サンテレビジョン
協賛:公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部、一般財団法人みなと銀行文化振興財団
協力:(一財)神戸観光局、神戸新聞旅行社、(株)ポトマック、(株)日比谷花壇
料:

 

当 日

団体

一 般

1,400円

1,200円

大 学 生

700円

600円

高校生以下

無料

無料










※神戸市在住で満65歳以上の方は、当館券売窓口にて証明書類の提示により700円。
※障がいのある方は障がい者手帳などの提示で無料。

関連事業

記念講演会「千年家~神戸の箱木家住宅(仮)」
日時:7月29日(土曜)14時~15時30分
講師:黒田 龍二氏(神戸大学名誉教授)
会場:神戸市立博物館 地階講堂
定員:140名(当日受付、先着順)
対象:一般
参加費:無料(ただし、当日ご使用いただける本展観覧券が必要です。)
※当日13時から講堂前で整理券を配布

◆学芸員による展示解説会 
日時:展覧会会期中の毎週土曜日 17時~17時30分(開場は16時30分)
会場:神戸市立博物館 地階講堂
定員:各日140名(当日受付、先着順)
対象:一般
参加費:無料(ただし、当日ご使用いただける本展観覧券が必要です。)

子供向けイベント
【未就学児向け鑑賞会】

日時:7月31日(月曜) 9時30分~11時30分(入館は11時まで)
対象:未就学児とその保護者
参加費:未就学児1名につき、保護者2名まで無料

【ジュニアミュージアム講座「今作りたい、私だけのお面」
日時:7月28日(金曜)
①午前の部:10時30分~12時(受付:10時~)
②午後の部:14時30分~16時(受付:14時~)
※①、②とも同じ内容です。
会場:神戸市立博物館
定員:各回12名(事前申込制)
対象:小学4年生から中学生
参加費:500円
申込期間:6月21日(水曜)~7月5日(水曜)

午前【修正後】
①午前の部

午後(修正後)
②午後の部

【バックヤードツアー付き 子どものための鑑賞会
日時:8月19日(土曜)10時~12時(受付:9時30分~)
会場:神戸市立博物館
定員:20名(事前申込制)
対象:小学4年生から中学生
参加費:500円
申込期間:7月20日(木曜)~8月2日(水曜)
たんけん
子どものための鑑賞会

★イベント【申込方法】
各イベントの二次元バーコードもしくは、下記URLから神戸市イベント予約システムにアクセスして、申し込んでください。
フォーム:https://kobecity-event.jp/
※事前申込制のイベントについて、応募者多数の場合は抽選になります。
※1回の申し込みで1名の申し込みができます。複数名の申し込みはできません。
※同一応募者による複数のご応募は、無効とさせていただきます。
※申し込みの時点で、ご参加は確定しておりません。当落通知をお待ちください。

広報用画像を希望される方へ

神戸市立博物館ホームページ(https://www.kobecitymuseum.jp/)の「神戸の文化財Ⅲ ~今伝えたい、私たちの宝・街・心・技~」のページから、広報用画像申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、下記の問い合わせ先にメールで送付ください。

お問い合わせ先

神戸市立博物館
学芸課 担当:塚原、三好、田島、鈴木
〒650-0034 神戸市中央区京町24番地
TEL:078-391-0035 FAX:078-392-7054
E-mail:kobemuse01@jewel.ocn.ne.jp